図面をベクトル処理で印刷したいので、モデル表示を「陰線処理」で作図しているのですが、この状態でマテリアルの表現をハッチ+塗り潰しにすることは可能でしょうか。
画像の「ベタ塗」のときの表現のように、グレーの塗り潰しの上に目地が表示されるようにしたいです。
今は仕方なくサーフェスパターンの設定を塗り潰しにして目地を注釈線分で書いています。
もっと良いやり方があれば教えてください。
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回答者: TakatoriAkihiro. 解決策の投稿を見る。
残念ながらそれは無理というものです。機能が違うのですから。
隠線処理で出力する以上は、リアリスティックなどの質感の表示はできないです。
ベクター出力でなければならない理由は何でしょうか?
また、本来の目的は何でしょうか?
何らかの代替手段が考えらえるかもしれません。
takatori様
ご回答ありがとうございます。
ベクター出力でなければならない理由は、ラスター出力だと線が滲んでぼんやりとした図面になってしまうからです。
ベクター出力とラスター出力では添付のPDFファイルのような違いがあります。
本来の目的はきれいでわかりやすい図面を効率的に作成して、設計に役立てることです。
機能はどうすることもできないので、目地の入れ方を工夫してみてはどうでしょうか?
目地はいくつか入れ方があると思いますが、特定の間隔で任意の位置に入れたい場合は
(1) 目地を「面分割」で作成する
(2) 壁をカーテンウォールで自動割り付けにする
(3) 目地にある程度の幅がある場合、壁のリビールを使う
が考えられます。ALCパネルやイソバンドの目地を単線で表記したい場合は (1) が良いと思います。また(2)にしておいてパネルに壁を、マリオンは設定しない、とすればリアルな状態にできます。
一方、RCなどの化粧目地や誘発目地などは幅が25mm程度ありますから(3)が良いと思います。
塗潰しパターンで目地を入れることは一時的には良いと思いますが、外壁目地などは最終的には任意の位置に入れたくなるので、(1)(2)(3)の方法で一本ずつ入れておくのがベストではないかと思います。
takatori様
目地のモデリング方法のご提案、勉強になりました。ありがとうございます。
しかしながら、実際の設計の中で目地を一本一本入れていくのは、時間的にも気力的にも厳しいような気がします。
今回は外壁の目地を例に上げましたが、ハッチング+塗りつぶしの表現をしたい箇所は他にいくつかあります。
例えば、フローリングの目地を(1)の方法で入れていくのは気の遠くなる作業ですし、馬目地のタイルを(2)の方法で作成する場合は一旦マスを作ってからパターンベースのサーフェスを作成しなければなりません。
このような見栄えにこだわりたい図面が必要とされるのは基本設計~実施設計の中盤くらいなので、まだプランが動いており、せっかく一本一本作成した目地もすべて消去する、という場面がたくさんあります。
そこで現実的には、ベクター出力は諦め、多少ぼんやりとした図面で妥協しつつ、いざという時にはご提案頂いたような方法でモデリングしようと思います。
ありがとうございました。
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