過去バージョンは保存されている
Autodesk Docs でファイルをパブリッシュすると、バージョンが上書きされていきます。
バージョンが上書きされる
しかし、単なるファイルの上書きではなく、以前のバージョンを取り出すことができます。"V1"、"V2" などのバージョンのマークをクリック、または右クリックをし、[バージョン履歴を開く] を選択すると、バージョンの履歴を一覧できます。
過去バージョンを取り出すには?
過去バージョンのファイルを取得するには
各バージョンの右端の 3 点リーダーをクリックします。
過去のバージョンを取り出すには [コピー] または [ソース ファイルをダウンロード] を使用します。
- コピー:このバージョンの .rvt ファイルを任意のフォルダにコピーします
- ソース ファイルをダウンロード:このバージョンの .rvt ファイルをダウンロードします
最新版にする
例えば、バージョン 1 (V1) とバージョン 2 (V2) があるとします。V1 を最新版として復活させたい場合は、V1 を選択し、[最新版にする] を選択します。この際に V2 はなくなってしまうわけではなく、V2 の上に V1 のコピーが配置されるので、安心して操作できます。
バージョン間での比較
比較の基本操作
任意のバージョン間で何が変更になったかを比較することができます。(例:V2 と V7 の比較)
- 目的のファイルを右クリックし、[バージョン履歴を開く] を選択
- バージョン履歴から比較したい 2 つのバージョンにチェックを入れ、[バージョンを比較] をクリック
- 比較したいシート / ビューを選択し、[比較] をクリック
- ビューが表示され、追加された要素が緑、削除された要素が赤、変更された要素が黄色で表示される
比較の内容
いったい何が変更されたのかを確認してみます。要素を選択すると詳細な情報が表示されます。
このダイアログボックスでは「○○基準」で変更前後の差分を示し、「変更後」で変更後のタイプ名を示しています。また、1 番下の青枠で囲ったファイル名は、現在表示されているファイルであることを示しています。
もう一方のファイル名をクリックすると、この要素に関しての変更前の状態が表示されます。このように形状だけでなく、プロパティの情報も比較してくれます。
画面下の 3 つ並んだボタンの左端をクリックし、並べて表示を選択すると・・・
比較対象の 2 つのバージョンが画面左右に並べて配置され、画面操作(パン、回転、ズーム)が連動します。
変更前後の様子をわかりやすく確認することができます。
2D ビューも比較可能
3D ビューだけでなく、2D ビューも比較することができます。例えば、次のように比較対象を指定します。
3D ビューと同様の操作方法で差分を抽出してくれます。
Docs を使えば、バージョン管理と変更のチェックがとても容易になりますね。
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