Revit のデータをアップロードする
Revit を使わないデータを評価する立場の人に Revit のデータを共有するには、Autodesk Docs はすばらしい手段です。その第一歩は Revit のデータを Docs のフォルダにアップロードすることです。
方法はいくつかありますが、まずはワークシェアリングされていない単独ファイルを Docs にアップロードしてみましょう。ここで使用する Revit のバージョンは 2025 です。
手順
- Revit でファイルを開きます。ここではバージョン 2023 まで添付されていた「rst_advanced_sample_project.rvt」を使用します。このファイルは "C:\Program Files\Autodesk\Revit 2023\Samples" にあります。
- 一度ファイルを上書き保存します。
- ファイルタブ>名前を付けて保存>クラウドモデルの順でクリックします。
- [アカウントとプロジェクトを切り替え] で、読み書き以上のアクセス権があるプロジェクトを選択(※)します。
- アカウントとプロジェクトを選択すると、プロジェクトのフォルダが表示されます。アップロード先のフォルダを選択し、[保存] をクリックします。
- アップロードが終了すると、次のようなダイアログボックス表示されるので [閉じる] をクリックします。
※Revit のバージョンと Docs に関する注意点
Docs のプロジェクトは、クラウド モデルとして保存すると最初にアップロードされた Revit のバージョンで固定されてしまいます。例えば、Revit 2025 を使用している場合、Revit 2024 のファイルがすでにアップロードされている Docs のプロジェクトフォルダは、上記操作の 4 のところでプロジェクト自体が表示されません。
Revit 2024 で固定されたプロジェクトに Revit 2025 のデータを保存するには、Docs の機能を使い、プロジェクト全体を 2025 にアップグレードする必要があります。
ブラウザで閲覧しよう!
アップロードが完了したら、ブラウザで Docs にアクセスして、データを閲覧してみましょう。
手順
- ブラウザを開き、アドレスバーに "acc.autodesk.com" と入力します。Autodesk Account の ID とパスワードを入力すると、[My Home] のページが開きます。
-
[プロジェクト] をクリックすると、自分に割り当てられているプロジェクトの一覧が表示されるので、目的のプロジェクトをクリックします。
-
左上の製品ピッカーで Docs が選択されていることを確認して、ファイルを選択し、Revit データを保存したフォルダにナビゲートします。
- アップロードされた Revit ファイルをクリックするとビューアが起動します。
画面上をクリックしてぐるぐる回してみてください。驚くほど軽々と操作できるはずです。
基本の操作は
- マウス左クリック=オービット(回転)
- マウス右クリック=パン(移動)
- マウスホイール=拡大縮小
です。
次回はビューアの操作方法についてもっと詳細に体験してみましょう。
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