以下は、新たにリリースされた Fusion 360 の Product Update の新機能です。
[穴]コマンドにねじオプションを追加
穴とねじを 2 つのコマンドでそれぞれ作成するのではなく、1 つのコマンドで作成したいという多くのご要望をいただきました。おっしゃるとおりです。[穴]コマンドで、[ねじ]コマンドにあるすべての標準オプションが、ねじオプションとして使用できます。穴の領域のどこを変更しているかがわかるように、便利なグラフィック表示もあります。必要に応じて、[ねじ]コマンドを今までどおり使用することもできます。
[パッチ]コマンドにエッジごとのコントロールを追加
サーフェスで作業しているときに、エッジを鋭角にしたり、曲線にする場合があります。エッジの曲率連続性を[パッチ]コマンドでコントロールできるようになりました。エッジが多数ある場合、1 つずつまたはグループ化してまとめてコントロールし、必要な曲率タイプを設定できます。曲率連続性を設定すると、重みも指定できるため、エッジの優先度も詳細にコントロールできます。
シート メタル フランジのミラー化
シート メタル フランジを既に作成しており、同じ機能作成作業をすべて再度行う時間を節約するため、反対側に複製する必要がある場合でも、最初から作成するほかありませんでした。[ミラー]コマンドでフランジとその機能をミラー化できるようになりました。
プロ向けのヒント: ミラー化する機能の選択順序に注意してください。上の GIF はフランジと押し出しカットのミラー化の例です。ミラー化が適切に機能するには、フランジを最初に、次に押し出しカットを選択する必要があります。フランジと機能の関連付けのパターン化ができない場合(特に曲げ間のカット)、ミラー操作に計算オプション[最適化]を選択して、個別に実行する必要があります。
Fusion 360 は、Inventor 2019、Solidworks 2018、および初めて ST9 までの Solid Edge を読み込むことができるようになりました。また、サポートされる形式のリストも参照してください。
スケッチ文字にシングル ライン フォントを追加
特に機械オペレーターからの強い要望があって、この機能を追加しました。スケッチ環境で[テキスト]コマンドを呼び出すと、[フォント]ドロップダウン メニューに複数の .shx フォントが表示されます。CAM 操作のスケッチ エンティティとして分解する必要なく、テキストを選択できます。最良の結果を得るために、トレース操作の使用をお勧めします。動作のサイズ変更やパス上の文字など、その他のスケッチの改良に関するフィードバックがあり、これについては今後の更新で対応する予定です。
スケッチ エンジンの機能向上
引き続き機能向上を行っており、スケッチ エンジンがさらに堅牢で安定した結果が出るようになりました。特にソルバー、円形エンティティのドラッグおよびタイムラインでの機能の並べ替えが不安定な問題を修正しました。また、円形パターンと寸法拘束編集の改良によって、不正確な結果やクラッシュがなくなりました。
2D プローブのプロットと表が結果レポートで使用可能
以前は、シミュレーション スタディの結果プロットはグローバル結果のプロットに限られていました。結果プロットにポイント プローブ データを追加できるようになったため、適切なデザイン決定に役立つ別のレベルのデータが取得できます。これらの 2D グラフだけでなく、関連する表もレポートに追加して、スタディの状況の全体像を表示します。
Moldflow および CFD 2019 との相互運用によるワークフローの単純化
[単純化]ワークスペースはシミュレーション機能を利用するユーザから高い評価を得ています。シミュレーションのモデルを単純化するこの機能のすべてを Autodesk CFD および Autodesk Moldflow のユーザに提供します。今後の 2019 リリース以降、CFD または Moldflow をインストールしていて、Fusion 360 (Ultimate)を使用しているユーザは、[シミュレーション]ワークスペースの[単純化]ツールバーに CFD と Moldflow のアイコンが表示されます。これにより、単純化された Fusion 360 デザインを CFD と Moldflow のどちらかに送信し、さらに高度なテストを実行できます。
シェイプ最適化の結果をシミュレーション モデルにプロモート
Fusion 360 のシェイプ最適化はユーザに使用されることが多いため、さらに柔軟にこれらの結果を、変更の再デザインや検証に使用できるようにしました。このリリースでは、ユーザはシェイプ最適化の結果をシミュレーション モデルにプロモートして、デザインの変更やスタディをさらに行って、その変更を元のデザインに影響なく、検証できるようになりました。
非線形静的応力解析のプレビュー版が正式版に(Fusion 360 Ultimate)
このテクノロジが Fusion 360 のプレビュー版としてリリースされて以来、非線形静的応力(NLSS)解析の利用方法について多くのフィードバックがあり、ユーザの協力を得て改良を行ってきました。ついにプレビュー版を経て、Fusion 360 Ultimate の高度なシミュレーション タイプとしてリリースされます。NLSS 解析では、引き続きクラウド クレジット経由でクラウド解析のパワーを利用しており、複雑なシミュレーションを解析し、デザインの他の領域でも同時に作業できます。最高のパフォーマンスでマルチタスキングができます。
[単純化]のコンポーネントの削除が 5 倍に高速化
シミュレーション スタディを実行する場合、シミュレーション結果に影響しない必要のないパーツをモデルから削除することが、従うべき実用的なルールです。複雑なアセンブリをする場合、デザインからコンポーネントを削除するには、非常に長い時間がかかる場合があります。計算エンジンを調整したため、ベンチマーク テストではシミュレーションのモデルの単純化速度が Fusion 360 で 5 倍になりました。パーツあたり 2 ~ 3 秒かかっていたものが 1 秒未満になりました。
寸法位置指定のためのオブジェクト スナップ
2D 図面を寸法指定する場合、右クリックしてコンテキスト メニューの複数のスナップ オプションの中からいずれかを選択することにより、寸法線のスナップ位置をオーバーライドして最初のスナップ位置を指定できます。具体的には、欠落していた中点および接線のスナップ オプションが提供されます。
図面へのイメージの挿入
独自のロゴをタイトル ブロックに挿入するだけでなく、便利な[イメージを挿入]コマンドを使用して、図面(または図面テンプレート)にイメージを挿入できるようになりました。これは、図面への参照イメージの追加や、タイトル ブロックや透かし png へのロゴの追加を計画している場合に役立ちます。
表の自動バルーン
でも、それ以上のメリットがあります! 図面またはテンプレートに表を作成すると、バルーンが自動的に表示され、表内のパーツに対応するようになりました。また、シート上のビューおよびビュー間のバルーンをすばやく見ることで、呼び出される各コンポーネントをはっきりと確認できます。デザインにバルーンをいつでも追加でき、これにより貴重な時間を大幅に節約できます。これは、非常に便利な機能です。
中心マークと中心線グリップの機能強化
中心マークおよび中心線の引出線の操作が簡単になりました。いずれかの中心マークまたは中心線の引出線を選択して[Shift]キーを押すと、その他の引出線に編集中の引出線がミラーされます。もう一度[Shift]を押すとミラーが無効になり、単一エンドポイントを編集することになります。これで、引出線を非常にすばやく延長または短縮して、やらなければならないもっと重要な作業に集中できます。
断面ビューの非直交パスに沿ったトラッキング
以前は、正確にトラッキングできませんでした。ユーザは断面ビュー線を配置する位置をおおまかに指定していましたが、非直交パスに沿ってスナップしてトラッキングした位置の信頼性が向上し、断面ビューが適正に表示されるようになりました。
負荷制御をどちらからでも
以前の負荷制御は、ダウンカット パスまたはアップカット パスどちらかのみに粗取りツールパスを生成していました。負荷制御は、動的にダウンカットまたはアップカットを選択した 2D および 3D の粗取りツールパスを作成するようになったため、リンク動作を削減できます。切削方向が双方向に設定されている場合、それぞれの方向に最適な負荷と送り速度をコントロールできます。
Sandvik PrimeTurning™ のツールパス サポート
InventorHSM および HSMWorks の旋盤プロファイル操作で、Sandvik PrimeTurning™ 挿入をサポートするツールパスを作成できるようになりました。これらの挿入は、多方向に切削するために設計されましたが、切削の進入/退出には特別なツールパス ジオメトリが必要です。
旋盤プロファイルのペック
旋盤プロファイルの各パスは等高線であり、一定速度(回転あたりの送り)でストックに沿って移動します。切削を挿入して生成されるチップは、小さく分割されない限り、1 本の長いひも状になる可能性があります。挿入ジオメトリは改良が行われ、チップは処理可能な大きさに分割されますが、材料が簡単にはチップを形成しない場合もあります。
新しい機能が旋盤プロファイルと旋盤溝切りに追加され、ツールが輪郭に沿って「つつき」、チップが特定の長さで折れるようにします。ユーザは、つついたときのツールの退避距離をコントロールすることもできます。
カスタムの旋盤のインサートとホルダーのベータ版終了
この更新プログラムで、旋盤操作のカスタムのホルダー スタイルとインサート形状のベータ版を終了し、すべてのユーザが使用できるようになりました。最大効率でパーツを適切に旋回するために必要なジオメトリを定義します。通常どおり、値を調整するとプレビュー イメージが更新され、リアルタイムで変更内容を確認できます。
プローブの[ツールの方向]オプション
[プローブ]設定オプション内で、[ジオメトリ]タブに[ツールの方向]オプションが表示されます。これにより、設定で定義されているツールの方向をオーバーライドし、その方向を特別にプローブのために使用することができます。
ツール ライブラリの機能強化
列の表示/非表示/移動
必要に応じて、列の表示、非表示、並べ替えができます。列のヘッダを右クリックして、表示する列を選択します。列を並べ替えるには、ヘッダを移動したい位置にドラッグしてドロップします。
Excel シートとの間で直接コピーと貼り付け
1 件ずつ数値を入力するのは、退屈で、手間がかかり、つまらない作業です。チップの飛散の撮影など、もっと意義のある作業に時間を使う必要があります。そのためにツール ライブラリを更新し、ツール ライブラリ ダイアログから直接スプレッドシートへ、およびその反対方向へ、ハイライトしコピーして貼り付けできるようにしました。これで、チップの飛散をもっと撮影できます。
フォーム ツール プレビューに常に補正点を表示
カスタム フォーム ツールの作成機能は素晴らしいですが、「チップ オフセット」が十分大きな(正または負の)値の場合、補正点がツール プレビューの表示領域から見えなくなる場合があります。プレビューのスケーリング方法を更新し、補正点が常に表示されるようにしました。
ドリルの機能強化
穴のカウンタ
選択された穴の数がドリル操作に表示されるようになりました。[同じ直径を選択]を使用して類似の穴を自動的に検出し、この操作によって正しい穴の数が検出されたことを確認する場合に特に便利です。
スケッチから使用する[同じ直径を選択]
ドリル操作をする穴が多数(1000 個超)ある場合、以前ならば、大変な作業になっていました。[同じ直径を選択]オプションをオンにしてもスケッチに基づいて穴を検出せず、モデリング側でもこれだけ多数の穴を処理できませんでした。[同じ直径を選択]オプションをスケッチで使用できるようになったため、必要な項目の選択が簡単になり、タスクを Fusion 360 にオフロードして、負担の重い作業を実行します。
制限境界フィルタ
これは文字どおりに機能をします。穴の周囲に境界を設定することで、ドリル操作をする一連の穴を追加します。エッジまたはスケッチ ジオメトリを境界定義として使用でき、一度設定すると、ツールパスは制限領域内に配置されます。制限境界を[同じ直径を選択]や[直径範囲]と同時に使用できます。
順序の逆転(Reverse Order)
穴を開ける順序はドリル操作で最適化できますが、その順番を反転できるようになりました。1 組の穴に 2 つの操作(ドリル加工後にタップなど)を実行する場合などに便利です。タップ操作については、ドリル操作で最後に開けた穴から開始できようになったため、以前は必要だった位置の初期化が必要なくなりました。
マシン定義
マシン設定の最初の段階が Fusion 360 で進行しています。これにより、CAM 作業スペースで使用されるマシンに関する情報のフレームワークが構築されます。マシン設定には、軸制限、最大スピンドル速度、送り速度制限、軸設定などが含まれており、ポスト プロセッサと直接通信して多軸ポスト プロセッサの作成プロセスを効率化します。さらに、Fusion 360 はツールパス決定時に潜在的な問題をユーザに警告し、ユーザを支援することができます。
ポスト プロセッサと CAM カーネルの更新
トップ シークレット エンジニアリング ラボから最新の HSM ポスト プロセッサとカーネルが Fusion 360 に導入されました。最新バージョンを入手し、各 Product Update にパッケージしたため、多くのバグ修正に加えて、パフォーマンスや安定性が向上します。
Fusion 360 におけるオートデスクのジェネレーティブ デザイン テクノロジー
すべての話を聞いたところで、(少なくともよちよち歩きでなら)実践に移れるようになりました。モデリング ワークスペース ツールバーの右の方に、[生成]ボタンがあります。クリックするとダウンロード ページに移動し、Autodesk Generative Design のインストーラのダウンロードが始まります。インストールすると、Fusion 360 モデルを追加し、超高性能アルゴリズムを使って実行できるようになります。これで、設定したモデル拘束に基づいて多種多様な設計バリエーションを検討できます。ワカンダの王女、シュリですら感動するでしょう。
バリエーションを視覚的に、または散布図で検討し、必要な設計を選択し、そのモデルを Fusion 360 に転送して作成します。
このボタンは、Windows OS を使用している Fusion Ultimate のサブスクリプションメンバーのみに表示されます。この機能を試してみたい場合は、ここから Fusion 360 Ultimate のサブスクリプションメンバーになってください。これはほんの始まりに過ぎません。将来のアップデートに向けて、より緊密な統合への取り組みを既に始めています。個別のインストールを廃止し、Fusion 360 自体にこのテクノロジーを組み込む予定です。作業を始めるのに役立つ、便利なチュートリアルをいくつか紹介します。
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修正および機能向上
この更新をユーザの皆様にお届けすることで、Fusion 360 が提供する機能をフルにご利用いただくければ幸いです。ここで取り上げた機能以外にも、やっかいな問題の修正やソフトウェアのパフォーマンス向上など、大幅な機能向上が含まれております。以下は、修正および機能向上のリストです。これらの多くはたとえお気づきになっていなくても、一読する価値があります。
フォーラムの投稿
2018 年 3 月 27 日 Product Update - 修正および機能向上
ブログ投稿で紹介した主要な変更に加えて、ソフトウェアの安定性とパフォーマンスについても対応してきました。多くのバグはリリース前に修正しましたが、発見できなかったものもあります。フォーラムへのユーザ参加は非常に価値あるものでしたが、今後も重要です。Fusion 360 のこれまでの 5 年間を振り返るとき、ユーザが開発の重要な役割を担ってきました。以下は、この更新に含まれる主要な修正と機能向上です。
操作性
次はフォーラムで投稿が多かった問題です。ViewCube が選択できない、UI 層の表示が不安定になる、ウィンドウを切り替えると Mac のトラックパッドに問題が発生するといった現象です。詳細に調査したところ、これらの現象はすべて関連していることがわかりました。原因がわかったため、この問題は解決されました。この現象が解消されない場合は、投稿をお願いします。
ホームページの[サポートとラーニング]タブにある新しい[ここから開始]ページは高い評価を得ています。Fusion 360 のスタートアップの方法について詳しく説明されているチュートリアルがあります。ヘルプ メニューの「Fusion 360 を学習」リンクを更新したので、ご利用ください。
[テキスト コマンド]ウィンドウをオンにすると、Fusion 360 のウィンドウの 3 分の 1 を隠してしまうため、サイズを縮小できない問題が発生していました。気づきませんでしたか?結構。その調子です。
多くのコマンドの「詳細情報」リンクが間違ったページへ移動してしまうため、これを修正しました。ヘルプ ページの内容を充実させるための更新も行っているため、この修正は継続中です。このような変更は今後も随時行います。
操作性の改良については、UI の大幅な機能向上と要望の多かったカスタム キーボード ショートカットを準備中なのはご存じかもしれません。UI の機能向上については、順調に進んでおり非常に楽しみな出来になっています。今後のブログ投稿に注目してください。現在進行中の内容について詳細を報告します。
カスタム キーボード ショートカットについては、この更新には含まれませんが、対応中です。設計は完了しており、バックエンドの作業が終わったので、次はフロントエンドです。完成間近です。もうすぐです。
モデリングとスケッチ
DXF のエクスポートについては、問題が発生していました。一部の DXF が適切にエクスポートされていなかったため、コードをクリーンアップして、正常にエクスポートできるようになりました。これに加えて、シート メタルの[DXF のエクスポート]コマンドも、シート メタル ワークスペースの[フラット パターンを DXF としてエクスポートする]に更新しました。
Dbostream は不可解な動作を報告しています。六角形の複数の穴があるボディを押し出そうとしたところ、穴が 1 つだけになりました。これにより「バケツの水漏れ」が明らかになりました。モデリング エンジンが個別のジオメトリ プロファイルをトラッキングする方法に問題がありました。新しいバケツに交換したので、この問題は解決しました。
Tima123d は既存のスケッチ パターン インスタンスを編集すると、個々に作成されたパターン エンティティのオン/オフが Fusion 360 でできなくなることに気がつきました。パターンを編集する際にツールを誤って表示するバグがありました。このバグに対処したため、問題は解決しました。
コピーと貼り付けの後にスケッチを回転しようとすると、スケッチ寸法が消えてしまう、スケッチ エンジンのバグを修正しました。これでスムーズに回転するようになります。
Dkorchagin は干渉ツールを使用して、モデル干渉を探していて、干渉がまったくない干渉領域に気づきました。この問題も修正されました。不正確な干渉結果によって、ツールの本来の目的が損なわれました。コードを修正したため、干渉ツールは正常に動作します。
Nnikbin は、スケール コマンド内で不均一スケール タイプにx、y、z 「距離」パラメータが表示されることに気がつきました。スケール コマンドを使用しているので、本来は「スケール」とすべきところです。よくお気づきになりましたね。修正しました。
パーツを位置合わせしようとすると Fusion 360 がクラッシュする問題がありました。修正したため、正常に動作します。
「Fusion 360 でスケッチの投影時に、どのスケッチの頂点の投影に失敗したかがわかればいいのに。」と思ったことはありませんか?もしそうなら、あなたの声が届きました。スケッチの頂点の投影に失敗したときは、ハイライトされるようになったため、詳しく原因を調査できます。
Smallfavor は、選択済みのパーツの一部が[ミラー]コマンドでキャプチャされず、選択解除されてしまう問題を見つけ、報告しました。修正したため、選択済みの項目は正常に保持されます。
phoeve の投稿のタイトル「中点プレーンを作成するとモデルが消える」はすべてを物語っています。ろうそくのようにあっさりひと吹きで消えてしまいます。明らかに中点プレーンのロジックにバグがあります。ツールの問題はすべて修正されたため、バグはなくなり、正常に動作します。
3D パターンの計算方法を修正したため、堅牢で安定し、バグが入る余地が小さくなりました。プレビューは正しいのに、パターン ワークフローに誤った結果が出るという不安定さは少なくなります。
Blowhise は、シート メタルでパーツを展開した状態で、スケッチ エンティティを右クリックしてコンテキスト メニューを表示すると、コピー オプションがないことに気づきました。そう、コピーは調子が悪かったのです。修正したので、100%回復しました。
1 月のディスカッションで、Fusion 360 のパフォーマンスと複雑な PCB アセンブリをどうやって実現するかについて議論し、これがソフトウェアのパフォーマンス向上について調査するプロジェクトの発端となりました。コードの修正にかなりの時間を費やした結果、ほぼ遅延なしで、PCB パーツをスペース内で動かせるようになりました。それでも、デザインを単純化し、必要のない詳細を除外してパフォーマンスを最適化することがベスト プラクティスであることに留意してください。
2D 図面
アプリケーション ウィンドウのサイズ変更や図面ワークスペースで開いた図面を切り替えると、UI の一部が赤または黒になるという MacOS の問題に対応しました。
Nick.vanegmond は、2D 図面ワークスペースでパーツの特定領域を寸法指定しようすると、Fusion 360 がフリーズする場合がある問題を報告しました。明らかに、これは文字の高さと Fusion によるコードの解釈に関係があります。Fusion を修正したため、正常に動作します。
シミュレーション
DanStroschine は、[結果]を表示すると[選択表示]コマンドが使用できない問題に気がつきました。[選択表示]コマンドを[結果]ビューに追加したので、モデル ワークスペースの一貫性が確保されました。
[ターゲットを制限]がターゲット面を超えて延長される場合、力を加えるモデルで解析が失敗する問題に対応しました。[ターゲットを制限]は、ターゲット面を超えて延長でき、サーフェスのターゲット領域のみに荷重が適用されるので、解析は失敗しません。
整数以外のステップにはすべて結果があるのに、特定の整数のインクリメント結果ステップが空白になるイベント シミュレーションの問題が報告されています。結果が正常に表示されるようになりました。
ボルト コネクタが 2 つの接触するパーツ間に使用されている場合に表示されるプリチェック警告について説明します。この警告は、誤解をまねく可能性があり、やや曖昧です。そのタイプが結合またはオフセット結合で、2 つのパーツが接触している間にボルト コネクタが使用されている場合のみに警告が出るようになりました。
この他の誤解をまねく表示としては、パーツ表示が変更されても、[結果の詳細]ダイアログで更新されないことです。[結果の詳細]では、デザイン全体に基づいたフィードバックのみを表示していました。このダイアログは、キャンバスに表示されている項目に基づいて更新されるようになったため、定義されたターゲット安全率に応じた各パーツのデザイン品質を簡単に把握できるようになりました。
熱シミュレーション セットアップに失敗する問題が報告されています。これについては、スタディのセットアップに誤りがあるのが原因であり、したがってこの誤りを検出する必要のあるプリチェックに問題が発覚しました。プリチェックをさらに厳格にしたため、Fusion 360 で原因を調査する前に、スタディ内の誤りを検出します。
HSM フォーラムの CAM
Over、Aadithya01 は Fanuc 4 軸ポスト プロセッサの問題を報告しました。巻き戻しが必要な場合、このツールはロータリー軸の限界まで届かないことがあります。今回の更新では、この問題は解決されています。
Ovisopa は重大なバグを見つけました。ツールパス シミュレーションでは発生しませんが、G コードによってツールがトップダウンではなく、ボトムアップで複数の深さを切削することがあります。このため、衝突が発生し、ツールが損傷します。この問題にすぐに着手し、これ以上ものを壊す前に解決しました。今回の更新では、この問題が修正されました。
2D および 3D Adaptive 操作の[リンク]タブのオプションを切り替えるときに遅延が発生していました。これはアニメーション GIF によるもので、UI に遅延が発生するため、アニメーション GIF を削除し、[リンク]タブは他と同じようにすばやく動作するようになりました。
[旋盤溝切り]操作で発生する、パーツが干渉してしまう問題が報告されています。バックエンドのコードの一部を修正し、正常に動作するようになりました。
[追加のストックはありません]がセットアップで選択されていても、ストック シミュレーションに追加のストックが表示される問題を修正しました。
TJS01 は、2D ねじ(ねじ切りミル)で何かが最近変更されたかどうか確認するスレッドを開始しました。詳細に調査したところ、コードにバグがあるため、ねじ切りミルのピッチ x 歯が刃長を超えていても、Fusion 360 が警告を出さないことがわかりました。ユーザのご協力により、このバグは解決しました。
Alan は 1 月に、2D Adaptive 操作の始点で、ストックが常にごく一部切削されないで残る現象について報告しました。この問題は、入力ストック用に計算されたオフセットに誤りがあることが原因です。HSM カーネルの更新によって、この問題は解決しました。
Makko74 の指摘によると、ポスト プロセスの円弧ポケット ミルの速度および送り値が誤って 0 に設定されていました。ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。修正により、正しい値が表示されるようになりました。
curtVJ5LW は、直径と長さのオフセットの順序が明らかにツールの再番号付けダイアログで逆になっている問題を見つけました。開発チームがこの問題を認識して、ただちに修正し、正しい順序に戻しました。
KRoser_12 は HSM サポート フォーラムで、ダイアログ ボックスの速度の更新の[いいえ]オプションがオンになっていても、ツール番号の変更後にInventorHSM 旋盤操作でサーフェス速度が誤って変更されることを報告しました。ソフトウェアは時として勝手にやってしまうことがあるのでしょうか。しかし、そのようなことは決してありません。
Fusion 360 は MachineWorks 75 Patch 14 に対応しました。
Griptechshop は、2D コンター操作の終了時にストックのごく一部が残る原因を見つけようと懸命になっていました。結局、カットの最小半径がこの操作に影響することがわかりました。この問題は解決しました。
API
getCursor を使用すると、コマンド内のカーソルの種類を既定の矢印以外に変更できるため、さらにユニークなものを独自のアドインに追加することができます。以下は、参考例です。
Kungfumachinist は、API コードを使用すると、開発中のアドインで不規則に通信が途絶える問題を見つけました。処理がループする暴走コードを発見しました。これにより、Mac のスレッドでコードのリークがさらに発生します。この問題は、修正されました。
Ross.korsky は、API が SketchTextInput の「fontName」を読み取ろうとしたときに、Fusion 360 がクラッシュする問題を報告しました。この問題も解決されました。
Fusion 360 でデュアル モニタ セットアップを実行していると、Palette::setPosition()は機能しませんでした。Bommer アドインの作者は、この問題の原因を苦労して見つけました。ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。現在では正常に動作します。
Bommer に関しては、表内のドロップダウン メニューが誤動作する別の問題を修正しました。
「ExitApplicationCommand」を使用して Fusion 360 自身を終了させることが可能でしたが、終了前にドキュメントを保存してください、とのメッセージが出て、処理が完了してもそのままになってしまう現象が報告されています。修正して、正常に終了することを確認しました。
MichaelT_123 から、ロック解除したジョイント モーションをロックするために API を使用できないか、という質問がありました。この質問が気に入ったため、「isLocked」プロパティを JointMotion に追加しました。偶然にも彼は、円柱ジョイントの「rotationLimits」が適切な回転制限値ではなく、誤ってスライダ制限値を返す問題も見つけました。これについても修正しました。すばらしいチームワークです。
A.hervers は API を使用して、ローカル マシンから Fusion 360 のキャンバスへコンポーネントを挿入し、コンポーネントを特定の位置に固定しようとしたところ、不可解なエラー メッセージが発生しました。現在は正しく動作しています。
control.addSeperator が実行するジョブは 1 つだけです。ツールバーに区切りを入れることです。JBTechLab は、これが正常に機能しないバグを見つけました。修正して、正常に機能しています。
joao62GJ9 は API を使用してスケッチのスプライン曲線を作成していましたが、スプラインを操作する接線ハンドルが正しいスケッチ線として表示されることに気づきました。これはバグであるため、修正しました。
現在、スケッチ パレットでのスケッチ ポイントの表示をオフにできますが、Ross.korsky はこの機能が API にないことに気づきました。そのとおりなので、スケッチ ポイントの表示切り替えを Sketch.arePointsShown でできるようにしました。
v2.0.4233
安定性
多くのユーザが、データ パネルで検索機能を使用しようとしたときにクラッシュを経験されたことと思います。言うまでもありませんが、これによりたいへんご迷惑をおかけいたしました。すぐに修正に着手し、この問題が解決されたことをご報告いたします。
操作性
色の更新
更新プログラムを取得されたユーザは、既にお気付きのことでしょう。Fusion 360 の外観が新しくなりました。1995 から、よりモダンなカラー パレットに移行しました。これは、拡張性に優れた UI への重要なステップです。UI の方向性の詳細については、この投稿を参照してください。
ドロップダウン メニュー内の「その他のオプション」アイコン
ツールバー パネルのドロップダウン メニュー内のコマンドにカーソルを合わせると、右側に「その他のオプション」アイコンが表示されるようになりました。これは、以前のツールバーに固定するための矢印に置き換わるものです。クリックすると、ツールバーに固定、またはショートカットに固定するためのオプションが表示されます。ショートカットに固定すると、[S]キー ショートカット(以前のツールボックス)で同じツールが見つかります。
タブ バージョンの準備はまだできていません。現在調整中なので、次の数回の更新のうちにはご用意できるものと思われます。
モデリングとスケッチ
修正:
Angrdnsr は、スケッチ内の線投影に関する問題に取り組んでいました。弊社の卓越したソフトウェア設計者 jeff.strater とともにワークフローを調べた結果、初めから[計測]コマンドに埋もれていたバグに起因する問題であることがわかりました。この問題は解決されました。
manolanFHZEC が、パラメータ名を(それが表す値の代わりに)使用してパラメータ テーブル内の関数を書き込むときに、Fusion 360 が正しい値を読み取らないという問題を報告しました。明らかに、Fusion 360 が値の切り上げ方法を間違っていました。簡単に代数を更新することで回復しました。
先日、サーフェス延長ツールで小さな問題が見つかりました。サーフェスを延長するときに、次の垂直エッジに達すると停止して、それ以上進まないというものです。徹底した検討の結果、現在は正しく動作しています。
実際にはコマンドに適用されない[パイプ]コマンドの追加オプションを誤って表示してしまい、多くのユーザを混乱させてしまいました。ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。ねじりまたはテーパが必要な場合は、[スイープ]コマンドを使用してください。
Ehcanea は、再折り曲げされたシート メタル ボディの押し出しカットを行おうとすると押し出しカット操作が失敗する理由を問い合わせました。調べたところ、一致する面同士が協調しないという状況があることがわかりました。その状態を解決した結果、現在押し出しカットは適切に動作しています。
いくつかのバグは長期間存在しており、常態化し始めていました。デザイン全体を駆動するスケッチを変更すると、投影されたスケッチ プロファイルに基づく押し出しが正しく更新されない、という問題が修正されました。
単純な円柱の円形状サーフェスを削除すると、2 つの個別の上部サーフェスと下部サーフェスが残されますが、ブラウザでは単一のサーフェス ボディと見なされるという問題が存在していました。これは、2 つのサーフェス ボディになる必要がありました。現在は修正されています。
設定した穴の深さを穴コマンドで記憶して、次回新しい点に穴を適用するときに利用できるようにしました。
ダイレクト モデリング ワークフローで、スケッチの動作が不規則であるという問題が発生していました。一部のワイヤが交差していたため、直線状にすることで修正しました。現在のスケッチ動作は正常になっているはずです。
オフセット スケッチの寸法が適切に更新されないという問題が修正されました。
別の線に一致拘束されているスプラインをドラッグする場合、ドラッグが強すぎると拘束が解除されていたようです。コントロールできない強さに意味はありません。少し前の状態に戻すことにより、ドラッグしても拘束が解除されないようになりました。
Dmitriy は、Fusion 360 デザインに挿入した DXF ロゴを操作しようとすると DXF ロゴが崩壊するという DXF の問題を報告しました。コードを調べた結果、楕円弧に関する問題であることがわかりました。今回の更新では、一連の問題が修正されました。
多くのユーザが、メッシュ挿入を取り消すと UI がロックされるというかなり不快な問題を経験されたことと思います。また、これが Fusion 360 のクラッシュの原因であった可能性もあります。ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。現在は、このワークフローの安定性が向上しているはずです。
場合により、フィーチャが不安定になり、あまりうまく動作しないことがあります。最近の Fusion 360 は、28 個より多くの面を使用した T スプライン クワッド ボールで不安定になっていました。
[穴]コマンドと[パッチ]コマンドの機能が改善されました。また、日本語、中国語、およびドイツ語が含まれるようにツールチップを更新しました。
Ottivacs と Bentwookie は、ユーザが入力するスケッチ オフセット パラメータの処理に関して Fusion 360 の処理に一貫性がないことに気付きました。Fusion 360 は時折、はりきりすぎて実際のパラメータ名の代わりにパラメータ名または式の計算値を表示していました。自分の方がユーザより賢いと考えていたのです。私たちは、Fusion 360 にそうではないと教えました。この問題は修正されました。
改善:
単一行フォントのパッチ押し出し
[パッチ押し出し]コマンドを使用して単一行フォント スケッチを押し出し、単一行テキストからサーフェス ボディを作成できるようになりました。
[穴]コマンドでの前回使用したオプションの記憶
[穴]コマンドのメモリが改善され、前回使用したオプションを記憶するようになりました。
また、選択されていなくてもマニピュレータが有効になるという、ねじのオフセットのマニピュレータのハングに関する問題も修正されました。
2D 図面
新機能! 点から線分への寸法記入
以前は不可能であったことができるようになりました。スマート寸法記入ツールを使用すると、図面上の点を選択し、そこから線分への寸法を記入することができます。
新機能! 中心マーク パターンの認識
多数の円形状パターンがあるモデルを操作する場合、中心マーク パターン コマンドの改善により、いずれかの円を選択すると円形状パターンが認識されてそれらすべてに中心マークが適用されるようになりました。
修正点
コンポーネントまたはアセンブリのパーツ リストを作成すると、Fusion 360 が日本語、中国語、またはドイツ語に設定されていてもパーツ リストおよび列見出しの名前がすべて英語になっていました。これは、曲げテーブルのタイトル名の場合にも該当していました。これは意図した動作ではありませんでした。申し訳ありません。現在は、それぞれの言語で適切にラベル付けされています。ごめんなさい! 对不起! Verzeihung! 😳
図面を再度開こうとしたときに相互参照されているデザインがないことを Fusion 360 が認識すると、ブラウザでの処理方法がわからないためフリーズする、という問題が修正されました。
Johnson2423 は、展開されたパーツ リストのサイズ変更に使用するグリップが、その設計目的のタスクを正確には実行していないというパーツ リストのバグを確認しました。これは修正されました。
2D 図面の[イメージを挿入]コマンドに関連付けられたヘルプ ページが表示されていませんでした。表示されていたのは、よく見る 404 エラー ページでした。誠に申し訳ありませんでした。これは修正されました。
CAM
更新されたポスト プロセッサ
この更新で、いくつかの新しいポスト プロセッサを投入しました。最新のものを取得するには、ポスト ライブラリのページにアクセスしてください。
改善機能
モデリング空間で何かを選択すると、関連する選択および計測情報が Fusion 360 ウィンドウの右下隅に表示されます。これらの情報は、CAM 作業スペースで何かを選択した場合にも表示されるようになりました。
「順序ツール」を使用したドリル パターンでは、マシンの再配置を不要にするために、ツール変更ごとにパターンを反転できるようになりました。
ドリル操作のフライス加工ツールに退避送り速度が追加されました。
あまり便利ではなかったチャック ボディの選択ツールが便利になりました。チャックの動作は、フライス加工モードの「器具」の動作と同様になりました。チャック ボディを選択すると、シミュレーションでの衝突が器具とツール/ツール ホルダの間のクラッシュとして報告され、チャック平面がボディ上の最も遠い +Z サーフェス(例: チャック上部)に自動的に設定されるようになりました。
チャック参照モードは、[ストック フロント]、[ストック バック]、[モデル フロント]、[モデル バック]、および[ソリッドから]です。
Rjolly49 は、ユーザがブラウザで操作を右クリックしたときに誤って[既定に設定]を選択した場合に、プロンプトでユーザに警告メッセージを表示した方が良いと提案しました。その意見には賛成です。既定にする意図がなかった場合に、既定の操作が大幅に変更されることになるからです。現在は[いいえ]を選択できるようになりました。以前のような結果にはなりません。
[折り返し]が有効になっているときは、軸回転がわかっているため[ツールの方向]は実際には不要であることに気付きました。したがって、4X 折り返しが有効になっているときは、ツールの方向は無効になります。
修正点
スレッド ツールパスには送り込みと送り退出の動作が必要なかったため、スレッド ツールパスの円柱退避の入力フィールドを削除し、クリアランス円柱からの早送り込みと早送り退出のみを表示するようにしました。
フェード移動がストック X レベルに達すると、フェード移動はストック X レベルの上のねじ高さの距離まで延長されます。次に、クリアランス円柱まで早送り退出します。
旋盤フェイシングおよびパーツ切り離し操作では、ツールの先端が X 中心線を通過してツールのコーナー半径まで進むことが許可されていました。現実的には、X 中心線を過ぎてから進む追加距離をユーザが指定できるべきです。現在は、チェックボックスと、そのチェックボックスが有効になっているときに表示されるテキストボックスの値が存在します(ドリル操作における[ドリル先端貫通]と同様)。
ツール編集ダイアログを小さいサイズに変更すると、編集可能フィールドがクリップされ、値を入力できない場合があります。
Onehorsemetalworks は、何か誤った操作を行ったためか、トレース処理で G コードが「送り速度が設定されていない」という 320 エラーをスローしたことを報告しました。ソフトウェアが F0 を出力していたことがわかりました。
マシン定義ファイルをローカル以外のディスクに配置してからリモートからロードしようとすると、Fusion 360 はリモート ディスクからマシン ファイルをロードすることに失敗し、代わりに空のエラー ダイアログを表示していました。誠に申し訳ありませんでした。これは意図した動作ではありませんでした。現在は、マシン ファイルが正しくロードされるようになりました。
次のバグは、多くのユーザを悩ませてきました。比較と編集の検索フィールドは、パラメータを編集してから[Enter]([Return])キーを押すと自動的にクリアされていました。このバグは修正されました。もうキーボードが壊されることはありません。
旋盤ねじ切り操作では、スピンドル速度とねじのピッチによって送り速度が自動的に決定されるため、回転/分あたりの送り量のフィールドは不要であることがわかりました。現在の[ねじ] > [ツール]タブの[送りおよび速度]セクションには、視覚的な混乱を減らすために送り速度のオプションは表示されません。
取残し加工操作の前に手動 NC 操作が行われると、取残し加工で現在のストック モデルが正しく計算されない、という問題が解決されました。
内側旋盤加工の摩耗補正関数を使用すると G42 出力が生成される(実際には G41 出力であるはず)という問題に関する詳細な報告を受け取りました。今回の更新では、この問題は解決されています。
Excel 加工指示書を生成するときに「メモリ不足」の問題が発生することがありました。これは、128 MB の RAM が不適切と思われていた 1998 年から抜け出てきたようなエラーでした。現在は 2018 年であり、この問題は再発しないはずです。
360 度の円弧動作でのスイープで、360 度に少し満たなかった場合があったようです。かなり近かったのですが、十分ではありませんでした。現在は、完全に動作するようになりました。
Fusion 360 が接触曲線を正しく生成してブレンドすることができないという不安定なカーネル動作が存在しました。カーネルが更新され、この問題は修正されました。
マシンでコードを実行しても実際にはガウジングが発生しないため、ストック シミュレーションでパーツのガウジが正しく表示されない、という問題が報告されました。カーネルを調べた結果、不正な計算が見つかりました。現在問題は解決して、正確に表示されるようになりました。
更新されたカーネルでは、粗加工でモデルが無視される場合があるという、旋盤加工法のガウジングに関する問題も修正されています。
API
Lorang は、API を使用して STL を Fusion 360 デザインに挿入できないことに気付きました。メッシュのスケーリングの処理方法に関して、API と UI で不一致があることがわかりました。コードのクリーンアップにより、この問題は解決しました。
ライブ レビューの技術プレビューは 7 月に終了します
ライブ レビューの技術プレビューには相当の時間を費やしてきましたが、使用状況とこの機能によって大局的に得られる価値を分析した結果、7 月中旬(現時点から 4 ~ 6 週間後)に次回の更新をリリースするときにこの技術プレビューを終了することにいたしました。お寄せいただいたフィードバックはたいへん参考になりました。チームのメンバーや顧客とライブ セッションを始めてモデルをレビューできるのは便利ですが、この機能はあまり使用されておらず、また、同じことができる、より優れた画面共有ツールが他に多くあることがわかりました。現時点から 7 月まではこの機能をまだ使用できますが、その後技術プレビューは終了します。技術プレビューに参加いただき、この機能をご利用いただいたすべての皆様にお礼申し上げます。今後も、皆様がチームとのシームレスなコミュニケーションを実現できるよう技術革新を続けてまいります。
操作性
前回の更新では、ツールバーのドロップダウン メニュー内の各コマンドの横に[その他のオプション]ボタンが導入されました。今回は、特定のコマンドについてそのボタンにアクセスすると、カスタム キーボード ショートカット(CKS)を割り当てるためのオプションが表示されるようになりました。この機能の開発には数年かかりましたが、ようやく最初のバージョンとして公開することができました。お待たせしました。存分にご活用ください。
英数字キーの受け入れ
CKS で英数字キーを押すと、そのキーでコマンドが設定されます。その後、そのキーを使用して、関連付けられているコマンドを実行します。別の英字キーを押すと、既存の英字キーが新しい英字キーで置き換えられます。
修飾キーの組み合わせの受け入れ
[Shift]、[Control]、[Alt]/[Option]、[Command]などの修飾キーを英字キーに付加することもできます。修飾子を組み合わせてさらに多くのキーボード ショートカット キーを生成することもできます。[Delete]または[Backspace]を押すと、入力内容がクリアされます。空白にしておくと、そのコマンドにはキーが割り当てられません。
既に割り当てられている内容の表示
別のコマンドによって既に使用されているキーを入力すると、そのキーを使用しているコマンドが表示されます。別のキーを使用するか、またはオーバーライドするかを決定できます。オーバーライドすると、影響を受けるコマンドのキーは設定解除されます。
Fusion 360 アカウントへの保存
CKS は Fusion 360 アカウントに保存されるように設計されているため、どこで使用するかは関係ありません。Fusion 360 を使用して別のマシンにログインすれば、思い通りにコマンドを実行できます。
以下に、役に立つと思われるいくつかのよくある質問と回答を示します。
複数の英字キーを使用できますか?
[スケッチを終了]にキーの組み合わせを割り当てることはできますか?
[スケッチを停止]にキーを割り当てることはできますか?
[Command]+[S]をカスタムのキーの組み合わせとして使用できないのはなぜですか?何か問題がありますか?
現在は、数字キー単体も予約されていますが、それらと修飾キーを組み合わせて使用することはできます([Shift] + 数字、は除く)。
個別のキーではなく、自分で設定したすべてのカスタム キーを参照する方法はありますか?
フェーズ 2 では他にどのようなことが行われますか?
[S]キー ショートカットと右クリック メニュー
[S]キー ショートカット(以前の[S]キー ツールボックス)にツールを追加するときに、右クリック メニューからもアクセスできるようになりました。
ツールバーのドロップダウン メニューがパネル サイズに伴って広がらない
以前は、ツールバーのセクションにツールを追加していくと、ドロップダウン メニューがそのパネルの全長に合わせて広げられ、メニューが過度に大きくなっていました。ドロップダウン メニューを左に揃えたため、より自然になり、幅が広いメニューはなくなりました。
コマンド ダイアログの修正
最近行った色の変更により、コマンド ダイアログに少し不自然に思われる領域がいくつかありました。一部のダイアログは独自のコードを使用していたため、Fusion 360 全体の外観に合わせて修正する必要がありました。
モデリングとスケッチ
これに関しては検討を重ね、以下のようになりました。スケッチ モードで、制御点を使用してスプラインを作成できるようになりました。ユーザが予期するとおりの動作になっています。スプラインで使用可能な点を調整することで、スプラインの曲率を容易にコントロールできます。コマンドの使用中は、スケッチ平面上をクリックするたびに点が作成されます。
また、コンテキストを認識するようにしたため、用途に応じて適切なタイプのスプライン制御点が既定で使用されます。スプラインの作成後、スプラインをクリックするとスプラインの曲率コーム解析にアクセスできます。そこで、コームの密度を調整して、曲率の精度を確認しやすくすることができます。
鋭い観察眼をお持ちのユーザは、スプライン制御点ツールを最初に起動すると、スケッチ パレット内で既定のオプションとして 5 度のスプラインが選択されているのに気付いたことでしょう。スカルプト環境でスケッチを開始すると既定で 3 度になります。これは、T スプライン ボディをモデル化する際に 3 度のスプラインを使用するとより自然になるためです(推奨される「少ない方が良い」という考えに従う場合)。
改善! 拘束の説明がこれまでよりわかりやすく
以前は、スケッチ拘束をクリックしたままにすると、「スケッチ ジオメトリの拘束」という汎用的な説明が表示されました。ユーザには理解されていたと思いますが、Fusion 360 は理解していませんでした。現在は、ロング クリックすると、ユーザが意図するとおり、特定の拘束に関する説明が表示されるようになりました。
Aely.aro は、[矩形状パターンを編集]ダイアログにおける些細ながら重大な矛盾を指摘しました。現在は、矩形状パターン フィーチャを再編集するときに、そのパターンのオブジェクトおよび方向を再選択できるようになりました。以前は、これらの 2 つのオプションがないため、調整にかなり手間取っていました。
レールがすべてのプロファイルと交差するはずの場合に、「レールがすべてのプロファイルと交差していません」というロフト エラーが発生したことはありませんか? 私はあります。また、複雑なスプラインをレールとして使用することを試みたユーザには、michael55SE4、thing.thing、geboyesen、bwaslo など、かなり多くが該当するかと思われます。ご安心ください、モデリング カーネルを大幅に改善し、レールが実際にプロファイルと交差するかどうかを判別するための許容範囲を拡大しました。
注目すべきモデリングおよびスケッチの修正:
ジェネレーティブ テクノロジ
4 月に Generative Design Technology for Fusion 360 を導入し、統合、新機能、およびさまざまな改善に深く取り組んできました。ここでは、理解しておくと役立つ事柄を示します。
[データ パネル]アイコンに移動し、削除するプロジェクトを複数選択し、右クリックして削除することにより、同時に複数のプロジェクトを削除することができるようになりました。
この新しい拘束タイプを使用すると、ターゲット円柱面が径方向、軸方向、または接線方向に移動または変形しないようにすることができます。円柱の座標系に基づいて、選択した円柱面に適用します。ピンで固定された径方向の拘束を適用すると、円柱面に沿ったノードを径方向に移動または変形することはできません。
放物線分布を使用して、選択した円柱面に適用される、指定した大きさの力として軸受荷重を割り当てます。適切なベクトル要素の荷重の大きさを指定する必要があります。軸受荷重ベクトルを円柱軸と同軸にすることはできないことに注意してください。
スタディで選択したマテリアルのリストをブラウザで使用できます。ブラウザでマテリアル名の横にあるアイコンをクリックすることにより、[マテリアル]ダイアログを開くことができます。
[マテリアル]ダイアログでマテリアルのリストを検索できます。[マテリアル]ダイアログには、そのスタディで使用されているマテリアルのみが表示されることに注意してください。
プレビュー
6 月に、私たちの UI と UX が目指す方向性、またスケーラビリティ、可用性、および安定性を高めるにはどのようにエクスペリエンスを改善すべきか、について考えを共有しました。タブ付きツールバーという新しいツールバー エクスペリエンスを試すには、今がチャンスです。
投稿をまだ読まれていない場合は、読むことを強くお勧めします。これは、新しいテクニカル プレビューとその利点を活用する方法の理解を深めるために役立ちます。まだテクニカル プレビューであることに注意してください。機能の開発と進化は、引き続き進行中です。テクニカル プレビューの中には、意図したとおりに機能しない領域があるものと思われます。これが、まだ開発が完了しない理由となっています。
設計レイアウトの共有のお礼
前回の更新以降に皆様から頂いたすべての UI に関するフィードバックの続報をお伝えします。ご意見とご支援を本当にありがとうございます。フォーラムのすべての投稿とコメントにわたって、水平方向の空間を上手に活用しているのをよく見かけました(特に、データ パネル バー、ドキュメント タブ バー、アプリケーション フレーム バー関連)。UI を進化させる上で、UI がユーザのデザイン スペースに影響しないことは常に意識しています。特に、タブ付きツールバーのエクスペリエンスにおいては、ツールバー全体の高さを削減するソリューションに向けて取り組んでいます。いくつかの概念についてフォーラムやソーシャル メディアを注視し、ユーザのフィードバックを得られるようにします。
前回の重要な更新の What’s New で示したとおり、ライブ レビューの技術プレビューは終了します。良い取り組みでしたが、あまり使用されていないこと、またサービスを継続するためのオーバーヘッドを考慮して、より優先度が高いプロジェクトに焦点を当てるべきと考えました。エクスペリエンスの共有をありがとうございました。皆様のご意見には本当に感謝しています。
エクスポートされた結果がプロジェクトに少なくとも 1 つ含まれている場合にのみ、エクスポート結果のフィルタが表示されるようになりました。また、「SAT ファイルを購入」と「STL ファイルを購入」を「SAT ファイルをエクスポート」と「STL ファイルをエクスポート」に変更し、エクスポート中と終了時にユーザに通知し、左上隅で同じ UI を使用してダウンロードするオプションを提供することで、エクスポートのステータスをより明確にしました。
ジェネレーティブ テクノロジの詳細については、ヘルプ ページを参照してください。
改善! スケッチのパフォーマンス
改善! 新しい線分の作成時の寸法記入
改善! スケッチ拘束の動作
改善!スケッチ オフセットの動作
改善!投影されたジオメトリが[コンストラクション]設定に従うように
投影されたジオメトリは[コンストラクション]設定に従う必要がある
[スケッチ投影]ツールを使用してスケッチ ジオメトリを作図平面に投影する場合、投影されたジオメトリは通常のスケッチ エンティティであり、作図スケッチ エンティティではないというワークフローに関する問題が見つかりました。現在は、スケッチを作図平面に投影する前にスケッチ パレットで[コンストラクション]オプションを切り替えて、投影されたスケッチが作図スケッチになるようにします。
新機能! 表題欄の編集および追加
上記の表題欄は、既定で 2D 図面の作業スペースに表示されるものとは異なっています。これは、この更新プログラムで使用できるようになった表題欄の編集および追加機能を使用して編集したためです。
これを使用するには、図面を開始し、既存の表題欄を選択し、右クリックします。[表題欄を編集]および[表題欄を追加]の各オプションが表示されます。
カスタム表題欄を追加する 3 つの方法
[表題欄を編集]オプションを選択すると、既定の表題欄は変更できず、新しい表題欄を追加する必要があることを知らせるダイアログが表示されます。どのように開始するか(既存の既定の表題欄から、最初から、または表題欄が既に設定されている既存の DWG から)を選択します。問題がなければ、[OK]をクリックして表題欄編集環境に入ります。これは、作業して「完了」したら終了する、スケッチやフォームなどの環境に似ています。
ブロックを作成するための使い慣れたツール
鋭い観察眼をお持ちのユーザは、スケッチ ジオメトリ作成ツールが表題欄ジオメトリ作成ツールとして使用されていることに気付かれたことでしょう。選択して削除することにより、既存の表題欄の境界を削除します。一方の端をドラッグして拡張します。すべての点が所定の位置にスナップします。編集内容に問題がなければ、既存の図面に保存するか、または新しい表題欄テンプレートとして保存することができます。
詳細な専門知識の公開
この機能の最適な使用方法および上級者向けのヒントについては、すぐに公開される Jake Fowler のブログ投稿を参照してください。
新機能! ターレット列
良いお知らせがあります。ツール ライブラリにターレット列が導入されました。デュアル ターレットを使用する非常に熱心なユーザにとって、これはそのワークフローをサポートする基礎となります。
新機能! 鋭角コーナーを作成する(しない)オプション
[通過]タブに、特に面取りでのエッジ分割が有効な場合に、パーティング ツール パスの鋭角コーナーを丸めるように Fusion 360 に指示するための、切り替え機能が追加されました。
改善! 旋盤単一溝切り<so>せんばんたんいつみぞきり
現在は、ツールではジオメトリ選択までのカットのみが許可されます。外側の溝切りで内側半径まで、内側の溝切りで外側半径までカットしたい場合もあるでしょう。[選択した位置]オプションが内側半径、外側半径、クリアランス円柱、および退避円柱の各パラメータに追加されました。これにより、外側の溝切りの場合、単一の溝切りで、選択したトポロジの X 位置、または内側半径までカットできるようになりました。内側の溝切りの場合、単一の溝切りで、選択したトポロジの X 位置または外側半径までカットできます。また、この変更により、選択した位置に基づいてクリアランス円柱と退避円柱をパラメータで設定できます。半径
改善! 積層造形装置が選択されている場合に[セットアップ]に[ストック]タブと[ポスト プロセス]タブを表示しない
以前は、セットアップとして[積層造形装置]が選択されているときに、[ストック]タブと[ポスト プロセス]タブがダイアログの[セットアップ]タブの横に表示されていました。積層造形処理ではストックやポスト プロセスを使用しないため、これは実際には意味がありません。現在は、混乱を避けるためダイアログにはセットアップ タブのみが表示されるようになりました。
ペックに関する問題の修正
単一溝切りツールパスおよびパーツ ツールパスに関して、最後のペックが正確にカットの合計深さで終了した場合に、特に理由もなく無駄な追加ペックが作成される、という問題を修正しました。この問題は発生しなくなりました。
ID 溝切りに関する問題の修正
ID 溝切りがクリアランス平面ではなく Z 軸で開始および終了するという、単一溝切りに関する特定の事例がありました。どういうわけか、このバグは見過ごされていました。
[マシン構成]における単位の不整合の問題の修正
michael.woodrum がこのスレッドに記載している内容によると、すべてインチを使用している場合に運動定義ページでインチ数を入力すると、値がミリメートル単位に変換される、という不整合が発生したということです。これは良いのですが、G コードでマシンに mm を使用するように指示すると、マシンは実際にはインチを使用して移動します。何かが失われていたため、その部分を調べ、情報のやりとりがスムーズに行われるようにしました。現在は、[マシン構成]ダイアログが入力フィールドと単位ドロップダウン メニューに表示される際の単位が一致するようになり、マシンが G コードで指定された正しい単位を使用するようになりました。
新機能! テクニカル プレビューおよび改善
Autodesk Generative Design が更新されました。更新内容には、構造合成方法やフライス加工製造方法などの、いくつかの新しく洗練されたテクニカル プレビュー、およびテクニカル プレビューと製造方法に基づいた結果フィルタが含まれて
います。これらのフィルタは、グリッド、列、散布図、および一覧表示にも表示されます。
保持ジオメトリと障害物ジオメトリを表示する優れた 3D ビューが用意されています。とても便利です。
Generative Design を使用している場合、[基本設定] > [テクニカル プレビュー]に移動して使用する項目のオン/オフを切り替えることにより、新しいテクニカル プレビューを試すことができます。Generative Design の探索をどこから始めれば良いかわからない場合は、ヘルプ ページで詳細を確認してください。
新機能! マウスの右ボタンによるオービット
Tinkercad など、マウスの右ボタン(右クリックして長押し)による回転やオービットが可能なデザイン ソフトウェアを使用していたなら、Fusion 360 の、マウスの右ボタンによる新しいオービット オプションを便利に使用できるでしょう。[ヘルプ] > [クイック セットアップ]に移動するか、基本設定のナビゲーション セクションで変更します。
修正済み: UI プレビューに[選択表示を解除]が表示されない
タブ付きツールバーの UI プレビューで、ブラウザの右クリック メニューから[選択表示を解除]コマンドが欠落しているという報告がありました。ご不便をおかけしました。整理が必要な項目が多数あったため、それに巻き込まれてしまったようです。ご指摘をありがとうございました。現在は元に戻っています。
修正済み: UI プレビューに拘束が表示されない
Ex_Machina_Engineering と彼のフォーラムの投稿のおかげで、タブ付きツールバーの UI プレビューでなぜか固定拘束と曲率拘束も欠落していることが分かりました。どういうわけか、指の間から滑り落ちてしまったようです。これも現在は元に戻っています。
修正済み: シート メタルの[新しい規則]ダイアログで[Esc]キーが機能しない
[Esc]キーでシート メタルの[新しい規則]ダイアログが閉じなくなるというバグがありました。[新しい規則]コマンドの実行時に、どういうわけか Fusion 360 が自身の規則を無視していたのです。皮肉な話です。現在は、[Esc]キーを押すと想定どおりダイアログが閉じるようになっています。
改善! 表示設定の切り替えが高速に
ブラウザの表示設定の切り替えを使用して複雑なパーツを表示または非表示にしようとしているのに反応する際、Fusion 360 が数秒間を要することが分かりました。いくつかの不備を取り除いた結果、表示設定の切り替え速度が大幅に向上しました。
改善! サーフェス ステッチの安定
[ステッチ]コマンドによるサーフェスのステッチに関連して、クラッシュの問題が多数発生していました。とっておきの朗報です。ついにこれらすべての問題を引き起こしていた原因を突き止め、永久に封じ込めました。もうステッチ操作中に Fusion 360 がクラッシュすることはありません。
改善! 作図平面の信頼性
パーツのエッジに作図平面を適用し、特定の角度まで平面を回転させようとした後で別のエッジを選択し、すぐにコマンドをキャンセルする、という一連の操作を何度も繰り返すと、ついには Fusion 360 が我慢できなくなり愛想を尽かしてしまう、という奇妙な問題が起こっていました。とても大変な作業です。現在は我慢強くなっています。
修正済み: シート メタルのフラット パターンのパーツとアセンブリのリンク解除に関する問題
参照パーツとしてアセンブリに挿入されたシート メタルのフラット パターンがある場合に、そのシート メタル パーツのリンクを解除し、ダイレクト モデリング モードに切り替えると、Fusion 360 は困惑し、フリーズしていました。もっと寛大になるよう指導したため、今ではこのような変更にもチャンピオンのように対応できます。
修正済み: 矩形状パターンでの奇妙な動作
スケッチの矩形状パターンの動作が不規則だということが判明しました。そのため、実際の動きを確認し、期待どおりに動作する方法を経験させました。
修正済み: 削除の問題
上記の不規則な動作に加え、スケッチ投影に基づく規則的なパターンのパーツを削除することで発生するクラッシュの問題も修正しました。現在は大幅に安定しています。
改善! [中心 2 点円弧スロット]の名前を[中心点円弧スロット]に変更
その理由はなぜでしょうか?以前の名前があまりにも冗長だと考えたためです。これからは本質を表す名前で呼ぶことにします。
修正済み: 円弧スロットに関連するドラッグの問題
円弧スロットの完全に拘束されていないエッジをドラッグできないという、奇妙な例の報告が寄せられています。コードを確認したところ、ドラッグ要求に飛びついてガツガツと貪ってしまうバグを発見しました。このバグは退治され、完全に拘束されていない円弧スロットを再びドラッグできるようになりました。
修正済み: 英語以外の文字での表題欄の問題
[表題欄]メニューのシート設定、およびインポートされた DWG 表題欄で英語以外の名前が正しく表示されないという、表題欄に関連する問題の報告がありました。申し訳ありませんでした。どちらの問題も修正されました。
修正済み: 「!」が[ポスト処理]ダイアログ全体に表示される
Fusion 360 はマシン構成を使用することにたいへん興奮したようで、[ポスト処理]入力フィールドのすべてのヘッダとタイトルの前に感嘆符「!」を追加していました。ほほ笑ましいですが、予期されていた動作ではないため削除しました。
修正済み: 旋盤溝切り工具でのドラッグの問題
開発ビルドの 1 つで、内部ホルダー タイプの旋盤溝切り工具を面取り操作にドラッグしようとすると Fusion 360 がハングアップするというバグを発見しました。皆さんに展開される前に発見できて幸いでした。危ないところでした。
修正済み: 旋盤工具の編集の問題
Mjoconr は、工具のセットアップを含む古いファイルを編集できないという問題が発生したと報告しました。クラウドから、ドキュメントに添付されている新しい工具を編集することしかできなかったとのことです。詳しく調査した結果、旋盤工具に固有の問題であることが分かりました。この問題は解決したことをご報告します。工具ライブラリで古いドキュメントを問題なく編集できるはずです。
修正済み: 円柱状彫刻に関連する NC コードの問題
Michaelthompson83 は、シミュレーションでは正しいパスをたどっているように見えても、NC コードにより、意図した切削パスの一部にマシンが従わないという円柱状彫刻の問題を発見したことを報告しました。ポスト プロセッサに不具合があったことは明らかです。現在は更新され、この問題は修正されています。
修正済み: 円形溝切り工具で面取りが機能しない
面取りがオンになっていて円形溝切り工具を使用するときに、旋盤切落とし操作で正しいツールパスが生成されないという問題を修正しました。
修正済み: latestVersionNumber の問題
これは恥ずかしい問題でした。latestVersionNumber で最新のドキュメントに対し間違ったバージョン番号が返されるという問題を修正しました。
修正済み: SketchText オブジェクトでの shx フォントの問題
Matt_bucknall は、SketchText オブジェクトの fontName を任意のシングル ライン フォント名(.shx)に設定しようとすると必ずエラー メッセージが表示されるという問題を報告しました。現在は修正され、シングル ライン フォント名が fontName で機能するようになりました。
修正済み: documents.open の問題
Bommer の素晴らしいユーザの皆さんが、Fusion 360 が documents.open でクラッシュする原因となっていたリグレッション バグについて報告してくれました。このエラーについて皆さんにお詫び申し上げます。現在は再び機能しています。
新着! ジェネレーティブ デザインを Fusion 360 に導入
以前は、Fusion 360 におけるジェネレーティブ デザインは、ツールバーで[生成]ボタンをクリックして、別のアプリケーション エクスペリエンスですべての設定と定義を行う、ということを意味していました。結果に問題がなければ、結果を外部にエクスポートしてから Fusion 360 に取り込み直す必要がありました。
現在は、作業スペース スイッチャに(商用サブスクリプションメンバーとして)アクセスすると、[ジェネレーティブ デザイン]と呼ばれる新しい作業スペースが表示されるようになりました。ここでは、ジェネレーティブ デザインのすべてのワークフローを実行し、各反復を検討するための拘束を定義することができます。保持する結果を選択したら、それを保存して[モデル]作業スペースに取り込み、スカルプト環境で T スプライン編集ツールを使用してクリーンアップを開始します。一度もこのソフトウェアを離れることはありません。
また、[ジェネレーティブ デザイン]は作業スペースであるため、macOS でもネイティブに動作します。
[ジェネレーティブ デザイン]作業スペース内では、以前のジェネレーティブ デザイン機能で利用できていたすべてのツールにアクセスできます。現在はモデルが既にキャンバスに表示されているため、デザイン空間、拘束、荷重、目標など、ジェネレーティブ デザイン解析に必要な要素すべての定義を開始できます。
モデルを編集
[モデルを編集]のワークフローは、[シミュレーション]作業スペースの単純化ワークフローに似ています。元のデザイン モデルを変更せずに、ジェネレーティブ デザイン プロセスに特化した必要なツイークをデザインに加えたり、デザイン空間ジオメトリを作成することができます。
デザイン空間、拘束、荷重、目標
デザイン空間と荷重や拘束は、デザイン開発を支援してもらう上でジェネレーティブ デザイン ソルバーに何を指示するかの開始点に過ぎません。簡単に言えば、[保持ジオメトリ]はデザイン内で材料が必要な場所を示します。[障害物ジオメトリ]は材料を配置できない場所です。開始の形状を使用すると、ジェネレーティブ デザイン ソルバーが特定の方向に向きます。荷重と拘束は、デザインがどのように機能するか、つまり保持される位置やそのデザインに対する押し付けの強さを表します。最後に、目標を使用するとデザインに必要な強度を指定できます。
製造に関する推奨事項
ジェネレーティブ デザインで優れていることは、製造プロセスに対応しているということです。Fusion 360 に組み込まれたため、高度な積層または 3 軸/5 軸の加工プロセスに関する考慮事項に基づいて結果を提案できるようになりました。
選択肢を検討する
Fusion 360 内でジェネレーティブ デザインを使用できることの主な利点の 1 つは、操作対象として選択した結果を、Fusion 360 で使用可能なモデリング ツールを使用して完全に編集できるということです。結果は T スプライン ボディとして取り込まれ、パラメトリック タイムラインに表示されます。そこで、すべてのスカルプト ツールを使用して自由に T スプラインを編集できます。
開始時に役立つリソース
この機能はかなり複雑になっています。このため、多数のコンテンツとトレーニングをご用意しました。ジェネレーティブ デザインの最適な使用方法、ベスト プラクティス、およびワークフローに関する専門的ヒントについては、Generative Design のヘルプ ページおよび進行中のオンライン ウェビナーやオンサイト ワークショップを参照してください。これらは、ジェネレーティブ デザインの専門家による熱心なチームが進めています(YouTube オールスターでもあるため、知っている人が含まれているかもしれません)。
ヘルプとチュートリアル | ワークショップのスケジュールと登録 | LarsLive YouTube ライブストリーム
新機能! Smooth ツール
ジェネレーティブ デザインの出力に取り除く必要がある隆起や余分なジオメトリがある場合、Fusion 360 に導入された「スムーズ」というツールでその作業を行うことができます。これは、スカルプト環境の[修正]ドロップダウン メニューにあります。
新機能! 削除と塗り潰しツール
T スプライン ボディ内の、複雑すぎたりパーツ全体の整合性には重要ではない領域を選択し、その領域を削除して、選択した領域に対してより論理的に適した面で塗り潰すことができるツールが追加されました。
新機能! マニピュレータの方向変換の改善
新機能! 穴または支柱の選択
この便利な選択ツールを使用すると、1 つの側が始点、他方の側が終点(不均一)となる支柱またはチューブを選択できます。各面で個別に(手間をかけて)選択する代わりに[Ctrl]+[H]を押すと、支柱全体が選択されます。
新着! デザインの派生
これは新しい強力なワークフローで、数多くの利点があります。将来のプロジェクトに向けた準備に役立ちます。次のようなケースを考えてみます: あるデザインを別のデザインに挿入する場合、「リンクの解除」を行わない限り、挿入されたデザインを編集することはできません。「リンクの解除」を行うと、オリジナルとの関連付けがすべて失われます。つまり、何らかの理由で元のデザインが変更された場合、リンクが解除されているため、挿入されたバージョンは更新されず、手動で変更する必要があります。
派生の利点が顕著な例
Bryce は、あらゆる点において派生がどのように製造ワークフローで役立つかを示す、すばらしい例を示してくれました。チーム内でシート メタル筐体のカット アウト作業を担当しているとします。
フラット パターン デザインが別々のプロジェクト内に存在していますが、派生を使用すると、[派生を挿入]を実行し、各プロジェクトから適切なパーツを取り出して、自分の派生ドキュメント内で 2D カット用の正しいレイアウト内に編成することができます。
レイアウトに問題がなければ、ツールパスを作成してから、シミュレーションですべての形状が正しくなるようにします。
現実を直視しましょう。デザイン変更は常に発生します。派生の利点は、次のような場合に顕著です。いずれかのシート メタル パーツの変更が行われた場合、派生したフラット パターンにはソースへの関連付けリンクがあるため、1 つのボタンをクリックするだけで更新を取得できます。レイアウトが更新され、ツールパスが更新されます。すべての処理に問題はありません。
生成されたデザインでは、ボディ、コンポーネント、サブアセンブリ、スケッチ、構築ジオメトリ、ジョイント、シート メタルのフラット パターン、およびパラメータを派生することができます。元のデザインとの関連付けを維持したまま、1 つのプロジェクトからデザインを派生してプロジェクトに挿入、または派生パーツがある新しいプロジェクトを作成することができます。何よりも、関連付けを維持したまま、オリジナルに影響を与えることなく派生パーツを編集することもできます。
パーツを派生するには、[派生を作成]または[派生を挿入]という 2 つの方法があります。
[派生を作成]は、[モデル]作業スペース内の[作成]ドロップダウン メニューにあります。
[派生を作成]を呼び出すことは、別の物に派生する何かをプッシュすることに似ています。任意で、「派生」するパーツを選択することもできます。それだけではありません。その派生パーツを新しいデザインにするか、または既存のデザイン内に配置するかを決定することもできます。
新しいデザインにすることを選択した場合、さらに詳細に、ルート レベルとするか、またはルート レベルの下のコンポーネントとするかを指定することができます。
[派生を挿入]は、ツールバーの[挿入]ドロップダウン メニューにあります。[派生を作成]の場合とは異なり、[派生を挿入]では、別のプロジェクトのパーツを既存のデザインに派生パーツとして挿入(またはプル)することができます。
専門的ヒント: パーツの選択方法により、選択に含まれる内容が決定されます
パーツを選択する方法間で微妙な違いがあります。このことを意識しておくと、かなり時間を節約できる場合があります。派生では、ボディ、コンポーネント、および関連するスケッチやパラメータを含めることができます。
キャンバスでの選択 = ボディのみ
キャンバス内のジオメトリをクリックしてパーツを選択すると、そのパーツ自体のみを選択することになります。
ブラウザからの選択 = ボディ、スケッチ、ジョイント
ブラウザでエンティティをクリックして選択すると、そのパーツおよび関連するスケッチとジョイントを選択することになります。
つまり、派生により、チームがより柔軟になり、手元の作業をコントロールできる範囲が広がり、アップストリームでの変更に起因するパーツの更新作業の手間がすべて解消されます。派生が役立つことを示す例は他にも多数存在します。この機能を活用して、皆さんのエクスペリエンスを報告していただければ幸いです。
モデリング
改善! [フィレット]コマンド
ここまでは説明してきましたが、次は実践してみましょう。以前は、エッジ セットごとに半径が異なる複数のエッジをフィレットする際に[フィレット]コマンドの使い心地はよくありませんでした。1 回ですっきりと操作を完了するための良い方法がありませんでした。また、別の(後で追加した) [ルールド フィレット]コマンドもありましたが、あまり直感的ではありませんでした。
[フィレット]コマンドが改善され、複数選択、選択グループに対する異なる半径値、接触タイプ、半径タイプ、およびコーナー タイプが、すべてまとめてサポートされるようになりました。また、[ルールド フィレット]コマンドはこのコマンドの一部になり、パーツの面を選択すると各エッジが同時にフィレットされます。
重要な修正:
スケッチング
7 月に Jeff Strater が、検討されていたスケッチの投影の機能強化に関するフィードバックを求める内容をフォーラムに投稿しました。肯定的なコメントが殺到し、オートデスクが正しい方向に進んでいることを確信しました。この更新には、スケッチの投影に対する注目に値する改善が多数含まれています。
投影のキャンセルが正しく動作する
chrisYBGLU が、スケッチの投影をキャンセルすると、何らかの理由で投影が表示されたままになり非常に紛らわしいという奇妙な動作を報告しました。現在は、投影をキャンセルすると、投影が非表示になり、通常どおり操作を続行できます。
投影の事前選択および選択内容の追加
以前はこの操作はできませんでしたが、可能になりました。ジオメトリを事前選択してから投影コマンドを呼び出し、コマンドがアクティブな間に選択を追加します。
ソースからの投影のリンク解除:
これも以前はできなかったことですが、投影されたジオメトリをソースにリンク、またはソースからリンク解除することができるようになりました。[投影リンク]がオフになっている場合、ソース スケッチを変更しても投影されたスケッチには影響しません。
エクスポートするファイルの名前に、ピリオドに続くテキスト、その後に拡張子が含まれている場合、ピリオドと拡張子の間にある内容が欠落してしまうという報告を受けました(たとえば、3d.print.f3d は 3d.f3d となり、「print」という単語が欠落します)。これは厄介な問題でした。ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。
2D 図面
[2D 図面]作業スペースに入ると、図面ツールはツールバーに正しくロードされますが、キャンバスは空白のままになる、という奇妙な事例がありました。シートもビューもありません。空っぽの白いキャンバスがこちらを見返しているだけです。特定のフォント ファミリに対する呼び出しに問題があったため、何もなくなっていたことが判明しました。現在は修正され、すべて予期したとおりにロードされます。
inoue 4 A 825 がオートデスクの日本語フォーラムで報告した内容によると、表題欄での日本語文字の表示に問題があり、Fusion 360 は助言を求める代わりに大量の疑問符を表示していたとのことです。これは間違いなく我々の注意を引きます。少なくとも、正直な気持ちでしょう。現在は日本語対応の不備が修正され、その言語でも問題なく表示されます。
Michael.charpin と endlesscustom は、既存の表題欄テンプレートを Fusion 360 にインポートしようとしているときに、すべてを取り込むことはできず、時には表題欄が空になってしまうこともある、という奇妙な動作が表題欄で発生していることに気づきました。問題は修正され、既存の AutoCAD 表題欄をインポートすると問題なく取り込まれるようになりました。
Zillflor らは、作業スペース スイッチャから[2D 図面]作業スペースを呼び出しても、なぜかその作業スペースが起動しない、という問題について報告しました。Windows 7 に関連するこの問題は解決され、[2D 図面]は予期したとおりに起動するようになりました。
角度記号が距離単位(既定として設定した単位に応じて in または mm)で置き換えられるというバグが存在していたようです。このバグの出現現場は幸運にも Crueby1 によって目撃されたため、現在は修正されています。
別の奇妙な問題(niklavs が発見)として、表のセルに値を入力しようとする際に、Fusion 360 が正しく動作せず、現在のセルを明示的にクリックしない限りフォーカスがそのセルに移らないというものがありました。この結果、無意味な一連の値の入力が発生することになっていました。ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。今回の更新では、この問題が修正されました。
CAM
改善! 旋盤 - ホーム ポジション > 回避高さ
[設定]ダイアログの[ホーム ポジション]パラメータは、[回避高さ](Safe Z)に名前変更されました。この背景にある理由は、オペレータの用語では、用語「ホーム ポジション」は工具支柱のホーム ポジションを指して使用されることが多いということです。このホーム ポジションは、マシンで G28 コマンドまたは G53 コマンドのいずれかを実行したときに工具支柱が退避する位置です。ただし、Fusion における[ホーム ポジション]パラメータの使用の背景にある意図は、次の操作を加工する前に未加工材料やマシン パーツなどの障害物を取り除くために、加工操作間で工具が退避できる最小の「安全な」Z 位置を設定することでした。
パラメトリック回避高さ
以前の設定では、[ホーム ポジション]は WCS 原点を基準として参照されていました。これは、特定の使用事例のシナリオでは問題でした。たとえば、ユーザがモデルの背面に WCS 原点を接続するが、ストックの前面を基準としてホーム ポジションを参照する必要がある場合です。新しい[回避高さ]では、WCS 原点(以前の動作)だけではなく、ストックの前面または背面を基準としても参照できるようになりました。
進入と退避 Z 軸
各旋盤操作の[ホームに移動]パラメータは削除されました。代わりに、各旋盤操作の[リンク]タブに[進入 & 退避]セクションが追加されました。ここでは、ユーザは各操作の前後の工具の Z 位置を指定できます。進入 Z 位置は、最初のツールパス位置または[回避高さ]のいずれかに設定できます。退避 Z 位置は、最後のツールパス位置または[回避高さ]のいずれかに設定できます。内側ねじ切り操作の場合、衝突の可能性を最小にするために、退避 Z は常に[回避高さ]に設定されます。
各操作での回避高さ設定のオーバーライド
旋盤操作の[進入 Z 軸]位置または[退避 Z 軸]位置のいずれかを[回避高さ]に設定する場合、[設定]ダイアログで設定されている[回避高さ]値を使用するか、またはこの操作ではそれをオーバーライドするかを選択することもできます。これは、特定の使用事例のシナリオで役立ちます。たとえば、ある操作で長い工具を使用しているため、未加工材料を取り除くために[設定]ダイアログで設定されている[回避高さ]値より長い Z 軸退避を必要とする場合、ユーザはこの操作ではそれをオーバーライドして別の値に設定することができます。
少し前に公開したロードマップの更新で示されているように、[製造]作業スペースと呼ばれる新しいプレビューを導入します。
[CAM]作業スペースを使い慣れているユーザは、ツールバーに表示されているツールが非常に少ないことに気付かれたと思います。心配しないでください。ツールを大量に削除したわけではなく、単にそれらが現在の手元の作業に関係していないことを意味するだけです。この[製造]作業スペースには切削ワークフローと積層ワークフローが含まれています。開始時の最初のステップはセットアップの作成です。
ほとんどの場合、Fusion 360 の作業スペースのツールバーでは、ワークフローを開始するときに最も左側のツールが使用されるものとして設定されています。[モデル]では[スケッチ]、[製造]では[設定]です。切削造形を行っている場合、これは使い慣れたワークフローと完全に同じになります。セットアップを作成し、Z を設定し、ツールを選択し、パラメータを編集し、正しいジョブを行う方法を選択します。
高度な積層造形を実行している場合、順調に作業を進められます。
データと操作性
新機能![ファイルからデザインを新規作成]を[開く]に変更
以前の[ファイル]ドロップダウン メニューでは、[ファイルからデザインを新規作成]と呼ばれるオプションがありました。このオプションを使用すると、保存していないドキュメントで自分のコンピュータから CAD ファイルを開くことができます。これはかなり簡単なワークフローでしたが、利用できるのは内容と場所を把握している場合のみでした。
[ファイルからデザインを新規作成]が、単なる[開く]という名前になりました。その理由はなぜでしょうか?[ファイルからデザインを新規作成]の意味は誰もわかっていませんでしたが、[開く]の意味は誰もが知っているからです。
[ファイル] > [開く]では、ローカル マシン上に存在するデザインを開くだけでなく、クラウドのプロジェクトに保存されたデザインも開くことができます。以前は、開くことのできるファイル タイプが少数のファイル形式のリストに制限されていましたが、新しい[開く]ワークフローでは、すべての種類の CAD ファイルを開くことができます。
Fusion 360 のインストールにはファイル形式トランスレータが付属するため、これらの一部の形式はすぐに開くことができ、一部の形式では開くためにクラウド変換が必要になります。[ジョブ ステータス]ダイアログを介してクラウド変換の進捗状況を追跡することができます。変換が完了すると、保存されていないドキュメントとして開くことができます。
現在は一貫したアクセス ポイントが用意され、すべての手順が簡単になり、クラウドを使用して難しい操作を実行できるようになりました。この機能は現在も進化しているため、ユーザからの意見を取り入れ、これからも改良を続けていきます。
新機能!表示スタイル用の[Ctrl]+[4]、[5]、[6]、[7]、[8]、[9]のホットキー
さまざまな表示スタイルをすばやく切り替えてデザインを効率的に検証できるよう、表示スタイル用のホットキーを追加してほしいというリクエストがありました。今回、この機能が実装されました。[シェーディング]から[エッジのみを表示したワイヤフレーム]までに、[Ctrl]+[4]から[Ctrl]+[9]までのホットキーが割り当てられました。
これらのホットキーを選択した理由は、現在 T スプラインのスムーズ、コントロール フレーム、ボックス モードに割り当てられている[Ctrl]+[1]、[Ctrl]+[2]、[Ctrl]+[3]の延長として操作できるためです。
重要な修正および機能向上
生成設計
改善!ジェネレーティブ デザインとシミュレーション作業スペースにおける追加の表示設定コントロール
ジェネレーティブ デザイン スタディの設定中にモデルのパーツの表示と非表示を切り替える機能が必要だと要望がありました。ジオメトリのさまざまな部分の表示と非表示を切り替える操作は非常に共通しているため、ブラウザでスタディを右クリックしたときの右クリック メニューに[すべてのコンポーネントを表示]と[すべてのボディを表示]コマンドを追加しました。これらのコマンドは、[ジェネレーティブ デザイン]、[モデルを編集]、[シミュレーション]、および[単純化]の各作業スペースに表示されるようになりました。
改善!ダウンロードした結果に物理マテリアルを自動的に入力
ジェネレーティブ デザインは、デザイン上の問題に適用可能な多くの解決策を探す上で優れています。マテリアルの種類は、最適な解決策を選択する際の重要な部分です。
新しい Fusion デザインを結果から作成する場合、この結果のマテリアルが自動的に割り当てられ、[プロパティ]ダイアログと[物理マテリアル]ダイアログで特定できるようになりました。ワークフローのステップが 1 つ減り、ジェネレーティブ デザインを活用できるようにステップが 1 つ増えます。
改善![N]を押して新しいジェネレーティブ デザイン スタディを表示
Fusion 360 全体のホットキーをすべてのユーザが求めています。[ジェネレーティブ デザイン]作業スペースも例外ではありません。[N]キーを 1 回押すと、新しいジェネレーティブ デザイン スタディを作成できるようになりました。
重要な問題の修正:
スケッチ
改善!ソルバーの堅牢性を強化
当社のチームは、スケッチ操作の安定性、予測可能性、迅速性の向上に取り組んでいます。この取り組みは着実に成果を挙げています。今回はソルバーの堅牢性を向上しました。これは当社の最優先事項で、最高の人材を投入したため、スケッチは盤石になりました。
改善!パターンのパフォーマンスが向上
スケッチのパターン化に特化してスケッチのパフォーマンスを強化しました。以前にスケッチをパターン化する場合は、チェックしたインスタンス数に応じてジオメトリを実際に作成していました。現在は、最初から作成するのではなく、ジオメトリのプレビューを表示できるようになりました。このため、前方移動をパターン化する複雑なスケッチの操作が簡単かつ迅速になります。
重要な修正:
モデリング
新機能!スムーズ ツール
ジェネレーティブ デザインの出力に取り除く必要がある隆起や余分なジオメトリがある場合、Fusion 360 に導入された「スムーズ」というツールでその作業を行うことができます。 これは、スカルプト環境の[修正]ドロップダウン メニューにあります。
正直なところ、前回の更新でこの機能について言及していませんでしたが、大騒ぎにはなりませんでした。前回の更新以降、適用の繰り返しとパフォーマンスの向上に取り組み、すべてのモデルでスムージングの向上が確認されました。特に、ジェネレーティブに作成したモデルで向上しています。
また、いくつかの重要なモデリング機能も強化されています。
改善![フィレット]コマンド
そう、良質な[フィレット]コマンドです。前回の更新では、新しいテーブルベースのユーザ エクスペリエンスを導入して、ルール フィレットをフィレット機能にマージし、標準的なフィレットへの入力として面を選択できる機能を追加して、[フィレット]コマンドを修正しました。面を選択できるようになったことで、エッジを隠す面が最優先となるため、便利な機能を使用して不明瞭なエッジを選択するのが難しくなりました。ご不便をおかけしました。
Expert Elite Kevin Ellingson およびこの問題を報告してくれた他のユーザのおかげで、[ルール フィレット]を切り替えてフィレットを面全体に適用できるようになりました。フィレットの面入力を削除したため、将来的には[選択]プロパティを効率的に使用できる方法を探していきます。フィレットの新しい面選択方法を頻繁に使用していて、以前の動作が気に入っていた場合は、操作の感想をご報告ください。
また、フィレットの変更の途中で、モデル エッジを事前に選択していると、右クリック コンテキスト メニューに表示されないこともありました。心配しないでください。その問題も発見し、適切な場所に戻しました。
改善!平面の通過点に平行な作図平面
オフセット平面は最も一般的な設計ツールです。以前まで、ジオメトリにスナップするだけで、コマンドで選択した頂点またはエッジとの距離が自動的に埋められていましたが、上流の変更で頂点またはエッジの位置が移動した場合、関連付けは維持されませんでした。現在は、押し出しと同じようなメカニズムを使用することで、平面の関連付けを維持できるようになりました。
改善!オフセット平面をスケッチ点にスナップ
ジオメトリにスナップするだけの場合、スナップするオブジェクトとしてスケッチ ポイントを選択することはできませんでした。この制限もなくなり、さまざまな異なる参照入力が関連付けされた面を作成できます。
改善!すべての非表示のボディを表示/再表示
これには悪戦苦闘しました。表示を切り替えるためにボディの長いリストから正確なボディを検索するのは、手間のかかる作業です。任意のコンポーネントを右クリックして[すべてのボディを表示]を選択するだけで、表示を簡単に切り替えられるようになったため、この作業のストレスを減らすことができました。
ヒント: 探しているボディが最初に表示されない場合はいつでも元に戻すことができます。
改善![面を延長]が[面をチェーン]の既定の設定に
何かをオブジェクト「まで」押し出し、参照を選択するとすぐにエラーが発生したことはありませんか? 私たちも何度も経験したことがあります。そこで、面倒なエラーから起こる不安を軽減できるように参照面が自動的に延長されるようになりました。
改善! 構築ジオメトリを呼び出したときに基準平面を自動的に表示
スケッチの開始時に常に役立ちます。グローバル参照面が表示されていなくても選択できるように、基準が自動的に表示されます。この機能を[構築]ドロップダウン メニューのすべての関連コマンドに拡張したため、グローバル座標系を簡単に参照できるようになりました。
その他の重要な修正:
2D 図面
新機能!パーツ一覧の列の並び替えと表示/非表示
2D 図面内のパーツ一覧を作成する場合、表示する内容に合わせてさまざまな列を並べ替えたり、表示/非表示を切り替えることができるようになりました。パーツ一覧をダブルクリックすると、項目、数量、パーツ番号、説明、マテリアル、質量の表示を切り替えるオプションが有効になります。矢印を使用して一覧を上下に移動すると、実際のパーツ一覧に反映されます。
CAM
新機能!旋盤のカスタム ホルダー
以前は、旋盤のカスタム ホルダーを定義できましたが、一般工具の[末尾角度]フィールドと[進入角度]フィールド、およびボーリング工具の[進入角度]フィールドの値は、[ツール ライブラリ]ダイアログを閉じると維持されませんでした。この問題は修正されました。[ツール ライブラリ]およびシミュレーションとツールパスの検証時にモデル化したカスタム ホルダーを正しく視覚化できるようになりました。
新機能!旋盤進入
[固定進入方向を使用]パラメータで、進入角度と退出角度が輪郭仕上げと溝仕上げの進入と退出の方向にどのように影響するかをコントロールできるようになりました。
このパラメータをオンにすると、進入角は、セットアップされた WCS の正の Z 軸に対する進入の角度を表します。ただし、このパラメータをオフにすると、進入角はツールパスの方向に対する進入の角度を表します。
*いくつかのヒント*
[退避前に分離]パラメータは退出角度より優先されるため、進入角度の予測可能な結果を取得するには、このパラメータをオフにすることをお勧めします。
Fusion 360 は、ソリッド モデルのガウジと残りのストックのガウジのすべての単一リードを常にチェックし、安全なツールパスを計算します。ガウジにリードが見つかった場合は、[リード モード]パラメータで指定された方法で修正されます。Fusion 360 が以前の粗削り操作で残ったマテリアルを認識し、誤ったガウジを無視して、さらにリードを予測しやすくなるように、プログラムされたリードを持つ輪郭仕上げまたは溝仕上げ操作を、取残し加工操作とその後の粗取り操作として設定することをお勧めします。
新機能!輪郭仕上げ中のフェイシング
以前のバージョンでは、輪郭仕上げ操作にはフェイシング移動が最初に含まれており、工具の先端が内径に接するまで工具が下方向のみを加工する問題がありました。このため、工具がノーズ半径を使用する場合は、完成品に仕上げ加工されていないストックが残っていました。この問題を解決するために、工具が工具のノーズ半径と同じ長さだけ内径の内側を通過するように、ツールパスのフェイシング部分を変更しました。
さらに、新しいパラメータ[内側半径以下の切削距離]が[半径]タブに追加されました。このパラメータを使用すると、内側半径以下および工具のノーズ半径以下の一定距離を工具が通過できるようになり、輪郭仕上げ操作のフェイシング部分で発生する小さな削り残しを取り除くことができます。
新機能!旋盤輪郭で内側半径以下の加工が可能に
フィードバックに基づいて、旋盤の輪郭で加工されていない削り残しを取り除くために、ツールで内側半径以下の距離を加工する機能を追加しました。これは、工具が内側半径以下を通過できるフェイシングおよびパーティングに似ています。
Scott Moyse が指摘したように、これにより、前面の中心、面取り周辺、パーツの輪郭の残りの部分までパーツのすべてを仕上げることができます。これは、目印を残せないようなステンレス鋼などの硬いマテリアルで特に役に立ちます。
新機能!ナビゲーション ツールバーのビュー方向
KRoser_12から、[ビュー方向]コマンド(ツール先端など)が HSMWorks でサポートされているが、InventorHSM は Fusion 360 内に存在しないため、これを[CAM]作業スペース内で使用できると良いという報告を受けました。この意見には賛成です。ウィンドウ下部のボタンのナビゲーション ツールバーに追加しました。新しいビューは現在の工具の向きを基準にしているため、「工具トップ」はツールの軸に沿って下向きに表示されます。
改善!旋盤の内側加工法の順序を修正
旋盤操作の[半径]タブの半径フィールドは、[外側半径]、[内側半径]、[クリアランス]、[後退]の順序です。正しくは、[後退]、[クリアランス]の順序のため、そのように修正しました。
改善!輪郭の選択解除機能でドリル、ボア、円形、ねじ切りミル ツールパスをサポート
2D 輪郭などの操作で使用しているジオメトリを削除すると、輪郭が消失した部分は赤色のゴースト破線で表示されます。このゴースト輪郭を[Ctrl]を押しながらクリックすると、消失した輪郭を選択解除できます。このゴースト輪郭機能は、ドリル、円形、ボア、ねじ切りミルには表示されませんでしたが、現在は表示されるようになりました。
API
重要な修正: