以前の投稿内容を修正し、再投稿させていただきます。
六角柱 端面10℃の円錐 各コーナーR0.4
端面の形状を加工する際、シミュレーションでは問題ないのですが、実際に加工すると
ランプ加工、ブレンド加工共に六角対角部のRだけに片肉0.09ほどの食い込みが発生します
ブレンド加工のほうが下まで下がるので、食い込み幅が大きくなります。
ランプ加工時、計算上Z-2.833まで下がるはずが、Z-2.58までしか下がっていないのも気になる部分です。
ランプ加工、ブレンド加工どちらも一筆で加工出来る加工パスを使用
R(IJK)は使用せず直線補間で動かしています
ダウンカット
Φ4-R2ボールエンドミル
マシンNVD4000DCG
使用ポスト ベンダーFanuc 詳細FANUC
食い込みを無くすため、許容差を0.03に広げてみたり、下から加工してみたり、工具境界を変えてみたりといろいろ試しましたがお手上げ状態です。
宜しくお願い致します。
解決済! 解決策の投稿を見る。
回答者: Bunga777. 解決策の投稿を見る。
おお、森精機の機械ですね。
恐らくですが、コーナー部分は食い込んでいるのではなくて、素材と設定が食い違っている可能性は無いですか?
例えば、コーナーが実際の設定よりも少ないRになっている6角材だとこんな感じのシミュレーションになります。
こんな事をいう根拠ってのは、パスを見ると最下部の稜線ってのはキレイに六角形にRが付いた形状で繋がっていますよね。しかし出来上がりの画像では食い込んで見える。ということは、実際にマシンが動いたパスとモデルで設定したRが違うという線が濃厚かなと。
実際に動いたパスがシミュレーション画面と違うということは、設定自体が違うかマシンがその通りに動いていないかのどちらかです。
なので、素材とモデルの設定が完璧だとすると、もう一つの可能性であるマシンがその通りに動いていない可能性があるので、マシンの送り速度が極端に早くてショートカットされている?とかも可能性としては無くはないですが、森精機さんのマシンということで、相当古くなければ高速加工用の制御装置が付いているでしょうから、その線はちょっと薄いかなと思ったりします。
なので、とりあえずは、削られている素材の角は本当にCADCAMで設定した通りのRなのか?を確認してもらうと良いと思います。
ついでに、上記の考え方で行くと、素材よりも小さなRを切削するような設定にすればコーナー部分は避けて通ってくれるはずなので、モデルのデザインをこんな感じでトップとサイドのRを変えてサイドだけ逃がすという手も最悪はありだと思います。
以上、確認してみてください。
ありがとうございます。
六角柱自体、同じマシンで作り出したもので、コントレーサーで形状を見ても、Rや角度、高さなどにモデルとの差は無く
むしろ使用した電極の修正の為、素材の対角や幅はモデルより0.03ほど小さいくらいでした。
食い込みは左に大きいです。
主軸回転 16000 rpm
切削速度 1600 mm/min
一番下がった時のパスが X 11.867 Y 0.0 Z-2.58 の為、食い込む位置には無いはずと言うことで
マシンがパス通りに動いていないと思い、出力ポストを変えてプログラムを出してみたのですが、
数値上変化は無かった為加工まではしていないのですが、これで加工すると、数字では見えない部分がマシンに何かしら影響をあたえて、食い込みがなくなることもあるのでしょうか?
形状を変えることも考えましたが、追い込みで何度も修正したり、こうなる原因を突き止めないと
別の製品で、目視では気が付かない所に悪影響が発生してもダメなので、何とか解決しないといけないと思っています。
宜しくお願い致します。
なるほど……だとすると原因追及したいところですね。
こちらでも時間があればためしてみるので、プログラムではなくて作成したCAMのモデルデータを添付しておいてもらえますか? 同じ条件でこちらでも試してみたいです。
ありがとうございます。
添付します。
私自身、fusionを触り始めて数日、エンドミルやマシニング(加工者はベテラン)、三軸という世界に触れ始めて数日の為
ベテランの方から見れば当たり前、そんなとこが原因だったのか!ってところの可能性もあります。
宜しくお願い致します。
補足させていただきます。
新しくアップしました。V4です。
アップロードしたモデルにある、
(ランプ2)(ブレンド2)(ブレンド3とフロー2)どれで加工しても食い込みます。
(ランプ2)だけ(Z-2.58)であまり下がってないので、他の加工よりは食い込みが少なく見えます。
送りも3200になってしまってますが、加工自体は1600で加工してます。
もう一つ気になるのが、これで書き方は正しいと思うのですが、パス地点での円を計算してスケッチすると、わずかですが円が食い込みます。
スケッチ7とスケッチ9です。
宜しくお願い致します。
ロボドリルが空いたのでやってみました。
使ったのはいただいたデータの中のブレンド2というパスです。
φ30のA2017の外形を負荷制御と2D輪郭で仕上げてから、ブレンド2で斜面を一発で取っています。
φ4のボールに取り替えるのが億劫だったので、φ3のボールでの仕上げにしましたが、まぁ工具の違いは影響ないと思います。
サイドの輪郭の仕上げが対辺で17.23と若干プラス目にできている関係で、ボールがサイド部分で若干被って筋ができているのと、古い機械なのでZ軸のバックラッシュが大きい為、緩斜面のZ方向の切り替え部分がモヤモヤしていますが、それ以外は特に食い込みなどないです。
なので、CAMが出しているプログラム的には問題ないと思ってもらってOKだと思います。
私が加工したデータも添付しておくので、よかったらそれで再度テストしてみてください。
もしコーナー部分が大幅にショートカットする形で動いている場合は、マシンの高速加工の制御などがオンになっていない可能性なども考えて、DMGMORIの方にプログラムを送って確認してもらうと良いです。
myDMG(入ってます?)からメッセージをデータ付きで投げておくと、向こうでシミュレーションなどをして原因究明のヘルプをしてくれると思います。
検証ありがとうございます。
いただいたブレンド2(2)を使用し加工してみます。
myDMG...聞いてみます。
高速加工の制御というのは、マシン側での事しょうか?
Fusion側のポストプロセッサを開いてみると、highFeedrate = (unit == IN) ? 500 : 5000;
ここは関係ないですか?
宜しくお願い致します。
マシンが高速加工時にショートカットの動きをしたりしないように、自動的に速度を落としたり円弧の動作を適切に回るようにしてくれる制御があるはずです。例えば、FanucだとG08とか、シーメンスだとCycle832(だっけか?)などなど。
なので、その辺の制御との兼ね合いの可能性を考えています。
もしそうだとすると、その類のコードをポストから出力してあげる必要があると思ったりします。
とりあえずは、DMGに相談してみて、原因どこだと思う?ってのを聞いてみてください。
なんかロボドリルでもキレイにいくのに、うちのマシンだとこんなになっちゃうんですけど?って画像を添付して送ると原因追及してくれるはずです。
ありがとうございます。
DMGのネットワークのやつは期限が切れて以降入ってないみたいです。(パソコン上からは問題無いのかな?)
いずれにしても前任者の名前で登録してあったようなので、新規登録や名前変更など責任者に相談し、進めてもらいます。
加工ですが、送りを500にしたもので加工してみた所、Bunga777様のおっしゃる通り、きれいに加工できました!
幅違いでRや角度は同じものが他にあって、昔に前任者がCAM-TOOLで作成したものは同じマシンできれいに加工する為、プログラムを見比べた所G08は入っておらず、送りも1600だったのですが、
G05 P1000 と G05 P0 でオンオフが入っていました。
その為、プログラム出力時に(Use smoothing) をオンにしてみましたが、G5.1が入ってしまい、他の書き込みなどを調べるとG05の方が高精度ということなので、G05を出力するようにポストをいじってみます。
今からG5.1とG05での両方で加工して、比較してみようという所です。
ほぼ解決に近づいており、結果が楽しみです。
改めて投稿しますので、宜しくお願い致します。
その後
今回の原因はUsesmoothingをオフにしてしまっていた為、送り速度に読み込みがついてけず、機械がパスを飛ばして動いてしまっていたようです。
G5.1とG05の違いは今回の加工では差が見られませんでしたが、G05を使用していこうと思います。
この件、Bunga777様、本当にありがとうございました。
お探しの情報が見つからないときは、コミュニティで質問しましょう。困っている人がいたら、情報を教えてあげましょう。