Dynamo Studioで作成したグラフは、[File] > [Send to Web]機能を使ってWebに送信することで、Webブラウザ上のDynamoカスタマイザで実行することができます。さらにFormIt 360 Pro for Windows上でWebに送信されたグラフを実行して、そのジオメトリを配置でき、配置されたジオメトリのパラメータをFormIt 360Pro for Windows上で変更して、その内容を反映させることができます。
FormIt 360とDynamo Studioの連携を紹介しているブログ記事では、サンプルもいくつか公開されています。
そのサンプルの使い方とヒントを紹介します。
サンプルの使い方:
1. サンプルのURLを取得します。例えば、http://formit360.autodesk.com/blog/post/formit-360-dynamo-studio/ のGeneric Grid of Panelsを右クリックして、[リンクのアドレスをコピー]します。
2. FormIt 360 Pro for Windowsを起動して、Dynamoパネルを開きます。
3. [+]アイコンをクリックして、コピーしたURLを貼り付け、[OK]をクリックします。
4. Dynamoパネルのリストに、Grid of Panelsが表示されるので、クリックします。
5. FormIt 360 Pro for Windowsの画面上でクリックして、ジオメトリを配置します。
6. 配置したジオメトリをダブルクリックして、Propertiesパネルを表示すれば、Dynamoで設定したパラメータを変更して、ジオメトリに反映できます。
7. パラメータの変更を終了して、FormIt 360 Pro for Windowsのスケッチに戻るには、画面左上のチェックマークをクリックします。
※注:上記の手順でURLをコピーしただけでは、FormIt360 Pro for Windowsを終了するとDynamoパネルのリストから消えてしまいます。Dynamoパネルのリストに常に表示させるようにするには、Dynamoカスタマイザからdynファイルをダウンロードして、Dynamo StudioからWebに送信して、自分のAutodesk IDが管理しているものに追加させます。
※注:http://formit360.autodesk.com/blog/post/formit-360-dynamo-studio/ のSculptural Rotated Twisterサンプルはうまく動作していないので、Dynamo Studioでグラフ内容の修正が必要です。
使い方のヒント:
・Dynamoから配置されたジオメトリは、FormIt 360のグループと同じようにふるまいます。コピー、ユニークにする、グループ解除、削除、元に戻す、やり直しなどが可能です。
・Dynamoから配置されたジオメトリに対する手動の調整は、ジオメトリが更新されると上書きされます。
・Dynamoから配置されたジオメトリのグループ外でおこなった操作(回転、尺度変更など)は、ジオメトリが更新されても影響を受けません。
・Dynamoから配置されたジオメトリのプロパティの値は、FormIt 360の現在のスケッチの単位が使用されます。
・Webに送信された内容は、Dynamoカスタマイザビューでdynファイルとしてダウンロードでき、Dynamo Studioで編集できます。
・Dynamoグラフの入力パラメータをDynamoカスタマイザやFormIt 360内で非表示させるには、Dynamo Studioでそのノードを右クリックして、[Is Input]のチェックを外します。