先日、Civil 3D 日本仕様プログラム(J ツール / J tool)2025 が公開されました。
Civil 3D ユーザーにとってはなくてはならないツールですが、この度、日本仕様プログラム(J ツール)の 2022~2025 が無償提供となり、体験版ユーザーの方も利用できるようになりました!
日本仕様プログラム(J ツール)は、日本国内の様々な仕様に合わせて、Civil 3D をより便利で、使いやすい環境を整えるために提供されているツールです。日本仕様プログラム(J ツール)の機能について紹介します。
日本仕様プログラム(J ツール)をインストールすると、日本の基準に合った旗揚げや測点表示を行うよう設定された下記赤枠のテンプレートが追加されます。テンプレートには、文字や線形のラベルなどのスタイルが設定されていますので、誰もがテンプレートを開けば、すぐに作業を始めるられる環境が整います。

※日本仕様プログラム(J ツール)2025 から、「_国土交通省仕様_20m測点 (DMインポート用).dwt」、「_国総研交換標準読み込み20m測点j.dwt」の提供が終了となっています。
「横断図数量表作成」では、NEXCO や国土交通省用の数量票を作成することができたり、横断図に下記のような数量票を追加したりすることができます。

DM データの読み書きや、SIMA データを読み込むことができます。
また、「等高線標高設定 / 入力」では、下記のように等高線データに標高を設定することができます。
昔のコンターを読み込んで、現況地形を作成したいようなケースでも利用できるツールです。
※使用方法については、下記サイトの「バージョン 2019 セルフトレーニングテキスト(地形データ作成編)」の中で紹介されています。
https://bim-design.com/infra/training/civil3d.html

「ボーリング電子納品データコンバータ」では、国土交通省の要領に基づいて納品された電子データを読み込み、図面上に表示することができます。

道路中心線のデータを書き出したり、読み込んだりすることができます。

空間データ基盤 25000 のデータに座標を割り当てたり、形式を変換する機能などがあります。「基盤地図情報(DEM)」を利用すると、「基盤地図情報(数値標高モデル(DEM))」データを XYZ 形式に変換することができますので、Civil 3D の点群機能で読み込めるようになります。

「出来形管理帳票」では、出来形管理帳票の作成や、下記のようなヒートマップを作成することができます。
※出来形管理帳票の作成手順については、下記サイトの「4. 2021 版 航空写真測量を用いた出来形管理要領(土工編)」を参照してください。
https://bim-design.com/infra/training/iconstruction.html

「J-LandXML」、「線形計算書」は、J-LandXML データの入出力に使用するツールです。
(出力には、「CALS Tools」を併用してください。)
※J-LandXML の入出力については、下記サイト「9. Civil 3D 2023トレーニングテキスト~J-LandXML 入出力編(Ver.1.4)~」を参照してください。
https://bim-design.com/infra/training/civil3d.html
日本仕様プログラム(J ツール)は、Autodesk App Store にて入手することができます。
インストールは、Civil 3D 本体、日本仕様プログラム(Jツール)の順に行います。
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学習教材「BIM Design 土木・インフラ向け」Web サイトの紹介
「BIM Design 土木・インフラ向け」Web サイトでは、様々な無償学習教材が提供されています。各テキストにはデータセットが準備されていますので、ご自身でダウンロードして、ご都合の良い時間に学習することができます。教材によっては、動画が提供されているものもありますので、ご自身のスキルアップにぜひ活用してみてください。
https://bim-design.com/infra/training/
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