What's New 2023
2023 年 1 月の製品の主要更新
V.2.0.15291
エキスパートとのライブ イベント | バーミンガム テクノロジ センターからのライブ中継
2023 年 1 月リリースの新機能
Fusion 360 のエキスパートが参加する、60 分間の限定ライブ イベントが開催されます。すべてのワークスペースの最新かつ最高の機能をライブ デモンストレーションを交えてご紹介します。
- [製造]におけるツールパス ジオメトリの新しい選択方法および改良点
- [図面]の最新機能のすべて
- [電子部品の冷却]シミュレーションを最大限に活用する方法
- その他多数
また、専門家との質疑応答の時間も十分に用意されています。最新の Fusion 360 テクノロジの使用方法を習得する最高の機会をお見逃しなく。
2023 年 2 月 9 日(木曜日)に、同じ内容で別々に開催される 2 つのセッションの中から、お好きな時間帯をお選びください。サインアップするには、下のリンクをクリックしてください。ご来場を心待ちにしております。
午前 10 時(英国時間) | 午前 11 時(中央ヨーロッパ夏時間) | 午後 2 時 30 分(インド標準時間):登録はこちら
午前 9 時(米国太平洋基準時間) | 午後 12 時(米国東部標準時間) | 午後 5 時(英国時間): 登録はこちら
注意: 2023 年 3 月以降の重要な OS サポート情報
2023 年 3 月の製品の更新以降、Fusion 360 は以下に示す OS バージョンを完全にはサポートしなくなります。
- Windows 8.1
- Windows 10 (バージョン 1803 以前)
- macOS 10.15 (Catalina)
最新かつ最高の Fusion 360 を継続して開発するには、現在の OS バージョンのサポートを維持し、古いバージョンについてはサポートを終了する必要があります。お客様がこの変化に対応するのに時間を要することは理解しています。そのため、このタイミングでお知らせすることで、OS を最新バージョンへ更新するための十分な猶予を設けています。2023 年 3 月の製品の更新が近づいたら、ここだけでなく製品内でも引き続きお知らせいたします。
操作性
macOS Ventura が正式にサポートされました
朗報です。macOs Venturi が Fusion 360 で公式にサポートされました。お待たせいたしました。Mac コンピュータを最新のオペレーティング システムに更新して、お気軽にご利用ください。
Fusion[ホーム]タブ: データをナビゲートする新しい方法
設計データを探そうとして、見つからずにイライラしたことはありませんか?データ タイプによるフィルタリングができたらと思ったことはありませんか?他のクラウド データ ツールで使い慣れているリスト ビューやグリッド ビューを使いたいと思ったことはありませんか?新しい Fusion[ホーム]タブのエクスペリエンスにより、データを参照するためのより直感的な方法を提供します。[ホーム]タブは、その名の通り、既存の設計を開いたり、ゼロからなにかを作成したり、特定の設計のプロジェクトを参照することができる場所です。複数のオートデスク製品用に設計されているため、作業に一貫した方法でアクセスできます。
注: Fusion ユーザー向けに、今後数か月かけてこの機能を有効にする予定です。 [シングル ユーザー ストレージ] または [Manage Extension] を使用していない限り、このエクスペリエンスを利用できます。早期アクセスをご希望の場合は、Insider Program にサイン アップしていただくようお願いいたします。
ここでは、新しいエクスペリエンスについての概要をご紹介します。
- [ホーム]タブにアクセスする
- Fusion 360 でチームを切り替える
- スイッチャのコンテキスト コントロールにアクセスする
- 新しい設計を開くか、作成する
- 最近使用したデータまたはプロジェクト データを表示する
- 一覧表示とグリッド ビューを切り替える
- データを分類する
- 最近使用したデータを検索する
- データをフィルタする(プロジェクトのみ)
- 表示されるプロパティ列を調整する
- 選択した設計のプロパティを表示する
- データのコンテキスト コントロールにアクセスする(最近使用した項目からプロジェクトの場所へのクイックリンクを含む)
- 追加コンテンツや Autodesk App Store を詳しく見るためのクイックリンク
詳細については、Fusion の[ホーム]タブのヘルプ ドキュメントをご覧ください。
パフォーマンス
この 1 月には、これまで以上に高速でスムーズな動作を実行するための、新しいエキサイティングなパフォーマンスの更新が多数用意されています。
- Fusion での大規模な設計のウィンドウ選択および選択解除が、約 1.8 倍の速度で実行されるようになりました。
- スケッチ エンティティのウィンドウ選択と選択解除が改善され、これまで以上に高速化されました。これまで、2 ~ 3 分かかっていたスケッチ エンティティ の読み込みが、1 ~ 2 秒に短縮されました。
- スケッチ ファイルのスケッチ プロファイルの生成が最大 33% 高速になりました。
- スケッチの編集が最大 20% 高速になりました。
- [押し出し]/[フィレット]が、設計ファイルに対して最大 9 倍から 55 倍速く実行されるようになりました。
- [すべて計算]は、アセンブリ ファイルに対して最大 86% 速く実行されるようになりました。
- 大規模なアセンブリの[ジョイントを編集]が最大 1.1 倍速くなりました。
- 外部参照コンポーネントによるコンポーネント パターンの作成が、特定の設計ファイルに対して最大 3 倍速く実行されるようになりました。
設計
自動モデリングが Fusion 360 に正式採用されました
[設計] > [自動化] > [自動モデリング]
今回の更新で、自動モデリング プレビューは、Fusion 360 のサブスクリプション メンバーおよび学生を対象にした商用機能となりました。自動モデリングは、接続したいサーフェスや回避したいボディなどに関するいくつかの基本情報だけで、編集可能な複数の設計案をわずか数分で提供します。それぞれの選択肢には、追加のバリエーションがあり、ボリューム スライダを使用してキャンパス上でリアルタイムにプレビューを更新しながら検討することができます。代替案を選択すると、新しいボディやコンポーネントがタイムラインに追加され、、生成されたシェイプの編集可能な T スプライン機能を含む機能履歴が表示されるので、特定のニーズに応じて結果をさらに調整することができます。
詳細については自動モデリングの詳細を参照してください。
自動モデリング UI の改善
一部のユーザから、[自動モデリング]ダイアログが画面の高さよりも大きくなり、結果として[OK]ボタンや[キャンセル]ボタンにアクセスできなくなったというご意見がありました。この更新では、画面サイズに関係なくダイアログが画面から消えないように動作が改善されました。さらに、ボリューム スライダ コントロールにリアルタイムの更新機能を追加し、スライダをドラッグするとキャンバス プレビューが更新され、よりダイナミックな操作感が得られるようになりました。
新機能スプライン曲線の次数を変更する
経験豊富なスプライン制御点のユーザのために、スプラインの次数のオプションに 1 ~ 9 が追加されました。スプライン制御点を編集するときに、[スケッチ パレット]の[スプラインの次数を変更]ドロップダウンを使用して、選択した次数を変更できるようになりました。
スプライン制御点を作成する場合、次数 3 または 次数 5 の曲線を選択することができます。スプラインの次数の選択を編集するには、キャンバスで曲線を選択し、[スケッチ パレット]ダイアログで、[スプラインの次数を変更]ドロップダウンで任意のオプションを選択します。
次数を増やすと、制御点が追加され、形状をより細かくコントロールできるようになります。
- 曲線のシェイプは、より高い次数の設定に変更しても維持されます。
- より高い次数のスプラインに対するサポートは、異なる次数の設定を持つ他のプログラムから設計を読み込む場合に役立ちます。
次数を減らして制御点の数を減らすと、曲線が単純になります。
- カーブの次数が低いほど、全体的なシェイプのコントロールが容易になります。
- 次数を下げる前に端点に拘束を適用すると、シェイプを適切に維持できます。
- [フォーム]ワークスペースで使用する場合は、曲線を次数 3 に変換します。
詳細についてはスプラインの次数のコントロールを参照してください。
[パラメータを変更]ツールの改善: 並べ替えとフィルタ オプション
一連の継続的な更新の一環として、設計 > 変更 > [パラメータを変更]ツールにいくつかの改善を加えました。次の操作を実行できるようになりました。
- (1) パラメータ リストをタイムラインの順序で並べ替えます。この機能は、名前や値などのパラメータ テーブルのヘッダのいずれかを使用してリストを並べ替え、リストをタイムラインの順序に復元したい場合に便利です。
- (2) フィルタして、ユーザ パラメータを表示します。
- (3) フィルタして、お気に入りパラメータを表示します。
- パラメータの式で逆双曲線関数を使用します。
- パラメータ機能 ID を検索します。
この機能強化により、既存のパラメータを並べ替え、フィルタ、検索して、必要なパラメータをすばやく見つけることができます。
詳細についてはパラメータの作成、編集、および管理する方法を参照してください。
計測の改善: XYZ のデルタ オプションの変更
いくつかのユーザから、この機能強化を望む声がありました。検査 > [測定]ツールで、2 つの頂点を選択すると、新しい XYZ のデルタ オプションが表示されます。測定値を位置合わせする座標系を次のいずれかから選択できます。
- なし: XYZ 測定値を非表示にします
- [コンポーネント 1 座標系]: [コンポーネント 1 座標系]に位置合わせされた XYZ 測定値を表示します。
- [コンポーネント 2 座標系]: [コンポーネント 1 座標系]に位置合わせされた XYZ 測定値を表示します。
- グローバル座標系: 最上位のコンポーネントに位置合わせされた XYZ 測定値を表示します。
この追加により、アセンブリ内のコンポーネントを計測する際に、より簡単に、より多くのオプションを使用できるようになりました。
詳細については[測定]ツールを使用して XYZ のデルタを切り替える方法を参照してください。
ジェネレーティブ デザイン
高度な機能が正式に利用可能になりました
昨年後半は、ジェネレーティブ デザインの新しいソルバーとして、[実験的なソルバーと機能]プレビューからソルバー テクノロジを前面に押し出すために、多くの作業を行いました。この新しいソルバーにより、実行時間の短縮と結果の品質向上を実感頂いていることでしょう。このソルバー技術は、プレビュー機能の多くをプライム タイムに移行するための基盤を築きました。今回のリリースでは、次の機能がプレビューの外部で使用できるようになりました。
- 円柱面に軸外モーメントを適用する機能
- ジェネレーティブ デザイン > 荷重と拘束 > 構造荷重 > モーメント
- グローバルおよびローカルの変位制限
- ジェネレーティブ デザイン > 設計基準 > 目標
- 手動点質量
- [ジェネレーティブ デザイン] > [荷重と拘束]
- オフセット荷重およびリモート モーメント
- ジェネレーティブ デザイン > 荷重と拘束 > 構造荷重
- リモート拘束
- ジェネレーティブ デザイン > 荷重と拘束 > 構造拘束
詳細については変位制限、点質量、オフセット荷重、リモート モーメント、およびリモート拘束を参照してください。
追記: 10 月の更新で、商用ソルバーを更新するとお伝えしましたが、念のため、前世代のソルバーを維持する予定でもありました。しかし、すべてが期待通りに動作しているため、この更新よりレガシー ソルバーを完全に廃止する予定です。代替結果をオンにして実験ソルバと機能のプレビューを実行し、上記の機能を使用しない場合、以前に比べて結果が1つ少なくなります。
プレビュー: 2 軸および 2.5 軸加工における対称拘束
いくつかの機能は、[実験ソルバー]と[機能プレビュー]の対象から外れますが、残りの機能については現在も進行中です。2 軸加工および 2.5 軸加工の製造拘束をサポートするために、[対称]オプションを拡張し、最大 3 つの直交対称平面を定義できるようにしました。成果は、対称性がない場合と同様に、スケッチと押し出しの編集可能なタイムライン履歴で構築されますが、スケッチには対称断面の一部しか含まれず、ソリッドにミラー操作を作成してモデルを完全に構築し、スケッチの編集の簡易化とパフォーマンスを向上させます。
詳細は対称平面の詳細を参照してください。
図面
新機能カスタム テーブルをコピーして貼り付ける
お客様からのご要望にお応えして、シート間および図面間で「カスタム テーブル」をコピーして貼り付けることができるようになりました。
ビューの削除の機能強化
ビューの削除のエクスペリエンスが向上しました。ビューを削除すると、すべての寸法や注釈も削除され、ビューの削除がより迅速に行えるようになりました。
新機能記号の再度関連付け
すべての GD&T 記号は、他の注釈と同様に扱われるようになりました。記号は、基礎となるジオメトリが削除された場合に再度関連付けできます。面の指示記号、幾何公差記号、データム、溶接記号、テーパ記号および勾配記号は、必要に応じて再度関連付けできるようになりました。
電子部品
フォーラムやサポート チケットなどを通じていただいたすべてのフィードバックは、注意深く監視しています。このような問題についてのご意見、ご報告をいただき、ありがとうございます。お客様のご意見は、より良い製品作りの参考にさせていただきます。
今回の更新プログラムでは、数多くのバグ修正と改善が行われ、それぞれ が 3 つのカテゴリに分類されています。それぞれのカテゴリにおいて、主要な修正や改善に焦点を当てています。
機能の改善
この更新では、主に安定性、不具合、生産性、パフォーマンスへの対処に焦点が当てられています。しかし、その一方で、[ライブラリ]ワークスペースの既存機能の一部も改善されています。
- コンテンツ マネージャでライブラリの説明を変更できるようになりました
- コンテンツ マネージャで属性を表示および編集できるようになりました
- [ライブラリ]ワークスペース内のデバイス コマンドに、不足しているコマンド(情報、表示、コピー、削除、移動、パターン)をいくつか追加しました
生産性とパフォーマンス
このカテゴリは、作業をより迅速に行い、より楽しい設計エクスペリエンスを実現するのに役立ちます。これには、既存のワークフローの一部を自動化したり、機能をより直感的なものにしたり、Fusion 360 [電子部品]ワークスペース内のさまざまなコマンドの実行時間を改善したりすることが含まれます。
生産性とパフォーマンス向上のための重要な更新
- 以前は、[電子設計]ドキュメントを使用せずに[回路図]ドキュメントを開くと、設計が正しく同期されないことがありました。[電子部品]設計では、回路図および PCB サブ ドキュメントにまたがるすべての同期が調整されます。1 つの[回路図]ドキュメントまたは[PCB]ドキュメントを開くときに、関連する[電子設計]ファイルを開くためのプロンプトが生成されるようになりました。これにより、すべての[電子設計]サブ ドキュメント([回路図]/[PCB]ドキュメント)が常に同期されます。
- 従来、配置する部品をバリアントで検索する場合、各検索結果を個別に確認する必要がありましたが、[パーツを配置]パネルで直接バリアントでフィルタリングすることが可能になりました。
その他の改善点
- 単一の回路図またはボードを開くときに、関連する設計を開くオプションの提供
- [回路図/PCB/PCB3d を完了する] は、リンクされているすべての電子ファイルを完了します
- インスペクタ内で許可される複数ビアの信号の変更
- [グリッド]設定と[DRC]単位および[ネット クラス]単位の整合性
- エクスポートされた PDF における、参照されているイメージの明確化
- CAM イメージ プロセッサ内における、用紙サイズの表示
- CAM の[モノクロ]モードで許可されるチェックボックスをオンまたはオフにする機能
- コンテンツ マネージャで展開されたアセットを折りたたむ場合に必要となる 2 クリック
- インスペクタのローカライズの改善
- CAM プロセッサのローカライズの改善
- ディスプレイ/レイヤー ダイアログのローカライズの改善
- Gerber ジョブのファイルパスが、接頭辞を変更しても即座に更新されなくなりました
- 設計中にネット指摘事項の再定義が発生した場合に、ネットを結合または分割する機能の追加
- 同名ライブラリ(バージョン、最後に使用、編集、フォルダなど)の簡単な区別
- [記号]エディタおよび[計画線]エディタにおける、グリッドの既定での有効化設定
- [パーツを配置]パネルでバリアントによるフィルタリング性能
- 記号エディタ内で、ピン名の位置(ピンとピン名の間隔)、フォント サイズ、および回転の調整
- コンテンツ マネージャのアセット詳細セクションにサムネイルを追加
- コンポーネント ライブラリの編集時に右クリック メニューにライブラリ名を表示
- [電子部品]におけるプロジェクトのコピーの簡略化
- スケール係数ボックスの値をマウス操作なしで、バックスペースにより変更できるようになりました
- [全体表示]は、可視レイヤー 51tDoc と 52bDoc にのみ適用される必要があります
- ネットをバスに追加するときに、ネットのリストでソートまたは検索できる機能
- プロパティとインスペクタでの属性のコピーのサポート
- 永続的な(レガシー)UI オプションとパネルの永続的な状態を同期
- 新しく追加されたラベルは、コーナーを自動的に一致させるのではなく、マウスに追従するようにします
- オートルータ チェックボックスのクリックロジックが UI 表示と一致するようになりました
- インスペクタからポリゴンを既存の信号に名前変更できるようになりました
- コマンド ダイアログの設定が、すべてのコマンド間で共有されるようになりました
- アカウントが 2 つ以上の信号層をサポートしていないという警告を、非商用ユーザに対して表示します
- コマンドパネルの更新に時間がかかることがありましたが、これを 5 倍高速化しました
- Fusion 360 [電子部品]ファイルを閉じるのに要する時間を短縮しました
- ライブラリ マネージャのパフォーマンスが向上し、場合によっては、35% もの改善が見込めます
安定性と不具合
ここでは、重大なクラッシュや、Fusion 360 [電子部品]が期待どおりに動作しない領域について説明します。
安定性
クラッシュレポートをお寄せいただいた皆様のおかげで、14 件の重大なクラッシュに対処することができました。
安定性向上のための重要な改善点
- 以前は、[設計]ワークスペースの「インプレイス編集」でコンポーネントの配置を微調整する際に、Fusion 360 がクラッシュしたり不安定になったりすることがありましたが、この問題を解決しました。現在、PCB の更新中にこのクラッシュが発生することはなくなりました。
- また、NET のブレークアウト コマンドを使用してバスに接続すると、Fusion 360 がクラッシュすることがあることを確認し、これを修正しました。
クラッシュに関するその他の修正点
- スプラインから変換されたポリゴン注入を貼り付けるとクラッシュする
- モジュール ページ内でダイアログを含む ULP を実行するとクラッシュする
- [インプレイス編集]を使用して 3D PCB を更新するとクラッシュする
- 部分断面図[母線]を使用するとクラッシュする
- パッケージを編集して保存するとクラッシュする
- ショートカットを使用して[電子部品]ワークスペースで単位を変更するとクラッシュする
- [インスペクタ]の[プレビュー]パネルでプロパティを編集するとクラッシュする
- 任意の回路図ネットを分割するとクラッシュする
- 自動生成されたネットを元に戻すとクラッシュする
- 「select-sch-group-to-brd-group」ULP を実行するとクラッシュする
- 母線から分離した配線を移動して、その母線の上側に配置するとクラッシュする
- 3D PCB タイムラインで PCB 穴をダブルクリックするとクラッシュする
不具合
この領域において、Fusion 360 [電子部品]は期待通りの機能を発揮していません。46 にもおよぶチケットをクローズしました。
主なバグ修正
- 設計を保存した後、[図面]属性が消えなくなりました
- [違反をプッシュ]モードの使用中に設計を更新すると、DRC エラーがキャンバス上で正しく更新されるようになりました。
- シンクロナイザを使用している場合の順方向または逆方向の注釈の取得に関する複数の問題に対処しました。
その他のバグ修正
- 表示または最適化コマンドを使用した直後にルート コマンドが消えてしまう
- [違反ををプッシュ]モードで幅を変更してルーティングした後も、古い DRC エラーが表示されたままになる
- 特定の言語で[電子部品]を使用すると、QuickRoute が機能しない
- 管理ライブラリ作成時に、ライブラリのサムネイルと UI が空になる
- アウトラインにスプラインが含まれている場合、自動ルート結果が正しくない
- エッジを移動すると、ポリゴン注入が自動的に更新されず、ズームの更新が必要な場合がある
- ライブラリを修正し、その直後に回路図を更新すると、「ライブラリを開けません」というメッセージが表示される
- インスペクタから属性を削除すると、整合性が失われる
- [同期を元に戻す]を実行した後のライブラリ更新時に整合性が失われる
- コンテンツ マネージャに予期せぬプッシュ アイコンが表示される
- ポリゴンの非表示の状態によって、[PDF の印刷]表示が異なる
- >DRAWING_NAME のバージョンが保存後に消える
- 同じシンボルや計画線を開くと、選択フィルタがアクティブにならない
- カスタム 3D モデルでシンクロナイザが正しく動作しない
- x または y が同じままである場合に、インスペクタで複数のコンポーネントの位置を変更しても機能しない
- マウスの中ボタンを押したときに、ミラー プレビューが即座に更新されない
- グループが回路図内のすべてを削除した後、グループ表示が更新されない
- CAM PDF エクスポートが Mac で正常に機能しない・既定のライブラリの一部に、間違ったドリル サイズが定義されている
- copy-attrib-sch-to-brd.ulp を使用すると、ファイルが破損する・ライブラリ マネージャで library.io 認証エラーが発生する
- 子ウィジェットを操作すると、パネル プレビューが閉じる・折りたたまれたパネルの横に他のパネルをドッキングさせると不具合が発生する
- 2D PCB でビアを削除すると、エラー メッセージが表示され、操作ができない
- ライブラリ マネージャを開いた後、ライブラリ の更新バナーが消えない
- Fusion チームに大きなライブラリ ファイル(3M、8M、11M など)を保存するときに、Win では権限が拒否され、Mac では名前変更ができません。
- オブジェクト名を変更した後、デザイン マネージャ、プロパティ、および検査ウィンドウが同期されない
- 回路図およびボード ファイルのライブラリ更新に伴い、tNames 画層が更新されない
- [シンクロナイザ]ダイアログで 3D パッケージを検出できない
- シンクロナイザを閉じた後も、シンクロナイザ アイコンがアクティブのまま表示される
- ピン名の位置を復元できない
- 回路図の印刷時にグループ ラベルが含まれない
- [更新を確認]をクリックした後、パーツの配置画面で 4 つの行がロードし続けた状態になる
- 「ライブラリを開けません」というメッセージが表示され、設計の更新後に、設計で使用されるすべてのライブラリから変更されていないライブラリが示される
- マネージ ライブラリを作成してライブラリ ファイルを閉じた後に、設計で使用されるすべてのライブラリから設計を更新すると、「ライブラリを開けません」というエラーがポップアップ表示される
- [呼び出し]コマンドを初めてアクティブにしたときに、新しいゲートのプレビューが表示されない
- 計画線または記号を作成し、空のライブラリでそれを削除した後、Ctrl+S を使用して保存することができない
- ツールバーの[同期]コマンドを再度クリックしても[同期]ダイアログが表示されない
- ライブラリの更新中のアサート「Fusion 360…Undo.cpp,Line 457」または整合性が失われる。
- 同期中にライブラリが永久にダウンロードされなくなる・タブを切り替えると、パネルがすべて左側にドッキングしてしまう
- パネルのドッキング/ドッキング解除時に、黒い画面が表示される不具合
- Fusion を再起動し、使用済み/未使用をマークすると、ライブラリ マネージャの更新ボタンが失われる
- デザインマ ネージャでバスをドラッグすると、バスの重複が発生する
シミュレーション
[電子部品の冷却]が正式に利用可能になりました
[電子部品の冷却シミュレーション スタディ]がテクノロジー プレビューから移動し、Fusion 360 のシミュレーション ワークスペース内で商用スタディとして使用できるようになったことをお知らせします。トークンを使ってシミュレーションを実行する場合、[電子部品の冷却]シミュレーションには解析ごとに 6 つのトークンが必要です。また、Fusion 360 Simulation Extension のサブスクリプションにも含まれます。テクノロジー プレビューの段階で[電子部品の冷却]シミュレーションに対してご意見やご提案をいただき、ありがとうございました。お客様からのフィードバックにより、ここ 1 年間で[電子部品の冷却]は非常に画期的な飛躍を遂げました。特に、11 月リリースの Fusion 360では、[電子部品の冷却]に対する新しい結果の可視化環境を導入することができました。
[電子部品の冷却]の点プローブ
また、[電子部品の冷却]スタディで点プローブを作成する機能も追加されました。この機能により、コンポーネントの内部だけでなく、周囲の空気など、表面以外の場所のデータをプローブすることが可能になります。コンポーネントの表面に点プローブを置き、目的の位置までドラッグするか、X、Y、Zの距離を入力するだけです。点プローブを編集するには、プローブをクリックし、任意の場所にドラッグします。
[電子部品の冷却]の新しいチュートリアルが追加されました
[電子部品の冷却]の製品化に伴い、[電子部品の冷却]シミュレーションのオンライン ヘルプに新しいチュートリアルが追加されました。チュートリアルはこちらでご覧いただけます。また、このチュートリアルのデータセットがシミュレーション サンプルに追加されました。
射出成形シミュレーションの材料データベースが更新されました
射出成形シミュレーションの材料データベースが更新されました。
- 材料の総数: 12542
- 製造元の総数: 590
- 追加された新しい材料の総数: 105
- 更新された材料の総数: 61
- 削除された材料の総数: 33
- 削除された製造元: 5 (Chemical Polymer、PTS Marketing & Vertriebs GmbH、PTS Plastic、QST Inc & Teknor Apex Company、Sumika Styron Polycarbonate Limited)
- 追加された製造元: 4 (Exxon Chemical、KOREA POLYACETAL、Sudarsshan Plastiblends、Sumika Polycarbonate Limited)
製造
操作性
ドリル送りで[送り/分]または[送り/回転]として出力するオプションが提供されるようになりました
ドリル加工操作では、すべてのドリル ツール パスの出力として、[送り/分]または[送り/回転]のいずれかを選択できるようになりました。
積層構造
[積層構造の配置]が公開プレビューとしてリリースされました
複数のコンポーネントを積層造形機の造形範囲に収まるように自動的に配置したくはありませんか?そんな方にうってつけのプレビューです。このプレビューを有効にし、積層造形用のコンポーネントを配置する方法については、こちらを参照してください。
積層角度付きボリューム サポートがエクステンション プレビューとしてリリースされました
ボリューム サポート構造の生成方法を操作したくはありませんか?Additive Build Extension で、積層角度付きボリューム サポートのプレビューをお試しください。このプレビュー機能を有効にすると、ダウンスキン領域とアップスキン領域をつなぐサポート構造の生成を回避することができます。これにより、ビルド プロセス終了後、サポートを取り外す際にパーツの表面品質を向上させることができます。角度付きボリューム サポートの使用方法の詳細については、こちらを参照してください。
セットアップの作成時に積層ツールパスを自動生成する新しい基本設定オプション
セットアップの作成時に積層ツールパスを自動的に生成するオプションが追加されました。これにより、セットアップの作成後に Fusion 360 と一切やり取りをせずシミュレーションとポスト処理を実行することができます。
セッター サポートが Additive Build Extension としてリリースされました
様々なマシンやマシンタイプに最適化されたサポートをお探しですか?Additive Build Extension の新しいセッター サポート タイプをお試しください。この新しいセッターサポートタイプは、Z オーバーラップを削除してパーツの取り外しを容易にし、塗り潰しパターン タイプをさらにコントロールすることを可能にします。[セッター サポート]の使用方法の詳細については、こちらを参照してください。
積層プロセス シミュレーションが技術プレビューから正式に公開されました
Fusion 360 の Additive Build Extension に含まれる 正式に公開された積層プロセス シミュレーションを使用すれば、金属積層ビルド ワークフローを改善し、コストのかかる製造エラーを最小限に抑えることができます。Additive Simulation は、ビルド プロセスをマシンに送信する前に視覚化するのに役立つ優れたツールです。この機能を使うと、ビルドの反りや変形の特性を判断することができます。この更新により、Additive Simulation では、印刷設定内で積層プロセス シミュレーション パラメータを選択できるようになり、出荷された印刷設定ごとに最適な積層プロセス シミュレーション PRM ファイルを事前に選択できるようになりました。 積層プロセス シミュレーションの使用方法の詳細については、こちらを参照してください。
Fusion 360 の印刷設定を更新しました
Fusion 360 の印刷設定の更新により、Fusion 360 でモデルをスライスする際、印刷処理を開始する前に Prusa SL1S プリンタに材料消費情報が表示されるようになりました。
積層セットアップの手動検査
積層セットアップの手動検査を使用することにより、手動計測を作成および記録することができます。手動検査では、製造過程の一貫性と信頼性を高めながら、ビルド結果の許容誤差をすべて検証することができます。この機能は、減算セットアップの手動検査と同様に動作します。
マシン ライブラリ
マシン ビルダーは正式に V2 に更新されました
今年 1 月、マシン ビルダーは正式に V2 に更新されます。これにより複雑な機械の作成プロセスがより合理化されます。マシン ビルダーは、マシン ライブラリ内のマシンをマシン モデルにリンクできるコンテキスト環境を開くことができるツールです。マシン モデルは、ツールパス シミュレーション中に表示されます。また、マシン ビルダーでは、マシン モデルを含む設計ファイルを開いたり、マシン メーカーからモデルを取り込んだり、自分でマシン モデルを作成することもできます。V2 の新機能の詳細については、ここをクリックしてください。
マシン ライブラリの新しい「ネットワーク マシンを追加」オプション
マシン ライブラリのローカル フォルダ内に Haas ネットワーク マシンを追加できるようになり、ネットワーク マシンのマシン設定や環境設定をより効率的に行えるようになりました。この機能を使用するには、マシンと同じネットワークに接続する必要があり、検出するには最新のファームウェアを使用する必要があります。ネットワーク マシンを見つける方法については、こちらを参照してください。
HP アプリケーションの改善
Autodesk® Fusion 360™ 用の HP 3D プリンタ アドインをこの機会にお試しください。このアプリケーションは、Autodesk® Fusion 360™ と HP 3D プリンタを接続し、HP のソフトウェアやハードウェアに直接ジョブを送信するためのものです。今月は、アプリケーションに対する多くの新しい機能強化が行われました。
- 新しい UI: このバージョンのアプリには、web ページのようなインタラクション モードを持つ、新しいユーザ インターフェイスを備えています。
- マシン管理: ユーザーは、プリンタをローカル ライブラリに追加し、アプリを使用するときに呼び出すことができます。これらのライブラリからマシンを修正および削除することもできます
- カスタマイズ可能な印刷プロファイル: ユーザは、既定の印刷プロファイルを選択するか、HP が定義する許容範囲内で印刷プロファイルをカスタマイズすることができます。
- プリンタ モニタにプレビュー イメージを表示: このアプリを介して送信されたジョブでは、マシンにサムネイル/プレビュー イメージが表示されるようになりました。
- プリンターとの接続を解除する機能: ユーザはアプリから手動でプリンターとの接続を解除することができ、アプリを閉じると自動的にプリンターとの接続が解除されます。
ポスト プロセッサとマシン シミュレーション
最新のポスト プロセッサとマシンの更新をお探しですか? 1 月に多くのオープンソースのポスト プロセッサとマシンに対して、無償の新しい更新と改善が多数リリースされました。このリリースでは、Okuma Multus U3000W ベータ ポスト プロセッサの追加、Datron、Fanuc、Haas、Tormach、woodWOP の各種切削用ポストプロセッサの改良、ミルターン ポスト プロセッサおよび中間ポスト プロセッサの改良が行われています。さらに、EOS M 100 と Desktop Metal 社製プリンタ 9 台をマシン ライブラリに追加し、Autodesk CAM Post Processor エンジンの機能を向上させました。詳細は、ここをクリックしてください。
API
機能強化
このリリースには、次に示すように、2 つの重要な機能強化、1 つの要望された機能強化、およびいくつかの修正が含まれています。
解析
INSPECT パネルでは、選択したジオメトリに対して様々な種類の解析を実行するための 8 つのコマンドが用意されています。たとえば、勾配解析、等値曲線解析、および断面解析を実行できます。8 種類の解析はすべて、API を介して公開されるようになりました。主に、これらのコマンドは実行された解析結果を視覚的に表示するものであるため、API を使用する際にはそれほど有効ではありません。ただし、既存の解析結果の管理を自動化することが有効な場合もあります。たとえば、断面解析の表示設定をオンまたはオフにして、特定のタスクのモデルをより適切に視覚化することができます。API は、すべての既存の解析へのアクセスを提供し、すべての解析タイプに適用される一般的な機能を提供します。たとえば、特定の名前の解析を探したり、既存の解析の名前を変更したりすることができます。また、特定の解析を表示するかどうかを取得および設定し、解析を削除することもできます。
機能を移動する
[移動]機能のサポートが API に追加された当初は、その機能に制限がありました。その後、[移動]機能は大幅に強化されましたが、API の更新はまだ必要でした。このリリースでは、API のさらなる強化により、[移動]機能の現在の機能が完全にサポートされるようになりました。これまで、[移動]機能の結果はパラメトリックではありませんでした。動作を定義する方法はいろいろありましたが、結果は静的で、パラメータ値を使用して動きを修正することはできませんでした。API を使って[移動]機能を作成した場合でも、結果は静的なものでした。今では、ユーザ インターフェースを使ったときと同じように、パラメトリックな結果が作成されます。
この変更に伴い、従来の[移動]機能の API の多くは廃止されました。下位互換性を維持するため、引き続き使用でき、以前と同様に機能しますが、ドキュメントでは廃止のフラグが立ち、新しい機能の使用を促すためのコード ヒントには表示されません。
使用可能なフォント リスト
balunist から、API を使用して利用可能なすべてのフォントのリストを取得する方法についての質問がありました。フォント一覧の取得は不可能でした。そこで、使用可能なすべてのフォント名のリストを返す Application.fontNames プロパティを新たに追加しました。
修正点
非表示に設定すると、SelectionCommandInput が期待どおりに動作しないという問題が見つかりました。非表示にしていても、選択した状態でエンティティが保持され続けていました。また、非表示の場合でもアクティブになることもありました。現在は、非表示にすると、現在選択されているエンティティはリリースされ、いかなる選択動作にも参加しない論理的な動作になります。選択に関しておかしな動作が見つかった場合は、お知らせください。
機能強化の完全なリストについては、ここから API ドキュメントを参照してください。
Daisuke Tsunezumi
Technical Support