"A Tip a Day" プロジェクトを始めたきっかけと、Autodesk Big Room とのパートナーシップはどのようにして生まれたのかを教えてください。
ある日、アイディアとして始まりました。オートデスク ソフトウェアで問題を解決するための小さな修正やちょっとしたコツを探し回って、いらだちがありました。日々の生活に大きな違いをもたらす方法をみつけることがなぜこんなにも難しいのだろうと考え続けました。
その時、アイディアが浮かびました。毎日ひとつの実用的なヒント (Tip) を共有して、すぐに実用できるものを共有したらどうだろうと思いました。
Big Room チームにこのことを話したところ、彼らの後押しもあり、思い切って行動に移しました。それが "A Tip a Day" の誕生です。
2025 年の毎日、時には私から、時には他のユーザーからヒントが届いています。長文で複雑なものではなく、誰かのワークフローを少しでも後押しするように設計された簡単なヒントだけです。また、Big Room でのみ発行される月刊ニュースレターで、すべてを 1 か所にまとめて、情報をみつけやすいようにしています。Big Room のニュースレターを購読するには、招待ページ(英語)から Big Room に参加し、その後に購読することができます。
特に AEC 業界では、コミュニティ主導の知識共有が非常に強力である理由は何だと思いますか?
この業界には、非常に多くの知識があります。その中には、長年にわたって構築され、改良されてきたものもあれば、テクノロジーが進化し続けるにつれて、まったく新しく生まれたものもあります。どちらのタイプの知識も価値があります。現在、変化の勢いは激しく、新しいツール、ワークフロー、期待が常に現れています。私たちひとりひとりが自分ですべてを理解しようとすると、遅れをとってしまいます。
コミュニティは、つながりが生まれる場所です。最高のヒントは、最も予想外の場所から来ることがあります。ベテランのプロが何年も頼りにしてきた知識を共有したり、誰も気づかなかったショートカットを新しくみつけたりすることかもしれません。ほんの些細なヒントでも、チームの働き方を変える可能性があります。長年の経験と新鮮な情報が混ざり合っているからこそ、物事を興味深くし、私たちを前進させてくれるのです。
"A Tip a Day" プロジェクトは、グローバルな AEC コミュニティ内でのつながりを強化するのにどのように役立っていますか?
"A Tip a Day" で私が最も気に入っているのは、それが「義務のない」知識であることです。あなたは誰にも何も借りはありません。ヒントで溢れるところから自分にとって役立つアドバイスをもらい、他の人を助ける可能性のあるものは共有してください。本当に単純なことです。
ここに門番はありません。時には専門知識を守るために情報を通貨のように扱うことがあります。私はそれを信じません。機能、コツ、またはショートカットが今日の 10 分を節約できるなら、明日は他の誰かの 10 分節約することができます。
この活動をコミュニティ全体で増やすと、数時間、数日、さらには数週間の節約につながります。このプロジェクトは、知識が自由に行き来する文化を構築することを目的としています。なぜならば、結局私たちは情熱を注いでいる仕事をするためにツールに頼っているのですから。
Big Room のようなコミュニティは、業界のイノベーションとコラボレーションの未来においてどのような役割を果たすと思いますか?
Big Room は、この活動を行っていくにおいて最適な場所です。単なるフォーラムでも、技術的な質問を投げかける場所でもありません。Big Room チームは、実際に顔を合わせて話すことができるミートアップを主催し、人々の考えを変えるための課題を実行し、興味を保つためにゲームを開催することもあります。こういった活動は、ユーザーが Big Room にアクセスしないといけないと義務的に思わせるためではなく、あなたが他のユーザーとつながっていると感じるから、そこに戻ってきたくなるような空間にするためです。
Big Room のエンジンとなっているのは、裏側で働いている人たちです。オートデスクのアレックス、サム、ブリーは Big Room の心臓部です。彼らは単なるモデレーターや運営者ではなく、この業界での関係構築に純粋に関心を持っているファシリテーターです。彼らは個人を強調し、ソフトウェアから得られるもの以上のものを提供してくれます。その精神が Big Room を "A Tip a Day" にふさわしいものにし、彼らのサポートは、プロジェクトを実現するために後押しをしてくれました
Big Room コミュニティに参加する場合は、招待ページ(英語)からサインアップしてください。また、LinkedIn グループ(英語)に参加して、他のユーザーとディスカッションすることもできます。
365 日間、ヒントの共有を安定させるためにどのようなことを行っていますか?舞台裏にチームやシステムはありますか?
毎日、どうやって新しいヒントを管理しているのかとよく聞かれます。答えは、舞台裏で働いている大きなチームは存在しません。管理しているのは私であり、プロジェクトを進めるにつれて最適な方法を理解し、継続的に知識を共有するために貢献してくれる他のみんなからのサポートを受けています。
特に Autodesk Expert Elite プログラムのコミュニティはすばらしいです。彼らは最も一貫したサポーターであり、彼らが持っている知識の共有にはどれほどの価値が生まれるのかを示してくれます。
運用に関しては、できる限り前もって計画をしています。旅行に行くことがわかっている場合は、事前にヒントをスケジュールします。ストックがあるときもあれば、その日のヒントをリアルタイムでまとめているときもあります。気を付けている点は、すべての投稿に一貫性があり、書いてあることをわかりやすくするためにプロジェクト テンプレートを使用することです。それ以上にプロジェクトを進め続けられるのは、コミュニティのエネルギーとサポートがあるからです。
コミュニティから投稿されたヒントを選択またはキュレーションする際には、どのような基準を適用していますか?
オートデスク ソフトウェアに関連していて、正常に機能し、テンプレートに適合している限り、誰でもヒントを貢献できます。編集やより詳しい説明が必要な場合は、投稿者に協力しています。クリエイティブなアイディアやソリューションに関する投稿を読むのが大好きです。ユーザーのみなさんは多くの知識を持っており、それが正しい内容である限り、ぜひ共有してください。
コミュニティで過小評価されている声や小規模な貢献者も、このプロジェクトで自分の意見を聞いてもらい、評価されていると感じてもらうにはどうすればよいでしょうか?
すべての寄稿者は同じように扱われます。ひとつのヒントを共有した場合でも、20 回共有した場合でも、あなたの貢献は認められます。すべてのヒントは毎月のニュースレターに掲載されるので、多くの人の目に留まることになります。私は必要な場合にのみ介入しますが、これは何よりもまずコミュニティ主導のプロジェクトです。共有するヒントがあれば、そのための場所とプラットフォームがあります
これまでの AEC コミュニティからの反応はどうですか?共有したい成功事例はありますか?
反応はすばらしいです。多くの人がヒントのおかげで時間を節約できたと言ってくれたり、チームと共有したりするために私にメッセージを送ってくれます。
時々、誰かがヒントを試して、彼らが発見した新しいヒントを私に送ってくれることがあります。共有された知識のサイクルが続いて行っています。それは単に私宛へのメッセージではありません。コミュニティが得た小さな勝利です。その人の 1 日を楽にできたことを知るのは、このプロジェクトにとっての成功を意味します。
このプロジェクトを進めるにあたり、最もやりがいを感じたことは何ですか?
月刊ニュースレターは、私のお気に入りです。共有されたことを振り返り、貢献者を認定し、プロジェクトが日々形になっていくのを見る機会を与えてくれます。プロジェクトの発展を見て、信じらないほどのやりがいを感じています。
365 日目以降のプロジェクトの将来にどのような期待を持っていますか?もっと大きなものに進化するのでしょうか?
プロジェクトは 365 日が経てば終了するわけではありません。2026 年にはさらに進化します。ニュースレターは今後も続く予定ですが、毎月のラウンドテーブルやミートアップなど、コミュニティが必要と判断したものは、よりコミュニティ主導のイニシアチブに成長させたいと考えています。重要なのは、コミュニティの声に耳を傾け、プロジェクトを成長させ、コミュニティに最高のサービスを提供することです。
最後に
このプロジェクトは私のためではなく、ヒントが必要な人たちのためです。知識は Big Room にあり、みつけやすく、いつでも利用できます。気に入ったヒントをダウンロードして、小冊子を作成してください。お気に入りの 10 個を選び、職場で共有しましょう。小さなことがいつ大きな変化を生み出すかは誰にもわかりません。そして、共有したいアイディアがあれば、Big Room で共有してください。
協力して、さらに強くなりましょう。
貢献者に感謝します。
アーシュディープ・シン、アーサー・ヌールズ、クリスチャン・フィエロ、チュクエブカ・スティーブン・イダファム、ザン・タ、フランク・メイフィールド、ギル・コードル、マーク・ユング、マット・フランダース、シェルビー・L・スミス、トム・リチャードソン
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