カムの立体化について
添付いただいた図面から寸法を直接ひろってモデリングしました。
ベースになる形状を作る。
オフセット平面作成。
作ったオフセット平面に直線をスケッチ。
オフセット平面作成。
直線をスケッチ。
パッチモード、ロフトコマンドで2本の直線を結ぶ。（0.9°の傾斜面作成）
上面から作ったロフト面まで切り抜き。
上面に直線をスケッチ。
傾斜面の上端まで切り抜き。
中間の水平面に直線をスケッチ。
上面に直線をスケッチ。
パッチモード、ロフトコマンドで2本の直線を繋ぐ。
上面からロフト面まで切り抜く。
パッチモード、作成→オフセットで図に示す面を0mmオフセットで抽出する。
フレットを追加。
円スケッチをフィレット面に投影。（スケッチ→プロジェクト/含める→サーフェスに投影）
投影した曲線の端面と円中心を結ぶ直線をスケッチ。
パッチモードで直線を押出。
再度面を抽出。
修正→トリムで抽出した面をカットする。
ロフトで端面同士を接続する。隣接する面とはG1接続で、ガイドタイプは中心線にしてフィレット面に投影した曲線を選択する。
ソリッドボディの少し上にオフセット平面を作成。
作ったオフセット平面にスケッチを追加し、ロフト面を投影する。
モデルモードでスケッチを押し出して本体ボディを切り取る。この時終了面をロフトで作成した面までにしておく。
下面に図のようなスケッチを追加。
少し突き出るところまで押し出す。
突き出た部分をロフト面まで切り取る。
完成。
かなり手間がかかる方法になりましたが、こうすることで側面の立壁に対して上面が常に直角に交わるようにモデリングできたと思います。
上面だけを抽出する際には、途中でやったようにパッチモード、作成→オフセット0mmで抽出してください。
かなり説明を省略していますので分からないところがあれば聞いてください。
アーカイブファイルも添付しておきます。
ボディやコンポーネントの移動と位置合わせは、修正メニュー内の「移動/コピー」、「位置合わせ」コマンドで行うことができます。最初に「位置合わせ」で面同士を接するように配置し、その後に「移動/コピー」コマンドで面に沿って動かすのがいいと思います。
面の抽出の手順は以下の通りです。
パッチモード、修正→オフセット、で上面を選択する。
この時オフセットの値を0mmにするとソリッドボディと同座標で面だけがコピーされる。
抽出した面を透明にするには、ブラウザ→面のボディを右クリック→不透明度のコントロールを選択する。
soichi0427さん こんにちは
御質問の内容を細かく把握しておりませんが、
”CADデータと測定データの差異を確認したい” と解釈しました。
こちらのサイトにある「GOM Inspect」と言うソフトでお望みの処理が
出来るかも知れません。（商用ソフトのフリー版です）
https://www.gom-inspect.com/jp/index.php
測定データの原点は、CADの原点とは異なる場合が大半です。
位置合わせの機能も有り（この機能は当方使用したことが有りません）
ポリゴン-サーフェスの誤差をカラーマップで表示できます。
この様な処理はCADより専用のソフトの方が、優位に感じてます。
但し、それなりの処理を行う為、それなりのPCﾊﾟﾜｰが必要です。
要登録ですが、フリーなので試すだけの価値はあるように思えます。
（強力なソフトのわりには、国内ではあまり知られていない気がしてます）
アドバイスいただき本当にありがとうございます！
途中までやってみたのですが、どうも位置合わせがうまく行きません。
XY平面上で、カムを円弧に合わせたいのですが、円弧の白丸が選択できません。
「始点」と「終点」というのを理解できていないのかもしれません、、
アドバイスいただき本当にありがとうございます！
途中までやってみたのですが、どうも位置合わせがうまく行きません。
XY平面上で、カムを円弧に合わせたいのですが、円弧の白丸が選択できません。
「始点」と「終点」というのを理解できていないのかもしれません、、
位置合わせをする場合はソリッドボディ同士で行った方がうまくいきます。
図のようにスケッチに円弧と直線を追加。
押し出し。
カムをミラーコピーして、左右を反転させる。
点群のデータを見るとカムの傾斜方向が逆のようです。
位置合わせで始点と終点に面を選択する。
配置が逆になる場合は反転を選択する。
円筒面を選択して位置合わせ。
カムの上面を抽出し透明度を変更、点群データと重ね合わせるとこんな感じになります。
