アダプティブコンポーネントの作成についてうまくいかないところがあります。
一般モデルアダプティブのテンプレートで作成したものを、プロジェクトへロードしました。
その後、プロジェクトで配置してみましたが、参照点が4つあるものなのですが、4点指示したところ、1点、2点目までしか対応できていないようで、3点目と4点目の点の位置と形状が全く違った位置に作成されてしまっています。
画像を添付しておきますので、ご確認いただけたらと思います。
いくつか質問があります。
①作り方の確認をさせていただきたいです。
下記のような手順で一般モデルのアダプティブのテンプレートで作成いたしました。
アダプティブのテンプレートを開き、参照点を配置
↓
参照点を選択しアダプティブ化
↓
スプラインで参照点をクリックし線分の作成
↓
作成したスプラインのプロパティの参照線にチェック入れる
↓
フォーム作成から形状を作成
↓
プロジェクトへロード
②アダプティブコンポーネントをプロジェクトで配置する際に、参照点の数だけ画面上で位置を指定するかと思いますが、
ここで指定する位置は任意の位置に指定できるかと思います。
そうすると、一般モデルのアダプティブのテンプレートに配置する参照点の位置は適当でよいということでしょうか?
うまく説明ができませんが、ファミリでは折れ点になるように参照点を配置しているが、プロジェクトでは直線で配置できてしまうということ。
③一般モデルのアダプティブのテンプレートで作成した際に、参照点を4点作成していたとして、プロジェクト側では3点のみ使用して作成したいというようなことは同じファミリで可能でしょうか?
例えばですが、高さや平面位置の変化点が4点に対応できるように作成したものを、高さや平面位置の変化点が3点しかなかった場合にという場合。
④一般モデルのアダプティブのテンプレートで形状を作成するときに、断面の形状として、外側と内側にそれぞれ四角があった場合(スケッチが2つ)に外側の四角だけでまずフォームでソリッド作成し、中のくりぬきたい形状でボイドで抜くというような作り方になりますでしょうか?
フォームの作成の時に押し出しのように、外側と内側の間だけで形状は作成できないということでしょうか?
宜しくお願い致します。
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回答者: TakatoriAkihiro. 解決策の投稿を見る。
①は「スプラインで参照点をクリックし線分の作成」がちょっとまずいかもしれません。
クリックした場合、クリックミスで参照点のツボを外してしまうかもしれませんので、作成したアダプティブ点をすべて選択してから、描画パネルの「複数の点を通るスプライン」でつないだほうが確実です。
② 適当でいいです。むしろ、適当において、プロジェクトにロードする前にぐにゃぐにゃ動かして、形状が破たんしないかどうか調べたほうがいいです。
③ 3点物は3点物としてつくるしかありません。
④ 外形をフォーム、内側をボイドでつくるだけでパイプ状のものができます。
参考ファミリを添付します。
takatori 様
回答いただきありがとうございます。
参考の画像と、ファイルありがとうございます。
①アダプティブ点を選択した状態で、複数を通るスプラインでつないでから形状を作成してみました。
プロジェクトへロードする前に、ファミリ内で3点目と4点目を選択して、表示される青い上向き矢印にて高さを変えてみました。
そうすると、やはり、2点目、3点目、4点目の形状とアダプティブ点が追従していない状態でした。
takatori様のデータを拝見しますと、アダプティブ点と形状が追従していました。
形状を作成するときに、描画パネルの面上で描画を選択した状態で、作業面パネルのセットを選択してアダプティブの点にある参照線に対して直角な面を指定、形状作成しています。
ここに問題がありますか?
②アダプティブ点の配置は適当でよいのですね。
配置するときは位置を気にせず配置するようにしたいと思います。
③3点ものは、4点もので対応はできないのですね。
その都度、別で作るようにしたいと思います。
④押し出しの様な作り方はできないのですね。
外形をフォーム、内形をボイドで作るようにしたいと思います。
宜しくお願い致します。
takatori 様
作成方法の動画に、アダプティブコンポーネントのデータありがとうございます。
作成動画拝見させていただきました。
とても分かりやすく、自分の手順と違うところも発見できました。
私の操作と違っていたところは、
形状をスケッチする時に、私は面上で描画に設定しており、takatori様の作業面で描画と違いがありました。
また、形状のスケッチは、私は全てのアダプティブの点に作成し、フォームを作成するときには、全てのアダプティブ点のスケッチと参照線を選択しており、takatori様のスケッチは1番目のアダプティブの点のみに作成し、参照線を選択しフォームを作成されておりました。
いただいた動画と同じように作成し、プロジェクトへロードして高さのオフセット値を変更してみましたが、やはり回転してしまうのですね。
takatori様にいただいたデータでも試してみましたが、やはり回転してしまいました。
形状が円のパイプのようなものであれば回転しても問題ないので、円のようなものの時は使うことができると思いました。
操作や解釈が間違っていたら申し訳ありません。
4点全てのアダプティブ点にスケッチで形状作成し、寸法のパラメーターをつけて4点全てで別のサイズに変更できるようにと思ってやってみましたが、プロジェクトへロードする際に拘束が過剰・・・というようなエラーが出てロードができませんでした。
このアダプティブでは、各点でのスケッチの形状をパラメトリックに変更することができないのですね。
仮に全てのアダプティブの点で形状が一緒であり、サイズの変更も全く同じにしたい場合は、拘束が過剰になってしまうので、アダプティブのファミリに入ってサイズを変更したものを上書きし、再度プロジェクトへロードしなくてはならないのですね。
「回転」というのがよく意味が分かりません。アダプティブ点をスプラインでつないで作成される各アダプティブ点のスプラインに垂直な作業面は、そのスプラインのアダプティブ点における一時導関数の法線となるので、スプライン上の各ポイントのベクトルで決まります。回転するというのは概念的におかしいです。
ご希望は、各ポイントでXYZ面に常に直行したプロフファイルで作成したいということでしょうか?
何をおやりになりたいのかを明確にしていただければ、何度もやり取りすることなく、効率的に回答を差し上げることができると思います。
アダプティブ点に作成したプロファイルは、アダプティブ点の座標系に従いますが、プロジェクトにロードされたとき、さらにアダプティブ点の座標系をプロジェクトの座標系に合わせることができます。
動画の最初のほうでやっているのですが、アダプティブ点のパラメータ「向き」をグローバル(xyz)にすることで可能になります。
また、途中のプロファイルがアダプティブ点の移動に追随しないのは、プロファイルを参照線で作成することで回避できます。
プロファイルのサイズの変更はプロファイルに寸法線を付ければいいのですが、EQでロックせずに左右に同じパラメータを与えることで回避できます。
またこのような形状を作成する場合は、アダプティブ点をつないだスプラインでスイープするより、各プロファイルを選択してロフトするほうが適切ではないかと思います。