スロットミルによる溝切削パスが生成されません
負荷制御で溝加工をしたことがないので、上手に制御できるか微妙です。
とりあえず3D負荷制御はアンダーカットを考慮してくれないので、ダミーで上部の出っ張りをなくしたモデルを作ってトライしてみましたが、進入は制御できても退出が制御できず、いい感じのパスが出ません。
2Dの負荷制御ならどうにかできる気がしますが、どうかなぁ……という感じ。（あとでやってみようと思います）
で、普段はどうしているか？というと、普通に2D輪郭でやっちゃってます。
粗取りが必要な場合にはストック輪郭を設定して、
進入、退出の制御は色々できますが、こういうときは簡単に正接の延長距離で逃げてしまうことが多いです。
（単に輪郭指定での延長指示が面倒だから）
粗取り指定で最大切り込みピッチで奥行き、複数深さで深さ方向のピッチを決めてやります。
今回は溝方向２mm、深さ方向１mmとしてます。溝（XY）方向のピッチ回数は多めにしてもストック輪郭の範囲でオフカットしてくれるので適当でOKです。
そのまま工程をCtrl＋Dで複製して、粗取りパス、維持するストックのチェックを外せば仕上げ用のパスになります。 複数深さのピッチは仕上げは荒くしたほうが良い事もあるので適宜調整で。
データも付けておきますが、もっと良い方法があれば私も知りたいです(^_^;)
3D負荷制御だと残り素材形状を基準に削っていくので、いまいち制御しずらいので2D負荷制御でやってみました。
最初進入と退出の位置をスケッチで書いて指定してみましたが、退出は言うことを聞いてくれますが、進入が変な所から入ってしまい駄目。
仕方ないので、退出はスケッチ位置、進入を回避するのに元の形状を伸ばしたダミー形状を作り、その輪郭をストック輪郭として利用しました（これはスケッチを書いても良いと思います）
ポケット形状とストック形状をこの様に指定。
最適負荷、最大切り込みピッチは適当です。適宜変えてください。
今回はテストなので維持するストックはチェック入れてません。
必要ならば、ストック維持させて、仕上げ工程は別に作ったほうが安全だと思います。
ただ、素材とカッターによっては一発で仕上げたほうが仕上がりが良い事もあるので、その辺はおまかせします。
てことで、一応こんなパスがでました。
データ添付しておきますので、参考にどうぞ。
@tmuh.s07111206 さん こんにちは。
当方、Tスロット(スロットミル)の経験ありません・・・。
@Bunga777 さんが記載していますが、恐らくアンダーカット形状は3Dのパスでは
出来ない様な気がするので2D輪郭にしました。
紫印部分は荒加工想定で、赤印部分は仕上げ加工想定です。
赤矢印部分が工具の上側での加工になるのですが、この高さを設定するのが
難しく、それぞれ2個のツールパスにしました。
工具の幅が4mmで、8mm幅の溝で、残り代を0.2ｍｍと想定して・・・
と色々と悩み・計算したのですが1個のツールパスでは上手く出来ず・・・。
トップ高さのと最大粗取り切込みピッチの組み合わせでツールパスが出来ている
と思うのですが、ピッタリの数値部分のツールパスが計算されない理由が分からない・・。
※最初の負荷制御が残り代0でトレランス0.1だと、綺麗に仕上がらないと思いますよ。
私自身、スロット加工の時は基本パターンを決めて
加工設定をしています
荒加工仕上げ加工をまとめたパターンと
荒仕上げを分けたパターン(溝上面底面にも仕上げ代あり)で
二つサンプルデータを作成添付しておきます
参考になりますでしょうか、、
荒加工で上面底面側面に仕上げ代をつける場合
とてもわかりにくい説明となってしまいました、、、
@Bunga777 さん
>ぜひ、この謎を解明してみてください
無理ですよ・・・。
8ｍｍとか4ｍｍとかキリが良い数値でも、実数なので内部の処理では
4ｍｍ->4.000000001mmになっていて、仮に8ｍｍ幅を2回加工しようとしても、
4.000000001 x 2 = 8.000000002となり、8ｍｍをオーバーするので
2回目のツールパスは計算されないとか・・・。
真実は一つですけどね。
（僕はコナンの映画を見に行っていませんが、娘は2度見に行ってます）
