製品のハウジングケース

製品のハウジングケース

zimasan
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製品のハウジングケース

zimasan
Contributor
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製品の型にはまるようなケースを作成するためのモデリングをしています。
リンクの商品を参考にモデリングを考えています。
https://byronseven.net/products/rack-for-sandisk-extreme?variant=40862763319369
自分なりに設計をしてみたのですが、どうしてもスケッチが複雑になってしまいます
製品にはRがついていてRゲージで測定して幅、Rがわかっています
製品の幅53mm R12, 厚み10mm R3
スケッチのベースになるように製品を描いて、製品の縁をスケッチするように描いてみたのですが、もっと単純な方法はあるのでしょうか?

また、3箇所の吸盤の箇所は一つを描いてスケッチをコピーと回転で描きました。
補強の斜めのリブがうまく機能せず描けていないです

zima
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メッセージ2/8

adachitech7
Consultant
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@zimasan さん、

 

こんな感じで作ってみました。少し寸法が違うところがあるとは思いますがご容赦を。

 

製品部分をモデリング。

01.png

 

 

外側にシェル化。

02.png

 

 

側面をオフセット。(1.5mmから1mm にしました。)

03.png

 

 

四角をスケッチ。

04.png

 

 

切り取り。

05.png

 

 

スケッチ。

06.png

 

 

押し出しで「新規ボディ」を作成。

07.png

 

 

上面を押し出してもう一つ新規ボディを作ります。

08.png

 

 

面をオフセット。

09.png

 

 

三角形をスケッチして切り取り。

10.png

 

 

シェル化(内側)

11.png

 

 

穴コマンド。四角スケッチの中心点を利用しています。

12.png

 

 

底面に四角をスケッチ。切り取りも行ってください。

13.png

 

 

リブを結合。14.png

 

 

ボディをミラーコピー

15.png

 

 

本体と結合。

16.png

 

 

フィレットを付けていきます。

17.png18.png19.png20.png21.png

 

 

これで完成です。

22.png

 

 

フィレットは履歴の一番最後にまとめるのが上手くモデリングするコツになります。形状変更する場合はフィレット前まで履歴をロールバックしてください。

 

またフィレットの順番は大きいRから小さいRへ、内側から外側にすると比較的うまくいきます。おおきなフィレットを付けてループ状にしてから小さいフィレットを一気に付けていくと手数が減ります。

 

個々のスケッチは極力シンプルにしました。手数が増えるのは気にしなくてもOKです。それよりは一度に考えることを減らして脳のメモリーを節約する方が楽になります。(精神的にも楽ですし、修正もしやすくなります)

 

またご質問ください。

メッセージ3/8

Bunga777
Mentor
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解決済み

大まかな作り方はこれで全然OKだと思います。

私も業務でなにかに合わせたケースのようなものを作りますが手順としては、

1.本体をモデリング

2.ケースになる部分を大まかにモデリング

3.ケース部分から本体部分をブーリアン演算

4.他の部分を作り込む

という手順で行うことが多いです。

 

@zimasan さんの作成方法も大方その方法に沿っているのでそれでOKじゃないですかね。

 

 

私ならばこのスイープは下記のように本体が切り抜かれる前の状態で形成します。

Monosnap Autodesk Fusion 2024-02-25 18.48.00.png

その後でブーリアン演算で本体部分をくり抜きます。

こうすることで本体のデータが多少他の形状になったとしても一発で対応が可能です。

Monosnap Autodesk Fusion 2024-02-25 18.49.50.png

 

留め具のような複数あるパーツに関しては新たにコンポーネントとして作成して、それをコピーしたほうが形状を変更する際にも1箇所の変更で全てが変わるので楽ですし、もしかしたら留め具がもっと増える場合にも対応が楽です。

Monosnap Fusion360 2024-02-25 18.52.51.png

履歴をここまで戻してここに新たなコンポーネントを追加し、その後に作った構築面を新たなコンポーネントに放り込むとそれに付随するスケッチからボディまでがそちらのコンポーネントに移動しますよ。

Monosnap Autodesk Fusion 2024-02-25 18.53.18.png

 

 

リブになる部分に関しては無理にリブコマンドを使わずとも良いと思います。

こんな感じで押し出してミラーで作ってもOKかと。

Monosnap Autodesk Fusion 2024-02-25 19.05.57.png

 

出来上がった留め具をコピペして剛性ジョイントで好きなところに固定。

Monosnap Autodesk Fusion 2024-02-25 19.08.41.png

コンポーネントミラーで留め具をミラーすれば反対側にも出来上がりますし、位置合わせはジョイントを移動すれば片側も自動的に対象位置に移動します。 

Monosnap Autodesk Fusion 2024-02-25 19.10.20.png

あとは色々と形状を好きにいじくれば良いと思いますが、最後に内側の面を少し外にずらして本体とのクリアランスを作ります。今回は-0.1を設定してみました。恐らく本体の採寸が正確ならば0.1あればきつすぎることは無いと思います。

Monosnap Autodesk Fusion 2024-02-25 19.15.29.png

Monosnap Autodesk Fusion 2024-02-25 19.16.52.png

 

 

メッセージ4/8

adachitech7
Consultant
Consultant

@zimasan さん、

 

穴周辺の別の作り方を考えたのでご紹介します。

ポイントは穴の位置をスケッチで先に決めて、穴の空間ボディを次に作り、それから台座の板を、その次にリブを作るという手順です。

設計の現場では最初から形が決まっている訳ではなく色々な制約事項がある中で一つずつ形を決めていく必要があります。さらには形を決める順番も結構重要でモデリングもそれに沿って行う方が都合が良かったりします。今回はまず穴位置を決めてみました。

 

01.png

 

 

一部形状を省略しているところがあります。ご容赦ください。

 

 

 

形が持つ機能を考え、それに優先順位を付けて、モデリングもそれに沿って少しずつ構築していくというやり方です。私がご紹介する方法は多くの場合手数が多いのですがその分修正もやりやすくなっています。丁寧に履歴をたどっていけば必ず修正、形状変更ができるということを目指しています。ご参考までに。

メッセージ5/8

adachitech7
Consultant
Consultant

@zimasan さん、

 

追加で本体とケースをアセンブリを組んで修正していく方法もご紹介します。本格的に設計を行うのであればリンク付きのコンポーネントでアセンブリを組み、お互いの部品を参照しながら形状を決めていくのがいいと思います。今回はアセンブリの結果を2D図面で確認するという方法も合わせて動画にしてみました。

 

01.png02.png

 

メッセージ6/8

adachitech7
Consultant
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@zimasan さん、

 

「効率的な設計のやり方」ということとは別にモデリングのテクニックとして1つご紹介します。

手数を少なくしてとりあえず形を作るという目的ですとこういうやり方もあります。

 

01.png

 

 

 

形がこれ以上複雑にならないのであればこのやり方でもそこそこ機能するかもしれません。

またシェル化と面をオフセット機能は非常に良く使います。上手く使いこなせるとグッと効率が良くなりますので是非トライしてみてください。

メッセージ7/8

adachitech7
Consultant
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@zimasan さん、

 

すみません、先ほどの投稿ですが一部間違えていました。シェル化の方向を内側のまま進めていたのでこれを外側に修正しておきました。参考にされるのであればこちらのデータをどうぞ。

メッセージ8/8

adachitech7
Consultant
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@zimasan さん、

 

こんなやり方もできます。

 

本体、カバー、吸盤取り付け部、それぞれを別ボディで作り最終的には一体化するというものです。

機能が別の部分は別ボディで作るというアイデアなんですがこれも結構有効な方法なので時間のある時にでもトライしてみてください。

01.png