http://www.autodesk.com/developautocad から ObjectARX Wizards をダウンロードして Windows 10 上にインストール後、Visual Studio で新規にプロジェクトを作成しようとしても、プロジェクトが作成されないことがあります。そのような際には、次の点に注意して、再度、ObjectARX Wizards をインストールすることをお勧めします。
各注意点の詳細は、次のとおりです。
1.インストーラにデジタル署名がない
ObjectARX Wizards のインストーラ(.msi ファイル)にはデジタル署名が施されていないため、インストーラを起動しても警告が表示されてしまいます。インストール時には、次の手順でインストーラを実行してください。
2.Windows 10 では msiexec を使ってインストールする
Windows 10 上の Visual Studio に ObjectARX Wizards をインストールした際、ObjectARX/DBX Project テンプレートを指定して新規プロジェクトを作成しようとしても、何も処理されずにスケルトン プロジェクトが作成されないことがあります。
この問題は、管理者権限で起動したコマンド プロンプトから、次のように、msiexec を使って ObjectARX Wizards をインストールすることで回避することが出来ます。
msiexec /i <ObjectARXWizardsName>.msi
コマンド プロンプトを管理者モードで起動するには、スタート ボタンから [Windows システム ツール] >> [コマンド プロンプト] を見つけて、マウスの右ボタン メニューから [その他] >> [管理者として実行] を選択してください。
3.異なるバージョンの ObjectARX Wizards の共存は出来ない
ObjectARX Wizards は、利用する AutoCAD バージョン毎にインストールする必要がありますが、内部で使用している GUID に同じ値を使用しているため、同じコンピュータで異なるバージョン用の ObjectARX Wizards を共存インストールして利用することが出来ません。
例えば、ObjectARX Wizards for AutoCAD 2019 をインストールして使っている環境で、ObjectARX Wizards for AutoCAD 2020 を同じコンピュータにインストールいて利用することは出来ません。使用する Visual Studio のバージョンが違っていても同様です。ObjectARX Wizards は、どちらか一方のアドイン開発にしか出来ません。
4.ユーザーアカウント制御(UAC)の設定を オフ にする
上記 1. ~ 3. でも ObjectARX Wizards が正しく動作しない場合は、ユーザ アカウント制御 (UAC) の設定を一時的に無効にしてから再インストールすることをお勧めします。UAC を無効にしないと、インストール自体が成功しても、システム レジストリへの書き込みが出来ていない場合があります。
この制限はインストール時のみのもので、ObjectARX Wizards の運用時にはユーザ アカウント制御がオンになっていても問題は発生しません。なお、ユーザアカウント制御の設定を変更すると、コンピュータの再起動が必要になる場合があります。
ObjectARX Wizards のインストール後には、ユーザーアカウント制御(UAC)の設定を元に戻してください。