リック・ウェーバーと申します。米国・ネブラスカ州オマハにある Kenneth Hahn Architects で BIM マネージャーを務めています。米国各地のプロジェクトに携わる小規模ながらも力強いチームの一員です。
これまで約 13 年にわたり BIM マネージャーとして業務に携わってきました。Content Catalog のベータプログラムにも参加しており、本記事ではその経験をもとに、Content Catalog の活用方法や、企業規模を問わずどのように役立つかについて紹介します。
本記事は、私にとって初めてのブログ投稿です。
BIM マネージャーとして、これまでプロジェクト テンプレート (.rte) にワークセットを含める方法を探してきました。ワークセットをあらかじめ用意できれば、プロジェクトごとに作成する手間を省けますが、命名の統一も難しくなります。
しかし、Revit の仕様上、プロジェクト テンプレートにワークセットを含めることはできません。この課題については、英語版 Revit Ideas でも長年議論が続いています。
では、プロジェクト開始用のファイル (.rvt) を用意し、ファミリとともにサーバーに配置して運用する方法はどうでしょうか。
一見うまくいきそうですが、実際にはすぐに問題が発生します。ファイルが上書きされ、気づけば内容が崩れてしまうのです。この方法では安定した運用は難しいと言えます。
そこで有効なのが Content Catalog です。プロジェクト テンプレート自体は扱えませんが、ワークシェアリングされたプロジェクト ファイルは管理できます。管理者のみが上書きでき、ファイルはバージョンごとに自動でアップグレードされます。
一見すると理想的な仕組みに思えますが、いくつか注意点もあります。これについては後ほど説明します。
手順は次のとおりです。
- プロジェクト テンプレートから、プロジェクト開始用のモデルファイル (.rvt) を作成します。
- 必要な標準ワークセットを追加します。
- ファイルを Content Catalog にアップロードします。
- 従来のテンプレートの代わりに、Content Catalog からモデルを挿入してプロジェクトを開始するようユーザーに周知します。
- Starter Project 用の検索条件を Content Catalog に作成し、ユーザーがすぐにアクセスできるようにします。
- 元ファイルは上書きされないため、安全に管理できます。
小さな問題がひとつあります。ファミリの編集とプロジェクト ファイルの編集の違いに関係する点です。
管理者がファミリ ファイルを編集する場合は、Revit の Content Catalog からファミリ エディタで開き、更新後に所定の保存先へ保存し、そのまま Content Catalog に再アップロードできます。シンプルで手間の少ない運用が可能です。
一方で、プロジェクト開始用のファイルを編集する場合は、Content Catalog からファイルを開いて作業した後、ローカルに保存し、手動でファイルの場所を指定して再アップロードする必要があります。ファミリ編集と比べると、ひとつ手順が増える点が違いです。
この点を踏まえ、次回は効率的なスタータープロジェクト ファイルの作成方法と、Content Catalog を活用した運用について詳しく紹介します。
本記事の内容は、Workflow Wednesday のプレゼンテーション (英語) でも紹介しています。あわせてぜひご覧ください。
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