例えば上の物を仕上げ代の径方向だけに負の数値を入力した場合、五角形や直径は負の分だけ小さくなるのはわかるんですが、コーナーRはどうなるんでしょうか?
また、このように仕上げ代を変えて加工した場合の、シミュレーション加工後のモデルの寸法測定などは出来ないのでしょうか?
検査タブから測定しても、書いたモデルその物の測定になってしまう為、モデルよりも仕上げ代を残して加工した状態の測定、仕上げ代に負を入れ、モデルよりも小さく加工した状態の物を測定したいです。
宜しくお願い致します。
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私はあまりシミュレーション後の寸法測定ってのは使わないのですが、一応矢印のアイコンでモデルと切削後のストックとの乖離値を見ることが可能です。 コマンドを選んだあとのカーソルの位置の測定値をリアルタイムで表示してくれますが、まあ目安程度にしかならないかなと思います。
あとは、残ったストックの値を変えることで、切削後のストックの色が変わるので、この値を徐々に変更してどの程度モデルと違うかを判断できます。 実はこちらの方が精度が良くて使う場面が多いです。
今回の例では0.5mm径方向にマイナスしていますから、残りストックを-0.45だとこの値ですが、
-0.55だとこの表示になるので、色が変わった部分は-0.45~-0.55の間になっているのが分かります。
さらに、シミュレーション内で右クリックをするとストックをSTL形式で保存することが可能なので、これを別ファイルとして読み込んでスライスして寸法を測ることも出来ます。面倒なのでこの方法はあまりやりませんが、このSTLファイルは次工程でストックとして使用できるので、多数工程になる部品などでは結構使う機能です。
Bunga777様
ありがとうございます。
ストックの残りを見るのは色々と応用が利きそうですね。
教えて頂いた方法でストックを保存し、メッシュで取り込んで寸法を測ろうと試みましたが、三角形が多すぎてきれいにソリッドボディに戻せず、測定出来ませんでした。
また、「メッシュの断面をスケッチ」し、「断面に沿って曲線作成」で書いてみましたが曖昧過ぎて大まかすぎる数値しか見られませんでした。
このスケッチを押し出して立体にしても、全てが繋がった線になっているため、個々のRを知ることが出来ませんでした。
加工後のストックを検査測定し、寸法を知る手段は他には無いでしょうか。
宜しくお願い致します。
とりあえずどうしても測定ということであれば、STLを読み込んでメッシュの中に断面スケッチを作成するコマンドがあるのでこれで抽出した後、新たにスケッチを作成してラインコマンドで曲線や直線は目見当で引いて確認するのがてっとり早いかなと思います。
ちなみに元モデルでR3を付けたモデルでオフセット-0.5で加工したものはこのようにR2.466とほぼ計算どおりになってます。
ただ加工の際のオフセットは机上計算で言うとサーフェスをオフセットさせたところに沿っているはずなので、加工モデルから-0.5させて加工した製品は、結果としてモデルのサーフェスを-0.5オフセットさせた形状に等しいということになります。
今回なぜシミュレーション後のストックを測定したいのか、本来の主旨が分かりませんが、現状のモデルよりも小さい加工品を求めているのであれば、現状モデルを変更してシミュレーションはそれとの差異で判断した方が良いのかなと思ったりします。
ありがとうございます。
「メッシュの中に断面スケッチを作成するコマンド」
これは試してみたのですが、線の引き加減で結構変わってしまうので他の方法を探していました。
「加工の際のオフセットは机上計算で言うとサーフェスをオフセットさせたところに沿っている」
ということであれば、デザインで径方向だけオフセットしたモデルを検査測定すれば結果は「仕上げ代で径方向だけマイナス」した物と同じになるわけですね。
今後もこれで確認出来ると思います。
「なぜシミュレーション後のストックを測定したいのか」
これに関しましては、電極加工にて、傷やへたりなどの理由で径方向だけ追い込んで細く再加工する場合、
仕上げ代の径方向を負の数値にしていけば良いのか、
小さいモデルを書き直さないといけないのか、
わからなかった為、じゃあ負の数値で加工した物の、この部分のRはどうなっているんだろう?と気になり、
測定してみたかった次第です。
いつもありがとうございます。
なるほど……。
「仕上げ代の径方向を負の数値にしていけば良いのか、
小さいモデルを書き直さないといけないのか」
上記ふたつは私が書いた通り、どちらでもOKという事になりますので、その時々で使いやすい方を使う感じだと思います。
大がかりにあちこち変更するのであればモデルをしっかりと変えてしまった方が良いし、局所的に穴径だけをちょっと大きくしたいなどはCAM側のオフセットでどうにかしてしまう感じですね。
また、元のモデルが変わってしまうとアセンブリで困る場合などの場合には、製造モデルを作成してその製造モデルを編集して対応します。この製造モデルは製造用に個別にモデルを用意してくれるのでその中で加工用に補正作業を行うと元のモデルには影響しません。
これで良いのかと迷っていた部分全て払拭出来ました。
色々変わるならモデル書き直し。
少し変えたいだけならオフセットや負の数値で仕上げ。
これで今後やっていけそうです。
また、元のモデルが変わってしまうと困る事がほとんどなので、
製造モデルというのはすごく助かりました。
ダブルクリックで編集出来るんですね。
凄く便利で、少し変更したモデルを保存したい場合、複数のデータに分けずに一つのデータで保存できるし、製造モデルの名前を変えておけば分かりやすい。
ありがとうございます。
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