コミュニティ
AutoCAD - 日本語
製品テクニックや情報を共有、質問、解答したり、情報を検索など使い方は様々です。お役立てください。
キャンセル
次の結果を表示 
表示  限定  | 次の代わりに検索 
もしかして: 

尺度リストに 不要な尺度が存在する

1件の返信1
解決済み
返信
メッセージ1/2
A.HASEGAWA
8809 件の閲覧回数, 1 件の返信

尺度リストに 不要な尺度が存在する

尺度リストを確認すると、 以下のような多くの不要な尺度が存在します。

 

   ・ <尺度名>_XREF_XREF のように、尺度名の後に「_XREF_XREF」が追加された尺度
   ・ 2:1_1 のように通常の尺度の後に「_1」が追加された尺度

 

このような名前の尺度を作成していないのですが、どうしてこのような名前の尺度が存在するのでしょうか。
また、このように不要な尺度が非常に多く存在すると、パフォーマンスが非常に悪くなります。



長谷川
1件の返信1
メッセージ2/2
A.HASEGAWA
次のアカウントへの返信: A.HASEGAWA

<尺度名>_XREF_XREF のような尺度に関しては、Service Pack 1 が適用されていないAutoCAD 2008 において、外部参照を入れ子にした場合作成されることがあります。 <尺度名>_XREF という尺度が外部参照した場合に作成されることがありますが、外部参照したために作成される尺度名ですので、これは正しい動作です。しかし、外部参照を入れ子にした場合に、<尺度名>_XREF_XREF というように _XREF が複数追加された不要な尺度名が追加されることがあります。

 

「2:1_1」 のような尺度に関しては、通常の操作では、このような名前の尺度は作成されません。

 

しかし、コピー&ペースト を使用して他の図面からオブジェクトをコピーするとき、コピー元とコピー先の図面に同じ名前の尺度があり、その尺度プロパティが異なる場合、このような名前の尺度が作成される場合があります。
以下に、このような名前の尺度が作成される手順の例を示します。

 

【後に「_1」が追加された尺度が作成される手順の例】
1) 新規図面を acadiso.dwt を使用して開きます。(便宜上 Drawing1.dwg とします。)
2) STYLE[文字スタイル管理] コマンドを実行します。
  [異尺度対応] をチェックし、[適用] ボタンと [閉じる] ボタンをクリックします。
3) MTEXT[マルチ テキスト] コマンドを実行し、任意の位置に任意のマルチ テキストを作成します。
4) SCALELISTEDIT[尺度リスト編集] コマンドを実行します。
  尺度リストから 1:2 を選択し、[編集] ボタンをクリックします。
  作図単位を 2 以外(例:0.2)に変更し、[OK] ボタンをクリックします。
  [OK] ボタンをクリックし、SCALELISTEDIT[尺度リスト編集] コマンドを終了します。
5) マルチ テキストを選択し、マウスの右クックから [オブジェクト プロパティ管理] を選択します。
6) プロパティ パレットの [異尺度対応の尺度] を選択し、[...] ボタンをクリックし [異尺度対応オブジェクトの尺度] ダイアログを表示します。
  [追加] ボタンをクリックし、1:2 を選択して [OK] ボタンをクリックします。
  [OK] ボタンをクリックし、 [異尺度対応オブジェクトの尺度] ダイアログを閉じます。
7) COPYCLIP[コピー] コマンドを実行します。
  マルチ テキストを選択し、Enter キーを押します。

8) 新規図面を acadiso.dwt を使用して開きます。(便宜上 Drawing2.dwg とします。)
  PASTECLIP[貼り付け] コマンドを実行し、マルチ テキストを任意の位置に貼り付けます。

 

このとき、SCALELISTEDIT[尺度リスト編集] コマンドを実行すると、1:2_1 という尺度が作成されています。

また、Drawing2.dwg に作成した任意のオブジェクトを他の図面(便宜上 Drawing3.dwg とします。)にコピー&ペースト を使用して貼り付けると、他の図面にも 1:2_1 という尺度が追加されます。


以下の手順により、図面中で使用していない尺度を削除することができます。
  ※ 図面中で使用している尺度は削除されません。手順の例では Drawing1.dwg と Drawing2.dwg では 1:2_1 が(マルチテキストで)使用されているため削除されませんが、Drawing3.dwg では削除されます。

 

【尺度リスト クリーンアップ ユーティリティを使用】
尺度リスト クリーンアップ ユーティリティを使用して不要な尺度を削除することができます。

尺度リスト クリーンアップ ユーティリティの対象製品は以下の通りです。
  - AutoCAD 2008 ベースの製品 (DWG TrueView 2008 含む)
  - AutoCAD 2009 ベースの製品 (DWG TrueView 2009 含む)

 

※ 尺度リスト クリーンアップ ユーティリティの使用方法等詳細に関しては、尺度リスト クリーンアップ ユーティリティのReadmeをご覧ください。

 

【図面中で使用していない尺度を削除する手順(ダイアログを使用する場合)】
1) SCALELISTEDIT[尺度リスト編集] コマンドを実行します。
2) [リセット] ボタンをクリックします。
  ※ このとき、「この操作により、カスタマイズしたすべての情報が失われ、尺度リストには規定の尺度セットが復元されます。既定を復元しますが?」というメッセージが表示された場合は、[はい](または、AutoCAD 2010の場合は「既定値の尺度リストを復元する」、AutoCAD 2011の場合はどちらかの単位を選択) ボタンをクリックします。

 

【図面中で使用していない尺度を削除する手順(コマンドラインで実行する場合)】
1) コマンドラインに -SCALELISTEDIT と入力します。
2) R と入力します。([リセット(R)] オプションを指定)。
3) Y と入力します。
4) E と入力しコマンドを終了します。


以下のサイトもご参考にしてください。
http://tech.autodesk.jp/faq/faq/adsk_result_dd.asp?QA_ID=3748

 

オートデスク
サポートチーム



長谷川

お探しの情報が見つからないときは、コミュニティで質問しましょう。困っている人がいたら、情報を教えてあげましょう。

フォーラムに投稿  

State of Design & Make 2024

EE RESOURCES