アセンブリ作業中にプロジェクト機能を用いてとあるコンポーネントのエッジを別のコンポーネントにスケッチとして投影することがよくあります。
inventorだと投影した後コンポーネントの移動、変更をすると投影したスケッチもそれに習って変更されます。しかしfusion360だと投影した際の形状を保つのみで更新はされないようです。
これについてはfusion360の仕様だとは思うのですが、この挙動だと自分はどうもうまく設計できません。
理想としては設計変更があった際に一箇所の変更のみで関連するすべての部品が自動で更新されるようにしたいです。
皆さんはどうやって設計なさっているのか教えてください。
わかりにくい質問で申し訳ありませんが、よろしくお願いします。
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回答者: adachitech7. 解決策の投稿を見る。
わたしもInventorを使うことがあるので、おっしゃっていること分かります。
Fusion360の場合、履歴が完全に時系列なので、他の部品のエッジを投影する前の履歴で移動などの編集作業をしないと上手くいかないと思ってやっています。
きちんと履歴を作り込めば一箇所の変更のみで全て変更も可能だと思います。
(場合によっては、上手くいかない場合も出てくるかもしれません。)
この辺のアセンブリの考え方は、Inventorや他のCADでなれていると、はてな?となりやすいところだと思います。
私もそうでしたので。未だに完全に理解しているかというと、そうではなくて、試行錯誤しながらやっています。
@s1326015tsさん、こんにちは。
Fusion360でのアセンブリと設計に関しては、実務に使う上では色々問題があると思っています。
その一番大きなところは履歴がパーツの移動も含めて全て時系列で記録されるところと、履歴がパーツ(コンポーネント)単位で完全に分離されていないところです。
ですから履歴をさかのぼると相手側の部品の位置関係が変わったり、部品そのものが存在しなかったりします。
パーツの配置や個数、相互の位置関係等は最初から決まっているわけではなく、後で自由に変えられないと実際には設計できないですね。
この点がFusion360の最大の弱点だと私は思っています。
私も何とかならないかと思って色々トライしましたが、結局は履歴の持ち方と相手部品の参照についてはFusion360の仕様としてきっぱりあきらめるということにしています。
具体的には、アセンブリ専用の空のファイルを一つ用意し、そこにリンク付きでパーツ(コンポーネント)をインポートして、位置拘束を付けるというルールで運用しています。
これですと相手部品を参照して設計することはできず、関係寸法をメモしたりして個別の部品を修正するということになり非常に煩わしいですが、パーツごとの履歴の管理を優先しています。
もしパーツの数が20~30程度であれば通常のコンポーネントで管理可能かと思いますが、それを超えることが最初から分かっているのであれば、パーツは別ファイルで管理し、リンク付きでインポートされることをお勧めします。
現在実務で進めている案件はボディ数として600を超えるのですが、多少効率は落ちてもこのやり方で何とか設計できています。
これは余談ですが、以前SolidEdgeを使って設計してたときは、機能としては部品間の形状連携の機能は当然あったのですが、私はあえて使っていませんでした。理由として、部品間に連携を付けてしまうと形状修正をかける度に他部品への影響を常に気にしておく必要があり、部品点数が増えるととても対応できなかったからです。また作った部品をほかのアセンブリで流用というのもしづらくなりますから、運用のルールとして禁じ手にしていました。
少しでもご参考になれば幸いです。
やはりfusion360ではinventorのようなcadと同じようなアセンブリの組み方はできないということですね.
@adachitech7さんがおっしゃるように部品間の連携が使えないことでリンクでのトラブルが起きにくいというメリットがある点も認識しています.
しかし多くの部品が影響を及ぼし合っているアセンブリにおいて,他部品の参照し動的に更新する機能は私にとっては必須に感じます.
願わくはfusion360の履歴をinventorのような仕様に変更してほしいと思いますが,ソフトウェアの根幹に関わることですのでおそらくそうはならないだろうと思います.
非常に考察されたご意見,ありがとうございました.
私もInventorや他の3DCADの履歴の関係に慣れており、違和感があるにはあるのですが、
慣れれば、Fusion360の方がシンプルで良いのかなと思っています。
確かに完全に設計変更が連動できないかもしれませんが、
完全時系列で、読み込んできた部品は変更できなく、したければリンクを切り別部品として保存や
複数のボディからコンポーネント化するとアセンブリに変換されて、
そこから必要であればジョイントを付ける等というような仕様であると理解しながら
使っていけば良いので、私は今のままでも良いと思いますし、
あえて言えば、両方の使い方ができるようになれば最高かもしれませんね。