ジョイント原点を金具ではなく空間上に設定したい
@can03GV6HX さん、
このような形をスクラッチから設計する場合はこのようにすることが多いです。
押し出しで直方体を作り、その直後に面の中心にスナップさせてジョイントの原点を配置。
カット。
シェル化。
フィレットを付けて完成です。
もし公開しても問題のないデータであれば一度添付してみてください。どのようにするのが一番いいのか検証してみますので。
@can03GV6HX さんへ こんにちは
私は、今回の様な穴と長穴のパーツ同士をジョイントする時は、
必ず穴同士（丸穴と長穴）を使ってジョイントしています。
画像とファイルを添付しますので、みてください。
Hidetoshi Wada
Mechanical designer
@can03GV6HX さん、
まず金具を開いて履歴をここまでロールバックします。形を作り込む前、なるべく形状がシンプルなときにジョイントの原点（取り付け基準位置と考えてOKです）を明確にする方が後々トラブルが少なくてお勧めです。
オフセット平面作成。
ちょうど左右上下シンメトリで作られているようなのでオフセット平面にスケッチを描いて原点を投影しておきます。
ジョイントの原点配置。
履歴の中にさらにコンポーネントが作られていますが何か特別な意味がなければ削除しておいたらいいと思います。
フィレット追加。
平板の方は金具コンポーネントを削除して平板ボディだけにしておきます。中央にジョイントの原点を配置。
新規ファイルを作ってそこに平板を挿入。
金具を挿入。
ジョイントの原点同士で剛性ジョイント。
データの添付ありがとうございます。どんなものを作られているのか良く分かり大変助かりました。
投影の話が出たので参考として。
投影のコマンドはプロジェクトとしてありますが、この投影作業はスケッチの中で知らぬ間に自動的に行われています。
これを意識しているかどうかで、スケッチの考え方が随分と変わってきます。
ちなみに下記の基本設定の中で自動的に投影するかどうかは選択可能ですが、恐らくデフォルトで自動投影になっているはずです。
なので私の先日のビデオの中でも、普通に点を真ん中に打つだけの行為をしていますが、これは厳密には点を書きつつ原点を投影し更にそこに一致拘束を付けるという３つの作業を自動的に行なっています。
これらの自動投影作業を行ってほしくない場合もあるので、その場合にはCtrlを押しながらクリックをすると自動投影＆一致拘束がつかなくなります。
例えば、平板の最初のスケッチにも真ん中に紫ラインがありますが、これは対照拘束を付けた段階で使用したYZ平面などが自動的に投影されて書かれたものになります。
スケッチする際にはカーソルが何にスナップしたのか？スナップしたということはそれが投影されて一致拘束が付きますから、例えばその投影していた物体に変更が生じた場合には、それを投影していたスケッチにも影響があります。安易に拘束を付けないほうが良い場面も多いので、そこを意識しているかどうかでトラブルの発生率が変わってきます。
