サーフェスでパッチ面が生成される方向について。

[W9_GFO]

添付したスケッチをもとに「パッチ」でサーフェスを生成した際、

ガイドのない境界エッジのみの状態で生成される面と、

ガイドレールを指定した際に生成される面の方向性が反転されます。

スケッチ面選択の際の「表」に向かって面が発生されるような気もしますが、

ガイド無しの際には囲まれた内側を埋め、

ガイドを使用してもレールに追従せず、面の方向が反転されるのもよくわかりません。

該当面で希望通りのサーフェスを生成させるには、

パッチではなく「ロフト」でサーフェスすることで十分可能なのですが、

面を作る段階でこれに気づきサーフェス方法を選ぶよりも前に、

生成されるサーフェスの方向性を考慮し、スケッチ段階で注意や判断する点などがあれば知りたいです。

（ロフトやスイープ可能な面なら、パッチよりもそちらを優先したほうが良いのかな？）

また、該当面でロフトする際に、

画像のカーブ1、カーブ2をプロファイルに選択／カーブ2、カーブ4、その中間線をガイドレールに指定する場合、

画像のカーブ2、カーブ4、さらにその中間線をプロファイル／カーブ1、カーブ2をガイドレールに指定する場合で、

生成されるサーフェスは完全に同一のものか、同一ならばどちらが好ましいか、などあればあわせて知りたいです。

説明がくどくてすみませんがよろしくお願いします。

[kandennti]

@W9_GFO さん　こんにちは。

>生成されるサーフェスは完全に同一のものか、同一ならばどちらが好ましいか、

パッチ面とロフト面で比較しました。

アイソカーブ解析コマンドで両方の面を見たところです。

もはや、間違い探しレベルですが、

左上：パッチ

右上：ロフト

下：両方重ねて表示

厳密には同一面では有りません。が、ほぼ遜色のないものが出来上がっているはずです。

又、試しに両方の面をStepでエクスポートしてみます。

ファイルサイズが雲泥の差です。

推測ですが、ロフトは軽めのデータで（そして素直な）面が出来上がる

と思われます。最終的にはご自身のお好みで　と言う事で良いかと思います。

余談ですが、他のCADでパッチ面はCAEでエラーになりやすいので、使用禁止！としている

企業も有りますが、Fusion360の場合はどうかわかりません。

>ガイドレールを指定した際に生成される面の方向性が反転されます。

最終的にはステッチで単一のサーフェスやソリッドにすると思うのですが、

ステッチを行う事で面の向きは整います。

意図した方法と逆の場合は、"法線を反転" コマンドを使用すれば良いかと

思いますので、あまり表裏は気になさらなくても良いのではないかと思います。

（APIでオフセット面を作成する場合は、方向の影響を考慮する必要がありますが・・・）

"見える以上気になる！！" と言う場合は、基本設定内の "面の法線表示を無効化"

にチェックを入れると、表裏が同一色で表示されるようになります。

 

[TerukiObara]

@kandennti さんの投稿を読んで、私もFusion360ではないですが、パッチの使用は会社で禁止されていたことがあります。

ロフトかスイープで面をつくるように言われていました。パッチだと面が捻じれやすいという理由からだったと記憶しています。以上、コメントまで。

[W9_GFO]

ありがとうございます。

パッチとロフトでの違い、どちらが好ましい方ということもわかりました。

見た目は似ていてもデータ的には結構違うもんなんですね。

とりあえず、パッチを使わなくてもいいようなスケッチ、面作りを心掛けようと思います。

ただ、質問の意図として知りたかったのは、

法線の方向、いわゆる「出来上がった面がどちらを向いているか？」ではなく、

パッチでサーフェスを作る際に添付画像2のように、

ガイド無しで作りたい面の枠を指定すると、ロフトとほぼ同じ面が作れるのに、

その中間にあるスプラインをガイドに指定するとロフト時やガイド無しのとき違い、

出来上がった面が全く別のものになる場合があり気になっています。

スケッチ段階で禁則的なことをやってしまっているような気もしますが…、

例えばスプラインを開始する順番やスケッチ面の選択方向など、

法則的なものがあればスケッチの段階で注意できるので知りたいということです。

分かりにくくてすみません。

[adachitech7]

@W9_GFO さん、こんにちは。

私の方でも現象が確認できました。

しかし全く別の似たような形状を作った場合は生成される面が逆の領域になるような現象は起きていません。

下の動画を確認していただきたいのですが、不具合が出る方はエッジを選択したときの番号が選択するたびに変わってしまっています。上手く作れる方はエッジ番号は選択した順番の通りです。

解決策にはなっていませんが、何かこのあたりに原因があるのかもしれません。

[adachitech7]

@W9_GFO さん、

試しにSTEPファイルに吐き出したものをもう一度読み込んでパッチ面を貼ってみました。

相変わらずエッジ番号は変わっていくのですが、こんどはまともな面が貼れています。

もしかすると元のファイル自体に何か問題があるのかもしれませんね。添付していただいたファイルは最初からFusion360で作ったものでしょうか？

[kandennti]

@W9_GFO さん

おっしゃっている、意味は分かりました。

試しにスケッチ4の線を利用し、"内部レールまたは点" で例のスケッチ5の

線を指定するとこんな感じになりました。

"内部レールまたは点" で指定された線が含まれるような面が作成され、期待する形状に

なります。

@W9_GFO さんのご指摘通り、"内部レールまたは点" 指定したものが含まれる方向とは

逆側に面が出来るのは、確かに大きな不満ですね。

"内部レールまたは点" で指定された要素が必ず含まれるわけでは無い（形状ねじれ過ぎ等）

とは思いますが、"含むと不都合なので無視するよ" ぐらいのメッセージを発した上で

無視する方が良さそうな・・・・。バグと言いたくなるような現象ですね。

@adachitech7 さん

@W9_GFO さんが作られたボディ23はスケッチ線から作成されていますよね。

確かにボディのエッジで回避出来るのであれば、確かに回避策ですね。

[adachitech7 · Accepted solution]

@W9_GFO さん、

原因が特定できました。

スケッチ5の中の矢印で示したスプライン曲線がおかしいようです。なぜこうなっているのかは分からないのですが、赤丸で示す部分に接線方向と曲率をコントロールする緑色のハンドルが見えていません。

曲率を表示させるとこんな感じに。スプライン曲線の右端だけ強烈に曲がっているということなのかなと思います。

新たにスプライン曲線を描き直すと上手くパッチ面が生成できました。

[W9_GFO]

確かにハンドルが無く曲率が極端ですね。

こちらでもスプラインを引き直すと想像していたとおりの面にすることができました。

このファイルは実際にはそれ以前にも残していない履歴があり、

曲面を多く含む形状でのモデリングする際の手順として、

まず単純な押し出しやフィレットで造形可能なラフで大まかな形状出しをし、

それを参考モデルとして置いたうえで新たにスケッチを描き。曲面をつくり貼っていく方法が主で、

修正の過程でスプラインを足したり切ったりが多くなるからかもしれません。

履歴を残して気づきやすいようにしてみます。

ありがとうございました。