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Fusion360のヘルプページにある熱解析のチュートリアルについて、いくつか問題点がありますので情報共有させてください。
改善案も併せて提案いたします。
チュートリアルは操作の習得が目的で、解析結果の精度を求めるのは基本的に不要ですが、少なくとも理屈に合うような結果は出せるようにしておくべきだと思います。
【問題点1】
シンプルな発熱体+放熱部の構成であるのに、外気温よりも低くなる箇所が存在します。
設定した外気温は30℃なので、それを下回る部分は理屈上ないはずです。
【問題点2】
チュートリアルで示されている熱伝達率の単位が間違っています。(単純ミスだと思われます)
誤:30W/mm^2・℃→正:30W/m^2・℃
【改善点1】
回路基板全体が周囲の空気と自然対流するような条件になっていますが、CPUと接触する場所は除外する必要があります。
ですからCPUの大きさで面を分割した上で熱伝達率を設定しました。
【改善点2】
CPUの側面にも空気との熱伝達率を設定しました。
【改善点3】
メッシュを細かく設定し、パーツごとにスケールするようにしました。
【改善後の結果】
最初の解析条件の時と比べ、かなり結果が改善されました。
まだ一部矛盾が残っていますが、さらにメッシュを細かくすれば良くなると思います。
ただし今回の試行ではクラウドからエラーが返ってきてこれ以上メッシュを細かくすることはできませんでした。
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