選択の問題解決したようでよかったです。
エラーに関しては、どういう関連付けがされているかによって削除したときの挙動はかわるので、消してみないとわからないです。
たとえば、下図のように高さ20mmの板の上にスケッチを描いて長方形を作成。
その後下の板を削除しようとすると警告が出ます。これはスケッチが高さ20の板と関連付いているので、削除すると高さ20という情報が消えてしまい、どの高さにスケッチを描いたかわからなくなってしまうためです。
「底面から高さ20のところにスケッチを描いた」という情報が消えてしまうと、後から高さ30のところに変更したい場合に困ったりします。
他にも設計向けの機能で寸法を連動させる機能などがあるのですが、そういった機能がうまく働かなくなる場合があります。
これを解消するには、エラーが起きているスケッチがどこに書かれているかを再定義する必要があります。
一旦履歴をスケッチを描く前まで戻して(画面下のタイムラインのアンテナのようなマークをドラッグで左に移動させます。)高さ20のところに構築のオフセット平面などをつかって平面を作成します。
履歴を戻して、エラーの起きているスケッチを右クリック、スケッチ平面の再定義で先ほど作った平面を選択します。
これでスケッチを高さ20の面に書いたと再定義できたので、どこの書いたか迷子だったスケッチの位置が定まり、エラーでなくなります。
履歴で参照されているものを削除するとこのような「スケッチが迷子状態」のような状況が発生してエラーになります。コンポーネントでも起きていることはだいたい同じです。
他のソフトだとエラーになるとボディ自体が消えてしまったりするのですが、fusionはキャッシュを利用してボディを残してくれているようです。
寸法がしっかりと指示されている設計の仕事で使う場合は、こういったエラーで寸法が思い通りに変更できていなかったりすると大変なのでエラーはつぶしていったほうがいいです。
レンダリングできれいな写真っぽいのを作りたい、寸法はそこまで気にしなくて見た目でそれっぽいのが作りたいといった場合はエラーがあってもそこまで致命的ではないと思います。(エラーを許容するかは人によると思いますが、私は性格がとてもゆるいので)
できればエラーが出た時点で、その操作を取り消してエラーの起きない別の方法での修正を試す、といった感じでエラーが起きないようにするのが好ましいです。
エラーの修正はそこそこ理解が必要なので、わからないままやろうとすると無限に時間を消費するので、今作られているのが練習作品などでしたら一旦無視して進めるのもありだと思います。エラーはエラーですのでいずれ修正できるようになる必要がありますが、まずは履歴の仕組みやコンポーネントが分かれないモデリングに慣れるほうがいいかと思います。