ヘッドがY軸を中心に回る4軸加工機のポストプロセッサの設定の仕方

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ヘッドがY軸を中心に回る4軸加工機のポストプロセッサの設定の仕方

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■1 ヘッドがY軸を中心に回る木製用4軸加工機を動かそうとしています。
ポストプロセッサトレーニングガイドを参考に書き替えました。
初めてCNCを触るためパラメーターの設定が理解できない部分があり、ご教示頂きたく

 

[挿入されていた画像を削除しました - オートデスクより]

 

4軸加工機 ---- ノーブランド
コントローラー ---- TAIYUAN 8MA

 

プロジェクトファイル

https://a360.co/3IrqLb5

 

以下フォーラムを参考にしました。

書き換えた元ファイルはファナックです。
https://knowledge.autodesk.com/support/fusion-360/learn-explore/caas/sfdcarticles/sfdcarticles/How-t...

 

1.JPG


table ---- true
回転軸がテーブルにあるか、ヘッドにあるか。テーブルにあるストックをヘッドがY軸を中心に回るためtrue

axis ---- [0, -1, 0]
回転軸はxyzのどこにあり、どの向きか。回転軸はY軸にあり、手前から奥に向かって加工していくため (0, -1, 0)
※奥から加工していくか、手前から加工していくかで+-どちらでも良いのでしょうか?

offset ---- [0, 0, 0]
軸の位置をオフセットできる。TCP(ツールセンターポイント)がついている場合は無視する。
試験運転用に入っていたGコードを、NC Viewerでみた時、形状がそのまま出てきたのでTCPありと判断
ない場合は、以下のようにヘッドの回転軸?からの距離を測定し入れる
https://docs.pickit3d.com/en/2.1/faq/robot-programming/how-to-define-the-tcp-on-a-universal-robots.h...

coordinate = 1
軸の座標はどこか定義する、Y軸なので1

cyclic = false
分かりませんでした。
軸が連続的に回転しているかどうかと判断し、ロータリーじゃないのでfalseにしました。

tcp = true
コントローラーがTCPに対応しているか。offsetの理由からtrueと判断

range = [-180,180]
ヘッドの物理的な稼動限界値、ヘッドは0から180度回転できる。
上から下に向かって削っていくため実際の切削範囲は360度の下半分と考え[-180,180]

preference = -1
分かりませんでした。
操作はどこから優先的に行うかと考え、ストック左側(負の角度)から加工したいため-1

reset = 0
分かりませんでした。
新しい加工工程の時、スタートはどこからにするかと考え、前工程終了位置からとし0

resolution = 0
回転軸の解像度、分からなかったためデフォルトの0

 

1-1.JPG

var compensateToolLength = false
TCPが無い場合、刃の長さをピボットまでの距離に含めるか

var virtualTooltip = false
TCPが無い場合、ピボットポイントバーチャルツールチップに変換するか

 

実際にパスを作成し、切削しようとしたのですが以下の問題が発生しできませんでした。

■2 複合軸の回転でパスを作成した時、GコードにG93、G94 が出てくるのですが
コントローラからエラーが出るためG93、G94が出ないようにすることはできますでしょうか?

2.JPG


■3 試験運転用に入っていたNCデータ(添付したBT.TXT)が、自分が作成したデータと上下の向き逆なのですがこれで良いのでしょうか?
以下のサイトで確認しました。
https://ncviewer.com/

3-100.jpg

 

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kandennti
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@eat.sleep.oreo さん こんにちは。

 

あまりに分からな過ぎるのですが、1点だけ分かりました。

>コントローラからエラーが出るためG93、G94が出ないようにすることはできますでしょうか?

こちらで確認したのですが、G94のみ分かりました。

https://www.kousakukikai.tech/nc-gcode/ 

 

ポストプロパティの "Use G95" にチェックを入れるとG94の代わりにG95が入ります。

1.png

こちらはcpsファイルを変更する事で、デフォルトでチェックが入った状態に

修正出来るはずです。

 

インバースタイム送り・・・それっぽいものがポストプロパティには

無さそうですね。ん~

 

kandennti
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@eat.sleep.oreo さん

 

”Use G95”がデフォルトでチェックが入った状態になる様に修正しました。(画像上)

1.png

 

"G93"についてですが、cpsファイルの処理を追いかけてみるとTCPが関係しているようです。

画像下の "tcpIsSupported" を true にすることでG93が出力されなくなりました。
 
但し、"G93" "G94" の出力しないようにしただけで、これ自体が正しい処理なのか
知識が無いため分かりません。(XYZ等の座標値が全く異なります)
確認してもらえないでしょうか?

eat.sleep.oreo
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ご確認ありがとうございます。

 

確認してみたのですがG95の列で止まってしまいそれ以上進めませんでした。

 

コントローラーの動作を見たのですが、TCPは入っておらず

ポストプロッサで事前に計算しないといけないようでした。

そのため、試験用に入っていたBT.TXTのデータは実際の切削される形とは違うようでした。

 

また以下マニュアルの194ページから、TCPがない機械のために、ポストで処理した場合、インバースタイム送り(G93)と毎分当たり送り(G94)が使用され、G93とG94をサポートしていない機械は関数を使い独自に作成する必要がある

という事でしょうか?

https://cam.autodesk.com/posts/posts/guides/Post%20Processor%20Training%20Guide.pdf

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kandennti
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@eat.sleep.oreo さん

 

やはり未経験で良くわからない為、海外のサイトで検索したところ

こちらがHitしました。

https://forums.autodesk.com/t5/hsm-post-processor-forum/searching-milling-postprocessor-including-a-... 

今回の内容は、"FANUC - Inverse Time and A-axis" が、かなり近い仕様に

なっているようです。

https://cam.autodesk.com/hsmposts?p=fanuc_with_a-axis 

 

リンク先の説明を参考にインバースタイム送りをOFFしB軸に変更してみました。

確認してみて下さい。

 

eat.sleep.oreo
Enthusiast
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ありがとうございます。

 

fanuc with b-axisで確認したところ形状がおかしくなってしまいました。

回転した時の補正の計算がされていない感じでした。

 

fanucをもう一度確認した所以下のプロパティが間違っていました。正しくはfalseでした。

今回ロータリーでは無いため、スケッチでストックより下側に点をうち、そこを回転軸にしたため。

table ---- true

 

G93は以下の部分を削除すると出なくはなるのですが

多軸加工の場合は、インバースタイム送りを使用するのが一般的らしく

(実際は直線ではなく円弧状の軌跡を描き、送り速度が変化してしまうため

円弧の軌跡の長さを指定した送り速度で通過する時間を指定する命令?)

できれば計算式を入力しブロック毎に送り速度を㎜/minで出せるようにと思っています。

 

以下の191ページからインバースタイム送りについてなのですが

https://cam.autodesk.com/posts/posts/guides/Post%20Processor%20Training%20Guide.pdf

 

194ページの以下のファンクションを使い計算できるようなのですが

以下の解釈であっていますでしょうか?

 

getRadialToolTipMoveLength:     Calculated tool endpoint movement along the actual tool path.

実際のエンドミルの先端部分の移動距離
getLinearMoveLength:    Combined linear delta movement.

座標間の直線距離
getRadialMoveLength:   Combined rotary delta movement.

座標間の変化した角度量

 

 

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kandennti
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解決済み

@eat.sleep.oreo さん

 

>194ページの以下のファンクションを使い計算できるようなのですが

>以下の解釈であっていますでしょうか?

リンク先のP194がIndexになっている為、何処の事かよくわからないのですが・・・。

 

P171の "7.6 Multi-Axis Feedrates" 辺りの説明から関連するような気がしている

のですが、既に知識の範囲を超えている為、何とも言えないのが正直な所です。

お力になれず、すいません。

 

 

こちらは "HSM Post Processor Forum" なっていますが、cpsファイルに関しては

Fusion360も同じ為、質問は受け付けてくれるはずです。

https://forums.autodesk.com/t5/hsm-post-processor-forum/bd-p/218 

少し前に、僕が回答しきれなかった案件を修正した方(Autodeskの人)が居る為、

かなり知識のある方が対応してくれると思います。

英語でのやり取りとなってしまう可能性が有りますが・・・。

 

eat.sleep.oreo
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すみません、P171からでした😓

 

ありがとうございます。HSM Post Processor Forumで質問してみたいと思います。

kandennti
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Mentor

@eat.sleep.oreo さん

 

お力になれず申し訳ないです。

ひょっとしたらご存知かも知れないのですが・・・。

 

cpsファイルの編集の際にVSCodeで"Autodesk Fusion 360 Post Processor Utility"

をお使いの場合、デバッグが出来る事を最近知りました。

日本語で説明されているサイトを見かけない為、ザックリとした内容ですが

もしよければ。

https://kantoku.hatenablog.com/entry/2021/11/16/161140 

https://kantoku.hatenablog.com/entry/2021/11/17/164041 

cpsファイル単体(Fusion360を起動しなくてもOK)でデバッグ可能で

編集後レスポンス良くポスト処理を行ってくれます。

最終的にはFusion360でのポスト処理での確認は必要だと思われます。

mari.shimode
Community Manager
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@eat.sleep.oreo さん、こんにちは。コミュニティのご利用ありがとうございます。

 

英語フォーラムで質問を投稿してくださり、ありがとうございます。

無事英語版の方で解決できたようですので、英語フォーラムの利用をお勧めしてくださった kandennti さんの投稿を解決策として承認し、このトピックを解決済みといたします。

解決済み: Is my understanding of Multi-Axis Feedrates correct?

 

またお困りのことがありましたら、コミュニティをご利用ください。

 



Mari Shimode
Community Manager
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