一般的にファイルサイズを小さくする方法として、以下を実行します。
①PURGE[名前削除]コマンドで不要な画層やスタイルを削除します。
名前の付いていないオブジェクトについても削除してください。
②外部参照機能を利用します。
図面をいくつかのパートに分けて、ベースとなる図面に外部参照として表示いただく運用をご検討ください。
③図面を開く際に必要な画層を指定して開きます。
実際に作業する一部だけを開くことにより、展開されるメモリの消費を抑えることが可能です。
＜操作例＞
1. [ファイル]メニューより「開く」を選択します。
2. ファイルを選択ダイアログボックスで、図面を選択状態にします。
3. [開く]ボタン右側の下向き三角をクリックし、リストから「部分的に開く」を選択します。
4. [部分的に開く]ダイアログボックスで、必要な画層を選択してロードします。
5. [開く]ボタンをクリックし、図面を開きます。
④不要な尺度リストを削除します。
図面内に不要な尺度が多数含まれているとパフォーマンス低下の原因となります。
SCALELISTEDIT[尺度リスト編集]コマンドを実行し、不要な尺度を削除してください。
一括で削除するには以下の操作をお試しください。
＜手順＞
1. コマンドラインより -SCALELISTEDIT コマンドを実行します。
2. "R"と入力して「リセット(R)」オプションを指定します。
3. "Y"と入力して「はい(Y)」を選択します。
⑤新規図面に挿入します。
新規図面を開き、INSERT[ブロック挿入]コマンドを実行することで改善が見られるかご確認ください。
＜手順＞
1. 新規図面を開き、コマンドラインより INSERT コマンドを実行します。
2. [参照]ボタンをクリックし、該当する図面を選択し、[開く]をクリックます。
3. [分解]にチェックを入れ、任意の場所へ挿入します。
4. 図面を保存します。
⑥「/3GB」スイッチの使用します。（XP 32bit環境）
概要ですが、Windows の起動時に参照される "Boot.ini" ファイルに「/3GB」の記述を追加し、4BGのメモリ空間のうち、規定の（Windows 2GB + アプリケーション 2GB）から、（Windows 1GB + アプリケーション 3GB）に変更する操作です。
なお、この操作は、アプリケーションに割り当てるメモリを増やす代わりに、Windows が使用可能なメモリ空間を削ることになります。
したがいまして、大容量の図面を取り扱いする際の一時的な設定とお考えいただいたほうが良いと思います。
/3GB スイッチは Windows 側での設定となります。
詳細につきましては、Microsoft の技術文書など Web 上の情報をご参照ください。
設定方法につきましては、弊社 Web 上の Autodesk -Technical Q&A- 管理番号 QA-4044 を参考にしてください。
■QA-4044
「(TS1060353)3GBスイッチとRevitについて」
http://tech.autodesk.jp/faq/user/result_dd.asp?QA_ID=4044
⑦保存の設定を変更します。
[オプション]－[開く/保存]タブ－[インクリメント保存のパーセンテージ]の値を「0」に設定して様子をご覧ください。
インクリメント保存のパーセンテージの詳細についてはヘルプをご覧ください。
