What's New 2021
** 2021年 1月公開 (R2.0.9642) のアップデート情報です。(ご利用バージョンの確認方法はこちらをご覧ください)
先週、2020 年の製品更新を振り返り、今年取り組む主要プロジェクトのいくつかについて情報を共有しました。さて、これらのプロジェクトの一部は順調に進められています。今回の製品更新の新機能をご確認ください。
ご留意: 個人利用の場合、ドキュメントの上限は 10 個
2020 年 10 月中旬に、Fusion 360 の個人利用についていくつかの変更を行うことを発表しました。このお知らせで言及されている変更のほとんどは既に実施されています。今回の更新では、ドキュメントを 10 個までに制限する変更も有効になっています。
つまり、個人利用目的で無償版(引き続き無料で使用できます)を使用している場合、同時に「編集可能」なドキュメントの数に制限が適用されます。それ以外のドキュメントは「読み取り専用」に設定され、必要に応じて「編集可能」にできます。編集可能なファイルの数が 10 個に達し、それ以外のファイルを「編集可能」にする場合は、「編集可能」ファイルのいずれかを「読み取り専用」にして、空きを作る必要があります。ドキュメントは、必要な数だけ作成またはアップロードできます。これに制限はありません。この制限は、同時に「編集可能」なドキュメントの数に適用されます。
この変更によって、どのような影響があるのかに関する疑問にすべて答えるため、新機能、操作方法、ドキュメントの管理方法など、影響を受ける事項について詳細を説明したブログを投稿しました。この変更の影響を受けるユーザは、ブログの投稿で詳細を確認してください。
操作性
新機能! 通知センター
今回の製品更新を適用したとき、どこか違うけれど、それでも見慣れている感じがしたのではないでしょうか。緑色の更新バナーが表示されなくなり、代わりに、新しい通知(最新の更新を表示)が右上隅の新しい通知センターに表示されるようになりました。ここがデータ変換のステータス、更新の成功などを通知する場所になります。この通知センターには継続的に改善を行っており、追加のデザイン リソースを消費することなく、必要な情報を知ることができます。
改善! 拡張機能アイコンがプラグ アイコンになりました
多くのユーザと議論して、拡張機能に使用していたレンチのアイコンが原因で、このアイコンの実際の意味について混乱を招いていることがわかりました。アイコンをプラグ アイコンに更新したのは、このためです。このアイコンは、ジェネレーティブ デザイン エクステンション、加工エクステンション、積層シミュレーション エクステンションなどの拡張機能パックに含まれるツールにも表示されます。
プレビューの新機能! Windows マシン用の高 DPI スケーリング
[基本設定] > [プレビュー機能] > [高 DPI スケーリング]
高 DPI ディスプレイを備えた Windows マシンで Fusion 360 を使用している場合、以前は UI のスケーリングに問題が発生することがありました。Fusion 360 のスケーリング パフォーマンスが向上しました。新しいプレビュー機能を試してみてください。Fusion 360 のスケーリングが適切に機能します。
これはまだプレビュー機能であるため、いくつかの不具合を調整中です。現在のスケーリング プレビューは、200% DPI スケール以上で最適に動作します。UI のスケールを 125%、150%、または 175% に設定すると、比例してスケーリングが行われない場合があります。このような特定のパーセンテージ スケールにサイズ変更されると、アプリケーション ウィンドウが画面外に出る可能性もあります。このプレビュー機能をお試しになった場合はフィードバックをお聞かせください。スケーリングのパフォーマンスを改善する予定であるため、フィードバックを参考にさせていただきます。
重要な修正
- [基本設定]の[グラフィックス]セクションで[高解像度グラフィックスを使用]オプションがオンになっている場合、ナビゲーション バーの[表示設定] > [効果]に移動して、[アンチエイリアシング]や[アンビエント オクルージョン]のオン/オフを切り替えることもできるようになりました。
- Igorvaのほか、数人のユーザによって、Photobooth レンダリング環境をダウンロードしようとしたときに、Fusion 360 でタスクの実行に時間がかかり、フリーズしてしまうことが報告されました。この問題を調査した結果、[基本設定]の既定の環境設定に関連する問題であることがわかりました。今回の更新では、この問題が修正されました。
- ltomutaによって、Fusion Team で正常に表示されるドキュメントを開くことができない問題が報告されました。この問題は修正されました。
- etfrenchは、ViewCube の上面図または下面図でデザインを表示すると、以前は表示されていた原点線が理由もなく消えることに気づきました。この線は消失したのではなく、見えなかっただけです。この問題は修正されました。原点は常に表示角度に関係なく表示されるようになります。
データ管理
プレビュー完了! Fusion Team のプロジェクト ナビゲーション
2020 年 5 月に Fusion Team の新しいナビゲーション エクスペリエンスのオプション プレビューを有効にし、よりスムーズで直感的なワークフローを実現しました。このナビゲーション ビューは、今後リリースする多くの新しいデータおよびビュー コンポーネントの基盤となりますが、当面はこの新しいナビゲーション エクスペリエンスをすべてのユーザ(旧環境からのマイグレーションを行っていないユーザを除く)が、Fusion Team ブラウザ クライアントで表示できます。
スケッチとモデリング
新機能! [薄い押し出し]オプション
[デザイン]作業スペース > [ソリッド]タブ > [作成]パネル> [押し出し] > [薄い押し出し]オプション
[押し出し]コマンドの新機能は、薄い押し出しの作成オプションです。これにより、元のスケッチ プロファイルを取得して、マテリアル ブロックではなく壁の厚さを指定できます。押し出しの方向コントロールと位置設定に関する多数のオプションを追加しました。
新機能! [サーフェスをトリム解除]ツール
[デザイン]作業スペース > [サーフェス]タブ > [修正]パネル> [サーフェスをトリム解除]
最も要望の多かったサーフェス機能の 1 つは、サーフェスを「トリム解除」する機能でした。今回の更新で、トリムされていないサーフェスをサーフェス ボディから作成できるようになりました。サーフェスのトリム解除方法(内部、外部、すべて、手動)を選択できます。これにより、面倒な回避策なしで適切なトリムされていないサーフェスを作成できます。
新機能! [アイソカーブ解析]ツール
[デザイン]作業スペース > [検査]パネル > [アイソカーブ解析]ツール
Fusion 360 のアイソカーブ解析に新しい解析タイプが追加されました。この解析タイプでは、サーフェスのフローが表示されます。これにより、サーフェスをチェックして、サーフェスのフローが正常かどうかを確認できます。また、他の隣接するサーフェスと正しくブレンドしているかも確認できます。この機能は、接線や連続性がデザインの美しさを左右する重要な要素である場合に役立ちます。
改善! スケッチ テキストの文字間隔がパーセント指定になりました
[スケッチを作成] > [テキスト] > [パス上のテキスト] > [文字間隔]
[パス上のテキスト]機能を使用すると、テキストに文字間隔を設定できるようになりました([パスにフィット]をオフにした場合)。これにより、文字間隔を微調整できるので、デザインのカスタマイズ性が向上します。
改善! [中心線の線種]オプションをスケッチ パレットで使用できます
[スケッチを作成] > [スケッチ パレット] > [中心線の線種]
多くのユーザが歓迎する、作業効率化のための改善の 1 つとして、スケッチ パレットから直接スケッチ線分を中心線の線種に変換するオプションを追加しました。[下書き線の線種]と同様に、右クリックしてマーキング メニューから選択しなくても、線種を切り替えることができるようになりました。
改善! アクティブなセッション全体でスケッチ テキスト設定が記憶される
以前は、特定のスケッチに使用したスケッチ テキスト設定は、そのスケッチにのみ適用されていました。この設定が、Fusion 360 のアクティブなセッション全体で記憶されるようになりました。そのため、設定に費やす時間を短縮し、文字自体の作成により多くの時間を使えるようになりました。
重要な修正
- HughesToolingは、コマンド ダイアログ内の穴タイプの寸法を示す引出線が入力フィールドに入り込む[穴]コマンド ダイアログの奇妙な UI バグを見つけました。線がデザインのとおりに表示されるようになりました。
- HughesToolingは、フィーチャをサブコンポーネントに移動して、[スイープ]アクションを編集すると、Fusion 360 がクラッシュする問題についても報告しています。これを再現できたので、問題の原因がわかりました。このワークフローで不安定になることはなくなりました。
- OceanHydroAU は、インスタンス数を入力した後に方向を選択すると、入力した値が消えてしまう[矩形状パターン]ツールの正常ではない動作に気づきました。この件につきお詫びいたします。現在ではこの問題は修正されています。
- 一部のユーザから、パラメータ計算式によって生成される値をモデル パラメータと比較したところ一致しないという、パラメータ機能に関する問題が報告されました。Fusion 360 で、いくつかの計算式に誤りがありました。すべて一致するようになりました。
- manish.ingaleは、点や面などのジオメトリを選択すると、赤色でハイライト表示されていなくてもトリムされる場合がある、[サーフェス トリム]ツールのバグを見つけました。オートデスクの Jeff Strater がこの問題を再現できたため、解決済みです。
- jonwienke、および他のコミュニティ メンバーは、特定のスケッチ プロファイルに[回転]または[押し出し]アクションを実行すると、明確な理由なしにプロファイルが失われることに気づきました。コードを調べ、2D および 3D スケッチの動作に関する不具合を見つけました。今回の更新では、この問題が修正されました。
電子機器
新機能! パッケージ ジェネレータにフットプリント カスタマイズ用のタブを追加
[ファイル] > [電子部品ライブラリ エディタ] > [新しいパッケージを作成]
[フットプリント]タブでは、Fusion 360 のネイティブ インタフェースとの整合性を保ちながら、3D コンポーネント ジェネレータと 2D フットプリント パラメータを区別することが容易になりました。この機能により、必要に応じてカスタム フットプリントの作成に専念することもできます。
新機能! パッケージ ジェネレータでは、すべての貫通穴パッケージ タイプでフットプリント パッドのカスタマイズが使用可能
[ファイル] > [新しい電子部品ライブラリ] > [新しいパッケージを作成]
SMD パッドのカスタマイズ オプションがすべての貫通穴パーツに拡張されました。新しい[フットプリント]タブでは、独自のガイドラインに従って、または製造元のデータシートに従って、貫通穴のパッド スタックをカスタマイズできます。
新機能! 追加のライブラリと部品が利用可能になりました
[ファイル] > [新しい電子部品設計] > [回路図] > [パーツを追加]
新しい年、新しいライブラリとパーツ今回の更新では、変圧器の新しいライブラリと、コネクタ ライブラリ内に新しいコネクタ パーツが追加されました。
新機能! 使用可能なデバイスから他のデバイス バリアントへのデバイス ピンとパッド間マッピングの再利用
[ファイル] > [新しい電子部品ライブラリ] > [デバイス エディタ]
10 ~ 1000 個の接続点がある電子デバイスを使用することは珍しくありません。
コンポーネントを作成するプロセスでは、すべての記号ピンをそれぞれのパッドにマッピングする必要があります。ピン数が少ないデバイスでは、このタスクは比較的速く実行できます。しかし、多数のパッドを使用する FPGA や BGA を扱う場合、ピンをパッドにマッピングするには時間がかかります。
この新しい機能を使用すると、1 つまたは複数の記号を含むデバイスを作成し、既存のピンとパッド間マッピングを再利用できます。ピン数が多いコンポーネントで作業する場合、この方法を使用すると時間を大幅に節約できます。この機能の利点は、大規模な BGA 記号を複数のゲートに簡単に分割できることです。多くの場合、事前作成パーツでは単一のモノリシック記号だけが提供されますが、この機能を使用して独自の記号を設定し、マッピングの再利用ができます。
新機能! 電子部品グリッド設定の基本設定
[基本設定] > [電子部品] > [グリッドをリセット]
この新しいオプションを使用すると、デザインをロードするときや使用しているグリッド設定で作業を継続するときに、グリッドを既定値にリセットできます。既定の設定では、回路図グリッドが既定のグリッドにリセットされます。
重要な修正
- christopher2KLSVU、maustinQZ9FZおよびryantgoldenは、2D PCB デザインの保存の際にエラー ダイアログが表示され、2D PCB データが消失する厄介なバグを報告しました。このコードベースを調査し、原因を特定しました。現在は修正されています。
- phaggrenによって、3D PCB が表示されず、Fusion 360 が必要な回数以上に[穴]コマンド アクションの計算を試行してフリーズするというクラッシュの問題が報告されました。phaggren がクラッシュ エラー レポートを送信していたため、問題を特定できました。このバグは、修正されました。
- erik.holeは、3D PCB はんだマスクの表示方法に矛盾を見つけました。3D はんだマスクのはんだマスクは、3D PCB ビューアで黒いシルク スクリーンに白で表示されるはずなのに、黒で表示されました。グラフィック エンジンにいくつかの調整を行ったため、現在は修正されています。
- 特定のアセンブリ ドキュメント(f3z)のアップロードに関する問題を修正しました。この問題では、一部のユーザに「ファイルの読み込みエラー」というエラー メッセージが表示されました。
シミュレーション
改善! Ansys への送信ワークフローのサポートが拡張されました
[シミュレーション] > [Ansys]タブ
過去 1 年にわたって、Ansys とのパートナーシップの拡大に取り組み続けています。昨年は、2020 年 1 月の更新で、ボタンをクリックするだけでジェネレーティブ デザインの結果と関連付けられた線形静的応力設定を Ansys Mechanical および Discover に送信できるワークフローをリリースしました。このリリースでは、この機能が拡張され、ジェネレーティブ コンポーネントの有無にかかわらず、Fusion 360 のデザイン、パーツ、アセンブリを[シミュレーション]作業スペースから Ansys Mechanical および Discovery 2021 R1 に送信できるようになりました。さらに、このワークフローを拡張して、モード周波数、線形座屈解析、非線形静的応力、熱と熱応力のスタディからスタディ情報を送信できるようになりました。
直接 Ansys に設定を送信する方法 または Ansys 設定ファイルをエクスポートする方法 についての詳細をご覧ください。
Fusion 360 と Ansys 製品を連携して使用する方法の詳細は、以下をご確認ください。
- Simulate Anything: Fusion 360 and Ansys Interoperability (自在にシミュレートする: Fusion 360 と Ansys の相互運用性)
- Innovate Faster: Capitalize On the Autodesk and Ansys Technology Partnership (イノベーションの加速: Autodesk と...
図面
新機能! テーパ記号と勾配記号
[図面]作業スペース > [記号]パネル > [テーパと勾配]
12 月に溶接記号が追加され、今回は[テーパと勾配]が追加されました。他の機械工学記号と同様、この新しい記号は、図面設定に応じて ASME または ISO 規格に準拠します。
プレビューの新機能! 破断図
[基本設定] > [プレビュー機能] > [図面] > [ビューを分割]
長い、または背の高いパーツやアセンブリを破断図として表示できるようになりました。この機能はプレビューとして早期リリースされます。[基本設定]に移動して[プレビュー機能]を選択し、[ビューを分割]をオンにします。
このプレビュー機能をオンにすると、図面ビューの近くに新しいツールバー ボタンが表示されます。コマンドを開始してビューを選択し、モデルを分割する 2 つの場所を配置します。
ベース ビューに破断を追加し、破断を編集して、2 つのビューの間隔を調整できます。「破断」の方向は水平または垂直のいずれかです。破断を横断して寸法を追加すると、正しい値が表示されます。このプレビュー中の機能には既知の制限事項がいくつかありますが、ご意見をお聞かせください。改善はこれからも行っていきます。
改善! ドキュメント設定で[穴とねじの注記]が更新されるようになりました
多くのユーザから、図面のドキュメント設定を変更した場合に、これらの変更で[穴とねじの注記]が更新されるようにしてほしいという要望がありました。おっしゃるとおりです。[ドキュメントの設定]に変更を加えると、既存および新しい[穴とねじの注記]に適用されます。
重要な修正
- 基本設定で、テンプレートの投影角度がオーバーライドされなくなりました
テンプレートから新しい図面を作成すると、新しい図面では投影角度を含むテンプレート内で行われたすべての設定が優先されます。以前は、テンプレートの投影角度が基本設定で設定した投影角度によってオーバーライドされるバグがありました。これで、テンプレートの投影角度が維持され、基本設定の現在の投影角度でオーバーライドされなくなります。この変更は、新しい図面のみに影響します。 - パフォーマンスの低下に関する問題が修正されました
特定の Fusion 360 図面を開いて編集しているときに、パフォーマンスが著しく低下するケースについて、サポート チームから報告がありました。Fusion 360 でのこれらの操作の処理方法を調整し、図面の作成やオープン、シート間の切り替え、表の作成のパフォーマンスが大幅に向上し、ボトルネックが解消されました。
製造
新機能! 傾斜と回転のグラフィカル ハンドル(拡張機能)
[製造]作業スペース > [ミーリング] > [ツールパス加工法フォーム] > [ジオメトリ]タブ > [ツールの方向] > [回転と傾斜]
以前プレビューで利用可能になった、新しいグラフィカル コントロールである[回転]と[傾斜]が、ツールパス加工法フォームの[ツールの方向]セクションに追加されました。これらの機能を使用すると、キャンバス内でツールの方向を直接調整できるため、必要なツールの方向を定義するために既存のジオメトリを使用できない場合に非常に便利です。また、非平面サーフェス上の点に対する法線、または現在のビュー方向に対する法線に[ツールの方向]を合わせる新しいオプションもあります。
重要な修正
- 2D ポケット加工法に影響を与えていたいくつかの問題を修正しました。一部のユーザから、2D ポケット操作で完全な表面形状が作成されず、選択したジオメトリの一部の面が選択内容に表示されないという報告がありました。これらの問題は解決されました。
- 更新されたカーネルを使用することで、切削方向が変更されるという輪郭仕上げの「ドラッグ仕上げなし」の問題も解決しました。
- 更新されたカーネルを使用することで、Z がツールパス下部ではなくストック ボトムまで下がるという輪郭粗取りの固定サイクルの問題も修正しました。
- [ポスト プロセッサ]ダイアログ ウィンドウで出力フォルダ オプションを選択すると、既定のフォルダから場所を変更できます。実際に[OK]をクリックしてポスト プロセッサのダイアログを完了しても、何も起こりませんでした。既定のフォルダの場所に設定したままにしておくと、Windows エクスプローラーの[ファイルの保存]ウィンドウがポップアップし、通常どおりにファイルを保存できます。修正したので、今ではどこでも好きな場所に保存できるはずです。
- ブラウザでパターン内に別のパターンがある場合に、操作順序が予期したとおりに機能しない問題を修正しました。この修正を確認するには、[基本設定] > [プレビュー]で、[ボトムアップ パターンの展開]プレビューのチェックボックスをオンにします。現時点では、パターン内の手動 NC エントリや、トリム修正が適用されたツールパスでは機能しません。
- AnyCAD ベースのワークフローを積極的に使用している場合、デザイン ブラウザに表示されている「モデル」フォルダが、[製造]作業スペースで開こうとしてクリックしても応答しないという問題が起こったことがあるかもしれません。今回の更新では、この問題は解決されています。
- matthew.c.roseにより、作成したツールパスを生成できなかったことを伝えるエラーが Fusion 360 に表示される問題が報告されました。後に[外側コーナー モード]を[コーナーでロール]に設定することで、問題を回避できました。そのため、外側コーナー モードの既定値は「コーナーでロール」に設定されています。
- 特定の旋盤輪郭仕上げツールパスの生成に失敗する問題も修正されました。
積層
新機能! Creality および Geeetech の 3D プリンタのサポートを追加
[製造] > [アディティブ]タブ > [マシン ライブラリ]
2020 年 12 月に製品内で 3D プリントに関するアンケートを実施しました。アンケートの回答によると、かなりの数の Fusion ユーザが、オートデスクがこのソフトウェアでまだサポートしていない Creality の 3D プリンタにアクセスしていました。この状況に対処するため、Fusion マシン ライブラリに複数の新しい Creality 3D プリンタ(CR10 MAX、CR10 S5、CR10 V2、CR10 V3、CR10S PRO、CR10S PRO V2、Ender 3 V2、Ender 5、Ender 5 PLUS、Ender 5 PRO)と Geeetech 3D プリンタ(A10、A20、A30、A30 Pro)を追加しました。ポスト ライブラリにはこれらのプリンタに関連付けられたポストもあるため、ユーザはプリントを設定して、ご使用のマシン用の G コードを生成できます。
新機能! 一般的な 3D プリント操作を計算するタイミングのコントロール
[基本設定] > [一般] > [製造] > [アディティブ]
積層造形の基本設定の専用セットが導入され、コンポーネントで適切なパーツの方向を指定する自動方向指定、面やパーツの支持構造生成など、積層造形設定内で特定の計算を実行するタイミングをコントロールできます。たとえば、金属 3D プリントの設定で、複数の面/パーツに独自の支持構造を追加するワークフローが必要な場合、支持構造演算を最初に適用し、その後にすべての支持構造を一度に生成する方が、各支持構造の適用時に自動的に生成するよりも簡単な場合があります。状況に応じてお選びください。
プレビューの新機能! 積層シミュレーション拡張機能
[製造] > [アディティブ]タブ > [プロセス シミュレーション]パネル
この新しい拡張機能により、金属レーザー粉末床溶融結合 3D プリント プロセスでパーツに発生する状況をシミュレートできます。インプロセスとポストプロセスの歪みを予測し、プリント中にリコータ ブレードとの干渉が発生するかどうかを通知します。このシミュレーションを使用すると、異なるパーツ方向や支持構造をテストして、さまざまな状況に対応する検証ができます。この拡張機能では、3D プリント時に歪みを減らし、目的の形状を実現するための補正されたジオメトリを生成することもできます。このシミュレーションを活用するには、[積層ビルド エクステンション]にアクセスする必要があります。
プレビューの新機能! ポストとマシンの自動更新
[基本設定] > [プレビュー機能] > [製造] > [最新のポストとマシンを自動的に取得]
このリリースでは、新しい 3D プリンタやポストを Fusion 360 に追加する方法も変更されています。最新バージョンの 3D プリンタにアクセスするために、Fusion 360 の新しいリリースを待つ必要がなくなりました。今後、Fusion でアクセスできる 3D プリンタのリストは、オンライン マシン ライブラリ(https://cam.autodesk.com/machineslist)で利用可能なプリンタのリストと同じになります。つまり、新しいマシンやポストがオンライン ライブラリにアップロードされると、Fusion 360 を再起動するたびに、Fusion 360 で使用可能な 3D プリンタがリストに追加されます。
改善! 積層セットアップの作成ワークフロー
[製造] > [アディティブ]タブ > [セットアップ] > [新しいセットアップ]
[新しいセットアップ]ボタンを使用して[アディティブ]タブ内でセットアップを生成すると、操作のタイプは自動的に[アディティブ]に設定されます。このようなセットアップ用のマシンを選択すると、関連する[マシン ライブラリ]ダイアログも積層マシンに対応して自動的にフィルタされます。これらのスマート既定値により、積層造形モデルを設定する際のマウス クリックが減り、3D プリントが効率化できることを期待しています。
重要な修正
- 方向設定の結果を表示する際に、ランク付け基準が無視されていました。方向設定の結果が優先されるようになりました。
- 3MF ファイルの生成とモデルのスライスに粗いテッセレーション設定が使用されたため、G コードで G2/G3 行を生成できませんでした。
API
プレビューの新機能! カスタム フィーチャ定義
これは Fusion 360 API の待ちに待った機能であり、最初のイテレーションが利用可能になりました。いくつかの制限があり、サポートされるのは特定のワークフローだけなので、これは「プレビュー」機能とみなしています。とはいえ Fusion 360 API の主要な機能強化と言えます。アドインのカスタム コマンド ダイアログを定義できるだけでなく、実際は完全なフィーチャ定義として定義できるようになりました。つまり、パラメトリック タイムラインの更新、モデル パラメータの変更、およびユーザの編集はすべて、Fusion 360 の他のすべてのフィーチャで正常に動作するようになりました。これについては、理解すべき情報が多いので、興味がある場合は、ヘルプ ドキュメントを参照し、この機能の詳細を確認してください。
改善! createByString で作成した ValueInput を使用すると、式が設定されるようになりました
パラメータの作成結果となる要素の作成用に ValueInput を指定する場合、createByString メソッドを使用して ValueInput を作成すると、正しい結果では、作成されるパラメータは文字列によって定義された式を持つことになります。上記の結果になるように修正しました。
重要な修正
- コンポーネントのエンティティ トークンはオカレンス
m0d0を返します。これについては、非ルート コンポーネントのエンティティ トークンを作成し、再びバインドするときに、コンポーネントの代わりにオカレンスが返されることがフォーラムで報告されました。これは修正され、コンポーネントが返されるようになりました。 - Mac の場合、コマンド ダイアログの[ヘルプ]ボタンをクリックしてもヘルプが表示されない
この問題は解決され、Mac コンピュータ上でカスタム ヘルプ ドキュメントが正しく表示されるようになりました。
Fusion 360 のスタートアップまたはサブスクリプションの契約更新について疑問がある場合は、オートデスクがサポートします。Fusion 360 は、Autodesk ストアから直接購入できます。販売担当者と話をする場合は、該当する地域の電話番号へお問い合わせください。
米国: 1-833-843-3437
カナダ: 1-833-843-3437
英国: +44 808 169 9659
ドイツ: +49 89 412 071 04
スイス: +41 31 539 11 46
イタリア: +39 02 12 412 0560
フランス: +33 1 75 85 05 80
スペイン: +34 93 122 5042
ポーランド: +48 22 15 212 44
ベルギー: 3228997236
オランダ: xxx-xxxxxxxx
スウェーデン: xxx-xxxxxxxx
フィンランド: 358753250819
インド: +91 8010340891
日本: 0800-080-4228
オーストラリア: 1800 314 451
(以上です)